TwoMさんのレビュー

1巻読了しての感想です。 正直前半時点で罠臭が半端なかったのですが買っちゃったしなぁ…と思い最後まで耐えながらも読みました。 率直な感想としては、キャラの感情を無視して作者の思う展開に進めようとする作品です。 キャラを深堀することも無く展開が進むので、なんでそうなるの？なことばかりでした。 過去のトラウマを持つ主人公。まぁ経緯を見ても分からなくもない。これはまだいい。 声優をしているヒロイン。 親が勝手に決めた婚約者に初めて会い、自分と話があって自分を精神的に支えてくれていた熱心なファンだと分かると突然主人公ラブになる。 なんでやねん。 色んな感情を飛ばしてないかお前。 とりあえず早くラブラブな関係にさせたくて色々飛ばしたんだろうなぁと感じさせる展開に早々おいてけぼりを食らう。 毒舌な妹。 ケッ！と悪態をつきまくる。 〇〇だし。とケッ！と言うセリフを言いまくる。 言い過ぎてウザいとしか感じない。 本当は兄大好きなんだぞと言う展開がしたいがためにそんな性格にされて生まれただろう妹。 主人公とヒロイン2人だけをひとつ屋根の下に暮らさせる展開にするために親と海外に行ったんだなと思わせる妹。 そんな期間をあけず、謎に帰国して来て悪態をつく妹。 ただただ悪態がウザイ。 他にも日曜日に保育園の手伝いボランティアをやるよう突然ヒロインに命令する熱血女性先生。 声優としてのイベントがあるのに断ろうとしないヒロイン。 そのイベントに行くためにチケットを買ったのにヒロインを庇って自分が行きます！という主人公。 いや、断れや。 なんで休みの日に強制ボランティアに行かにゃならんのか。 声優イベントがあるのに主人公とヒロインを一緒にさせないようにしたいがために無理矢理捩じ込んだとしか思えない展開に、これはこれ以上読むのは無理だと思考を放棄してしまった。 憤った感情そのままに書いたので滅茶苦茶な文になってるかもしれませんが、それだけ自分にはキツい作品でした。 Amazonで高評価されている理由が自分にはさっぱり分かりません。 サクラが多いのか？ 低評価してる人の意見が全くその通りだと自分は思います。 少なくとも感情の動きを楽しみたい人には向かない作品ですね。 イラストが好きだからの理由で買うと痛い目を見ると思いますよ。