ショウ1983さんのレビュー

元警察官のキャリア組で今は私立探偵をやっている主人公の一郎、そんな彼が数々の事件に巻き込まれ、美女とうきなを流します。 全三巻で一巻のないようだけ、妖しの渦というタイトルでコミカライズされています。 小説がしんどいと思うかたはまずそっちのコミックからないように入るのもいいと思います

元刑事の主人公昭一郎は 寝たきりの老人、ある日孫が倒れているのを見つけ、起き上がろうとすると幽体離脱してしまい、意識のない孫の体の中に入ってしまい、孫の肉体を得た祖父は、若い体で 再び青春を謳歌します。 幽体離脱を題材にする睦月先生の作品は他にもありますが、肉親に乗り移るタイプを読むのは今回が初めてです。

神社で自慰をするという 罰当たりな行為をした主人公ゆきお、それにより 幕末の女剣士の霊をよみがえらせてしまい、女剣士が処女のまま亡くなったことを悔いており、 他の女性に乗り移って セックスをします。

睦月先生がもっとも得意と自身で言っている、時間転移ものです。 平成から昭和のそれも戦前に転移してしまった主人公が、若い頃の義祖母優子と関係をもちます。 日本のマタハリや、アベサダ事件の犯人サダ子と 豪華な偉人が登場します。

山の別荘に知り合いの女の子に誘われて行った主人公が、吹雪にみまわれ 別荘から出られなくなります。 それから別荘に遊びにきていた女性たちと、極限状態で関係を持ちます

江戸時代の官能小説です 江戸時代の人形しそうたが、四つ目やの女主人から依頼を受けて、今の世でいうところのダッチワイフを作ろうと奮闘します

素人童貞の主人公雪男 ある日かつて憧れていた担任教師百合子と再会し、百合子から彼女の出生にまつわる秘密を聞かされ、その後彼女と関係を持ち、スサノオの末裔である彼女の体液を接種したことにより、とてつもない武の力と、知能を得ます。 こういう特殊能力ものが この作家の作品で一番おもしろいと個人的に思います。

冴えない主人公定男、このまま一生素人童貞で終わるはずの彼が、未来からやってきた2人の姉妹の女神によって不思議な力を与えられます。 女神が言うには定男に片思いしている女性がいて 彼女の子孫が未来で世界的に凄い治療薬を開発するため、定男と彼女をくっつけるためにきたと、いうご都合しゅぎぜんかいですが、官能小説はこれぐらいとっぴでちょうどいいと思いました

大学の女子剣道部の合宿の手伝いにきた主人公の治郎、手伝いの合間に休息していると、幕末の女剣士小夜の幽霊が現れ成仏するために、男を知りたいと言われ、実体のない小夜が生身の女性に乗り移って、経験しようとします。

江戸時代の時代物です 作者のフェチへのこだわりがこれでもかと出ています。以前淫ら人形しのタイトルで出版されたものの加筆修正版です

睦月先生の逆レイプものです。主人公は男性ではなく、女性の痴女のゆみこ、高校の教師で前から狙っていた生徒が卒業して大学生になったので童貞を奪おうと画策します。 途中からゆみこの親友である体育教師も加わっての3Pになるシーンがおすすめです。 また夢のような展開なのに、男の方が女性に圧倒されて乗り気でないのが 良いです。

冴えない主人公平太だったが、他人の心を読める という能力をもつ日高姫子と関係をもったことにより、彼女と同じ読心の能力を得ることになり、 それから次々と美しい女性と関係を持ちます 読心なんて便利な能力を悪用せずひたすら女性と仲良くなるためだけに、使う主人公はある意味 男の本能に忠実だと思いました

織姫と彦星の話を題材にした官能小説です。 出会い系で出会うというのが、現代ものっぽい感じがして、リアリティーがあります。

６０歳の小説家の主人公小野高志、ある日枯れ井戸を覗いていると、甘い匂いがしてきて、井戸の下に降りると、いんま大王の使い魔と出会い迫られ関係をもったことにより、いんまだいおうから 悪党に引導を渡す使命を与えられ、不思議な力をもらいます。 還暦の主人公が生き生きとしている様は読んでいて気持ちいいです。

短大で教師の助手をしている主人公七男、教え子である愛から、母親の経営する会社でアルバイトをすることになったら、そこは４人の未亡人が 働いているという夢のような環境で、さらに４人の未亡人を性的に満足させたら、七男に特殊能力が目覚めると、巫女のような雰囲気をもつ愛から 告げられ、七男は奮闘します

かつて自分を苛めていた 同級生が社長をする会社でバイトをする主人公 ところが、宝くじで一億円が当たってしまい、人生逆転、一方勤めている会社は事故と不良食品の回収で経営が悪化、社長夫人に収まっていた元同級生のあいこから、借金を申し込まれ、肉体奉仕を条件にお金を貸すことに、宝くじあたって人生逆転人間の理想ですね 現実はそんなことないですが

知り合いの少女の親が経営する海の家にバイトにきた主人公の澄夫、バイト中糸に絡まっていた 人魚の人形を糸を外すして解放すると、実は人形は本物の人魚で、後日お礼にやってきて、初体験をお願いすると、相手をしてくれ、人魚の体液を取り入れた澄夫が不思議な力に目覚めます。 睦月先生のこういう特殊能力を主人公が得る作品は自分的にはとても好きです。 人魚以外にも鬼娘や神の末裔などから力を得る作品もあります。

女性が会社の幹部やトップを占める会社に入社することになった主人公あきひこは、次々と上司や先輩、はたまた社長などから誘惑されていきます。 実はその会社は女性が世界のトップに君臨して男を排除しようというとんでもない組織という 設定が面白いと思いました

不良に絡まれていた少女を助けた主人公は名誉の負傷をしてしまい、彼女の祖父が経営している病院に入院することに、そこで彼女の母親に自慰をしているところを見られ いやがられるどころか、 性の手解きをうけるという夢のような展開から 次々と女性と関係をもつことになる、ハーレムものです。

官能小説かいの巨匠が 官能シーンを封じて、時代物を書いた意欲作です 作者は三浦誠衛流という居合の流派を創始されただけあって、剣劇シーンは迫力がありまた睦月先生の新撰組愛が随所に 見られます。 新たな睦月先生の境地を 垣間見ることができます