エパメイノンダスさんのレビュー

セミヌードDVD。露出は手ブラ、Ｔバックまで。 多分、ジャケ買いしてる人が結構いるように思うけど（自分もそう）、ジャケ写にもなってる水着を着てるチャプターの実態というと、光の加減やらアングルやらでちゃんと胸ポチが判るのはほんのわずかな時間という残念さ！ 他に見所といえば、ＣＡの格好から脱がせられるチャプターがちょっとだけいいぐらい。 特典映像は、2分38秒のオイルマッサージなのだが、デコルテとサイドのみのマッサージでしかなく、オイルの塗り具合・テカリ具合で、肝心のところにはまったく手が触れていないというのがよくわかるこれまた残念な出来。

『DOLCE ドルチェ』『DOLCE II ドルチェII』は見てないけども、それらと比較しなくても、出来は普通という評価になるのでは？ 宣伝文句にある「封印ぎみ」とか「ついに扉が開き始めた」っていうのは、正直そうかなぁ、というところ。タイトルのConvertibleとは、切り替ったり変換したりする意味だと思うけど、それぐらいスイッチの入った場面というのにも、作中遭遇はしなかった。

出来はノーマルな健全イメージ作品。 作中のインタビューでも、今後は役者がメインで、あとは音楽活動注力すると答えており、グラビアは減らすみたいな言い方をしていた。グラビアで「会う機会が減る」ということに関しては本人はサバサバと映画や音楽で会えるからいいという答えだった。 つまりは、これが事実上グラビアから決別する作品という位置づけなのでは？ あ～あ、もったいないなぁ。

背が低いのと、それほどクビレがないこととあいまって、エロやセクシーというより健康的でカワイイ感じが強い。作品自体も、このジャケ写が与える印象（まぁ、確かにジャケ写と同じ衣装で作中登場するものの）と違い、健全ノーマルイメージ作品。

露出度は決して高めではない一方で、お尻や股間への接写、お尻を突き出すポーズの多用は彼女の作品の特徴でもある。今回の作品もそれらを踏襲しているが、本作はとりわけ、カメラのアングルやらポーズやらは、性的なものを仄めかしたり暗示させる要素が非常に多いと感じた。例えば、秘書？な格好をしているチャプター７では、正面にスリットの入ったスカートを指示棒でめくろうとするセクハラシーンに始まり、最後は水浸しにするわけだが、あともう一歩踏み込めば、かなり過激な作品にもなったのではないだろうか？ 何箇所かで出てくるマッサージシーンも良。

露出は手ブラ、Ｔバックまで。 幾つかよさげなポイントはあったのだけど、なぜか撮り方がアンマッチだったので評価はあまり高くない。 チャプター６の水着は良。Ｔバックだから、バックショットが必須なのに、前方や首から上が多いのはなぜだろう？ チャプター７の水着も、サスペンダーみたいなカンジで乳首を隠すタイプの水着で、これは胸がメインのはずなのに、お尻を写すのはなぜ？ あと、ジャケ写にもなってるチャプター９の水着。これもどっちかっていうと下半身がメインなのに、撮っているのは上半身がメイン。Ｔバックなのに肝心のバックショットなし。

ノーマル健全イメージＤＶＤ。思うに、彼女をナチュラルな感じで撮ろうとするより、メイクもわざと濃い目にきっちりやって、とことん装ったほうがいいのでは？フツーに撮ろうとすると、あんまり彼女のよさを引き出すような気がしない。とくに映像を見てる限り。 また、彼女をどういう路線に進ませようとしているのか、いまいちよくわかんない。だからこの作品の狙いも曖昧で、それゆえ出来も普通。 特典映像はメイキング。

Ｔバックではないけれど、お尻への容赦ない食い込み、比較的小さめなボトムの水着やランジェリー、そして四つん這いの姿勢からお尻を上に突き上げるポーズへのショット。とりわけチャプター４が良。 ただし、胸のボリュームがあまりないので、サイドが思い切り開いた衣装であっても横乳を堪能することができないところが唯一残念な箇所。 初のタイロケとのこと。

結構いい感じな作品と思う。 ブラに手を入れたり、手ブラや、お尻透けなど、露出レベルは従来とあまり変わってないし、お尻にガッチリ食い込ませるほどのＴバックでもないが、雰囲気は悪くない。 髪型やメイクの所為なのか、何か微妙に感じが違ってたし、グラマラスではないものの、柔らかなカラダの曲線もいい感じだったと思う。

ポールダンスっていうよりは、ポールを使った健全イメージ作品っていうところ。

競泳水着、着物、ナース姿もいいけど、一番良かったのはチャプター４の社長秘書。 露出は、いつもの手ブラが満載。胸を寄せての谷間とお尻の強調。 ボーナストラックはメイキング。

ジャケ写を最初に見たときほどのインパクトは残念ながら無い。 普通に健全作な本作のオススメチャプターは、チャプター４の黒の水着、チャプター６の小さなブラの水着、チャプター７の黒の水着。あと、メイキングでのアップ映像もなかなか格別よいのでは？ もし、これでＴバックのチャプターがあれば評価を「非常に良い」にできたのに。

やっぱりポニー・キャニオンにハードなエロは期待できなかったなと。 フルヌードでは全くなく、バストトップまで。『叶美香のドレスを剥ぎ取り乳房を掴みながらの撮影シーン』というのは、それらしきシーンがほんの一瞬あるだけ。

胸の谷間の代わりに、このコの場合はお尻の割れ目がメイン。 チャプター２の衣装、つまり水着よりは着衣のほうがエロい。 チャプター６の水着は、ビキニにくらべたらそれほど露出されてるわけではないけど、ちょっとオオッとくるもの。 チャプター１１の、お尻側が透けている白い水着。お風呂にはいって透けてしまっているお尻へのアップ（とはいえ透け具合もソフトだけど）が良。 チャプター６はＴバッグだったら完璧だったんだけどな。

監禁モノとしては、エロさもサスペンス度合いもかなりソフト。 というか、そもそも中島史恵さん目当てで見た作品なので、彼女のセクシーな演技や肢体を堪能できなければ何の意味もない。そういう意味では『女流作家 愛の渇き』よりもはるかに（悪い意味で）後退。もしこれが『人が人を愛することのどうしようもなさ』や杉本彩の『花と蛇』ぐらいぶっ飛んでいたら星４つぐらいだったのに。

日テレフォトジェニックに選ばれたことのあるコがここまでやってるんだ！というサプライズは皆無。接写や露出もそれほどないし。 よかったチャプターは以下の通り。 ・チャプター４と１１の横乳 ・チャプター５のナースのコスプレ ・チャプター７のフロントが開くタイプのハイレグ水着 チャプター８のおっぱいオイルマッサージは、本人が笑い通しなのであまりエロさは感じず。

タイトルの「決意」とはどういう意味なんだろうと、作品を見終わったとき改めて悩んでしまった。それとも（Resolutionのもう一つの意味だけど）解像度がイイとかってことなのかな？ 一番最初のシーンで、ローション塗る振りをしてお尻をちょこっと触られるシーンがかろうじてよかったかと。残りの大半は、ノーマルなイメージ作品。