めたれさんのレビュー

今では公表する人が増えて認知度の上がっている精神疾患ですがこの作品の放送当時は今より精神疾患や障害への認知度が低く恐らく障害の当事者でない方や放送当時に初見だった方なんかは「奇妙なアニメだな…」「小難しいアニメだな…」と思ったのではないだろうか？？ 本作のビビットでサイケデリックな画風も相まって初見の感想は恐らくそんな感じになるのではないかと思う。実際自分も小学生の高学年の頃、CSで初めて視聴した時なんかはそう思ったものでした 何年前だっただろうか…ふと「こんなアニメもあったな」と懐かしくなって視聴したら見事にハマって何周もするようになっていました 自分が後に精神疾患の当事者になり、改めて視聴して思ったのが”時代を先取りしすぎちゃったんだな…”でした 精神疾患を患っている患者たちが己の疾患に振り回されたり(あと先生が破天荒なので先生にも振り回さりたりw)向き合ったりする内容で上手くいってない人がなんやかんやあって自分を肯定したり自信を取り戻したりするといった内容なので仕事で大きな失敗をして気分が落ち込んでいる時なんかに見ると励まされる感じがして前向きになれたりします もし精神疾患及び精神障害が認知されたタイミングで制作されたアニメだったならもっと注目されていたのではないかと思います