タカシモンズさんのレビュー

あちゃ～…またジャケにつられて失敗したな～。ほんまに10万本以上のセールスを記録し、アジア各国で大反響を呼んだホラームービーなのか！？あまりにも内容・映像・CGのレベルが、ち…違いすぎる。そういう意味では一見の価値は…？？？？

やっぱ最高に面白いねぇ～！！各キャラクター設定、作品のクオリティの高さ、個人的にダントツで完成度が高いと思うシリーズです。ぜひっ３ｒｄシリーズとして復活して欲しいと願うばかりです…まぁスペシャル版としてのシリーズ化もこれはこれで良しとすべき…ですか…

呪怨と同じように、最初にわざわざテロップで「水霊」とは…という設定にしているのであれば、それが伝説にしろ、呪いであれ、何らかの明確な意味づけをし、どうすれば呪縛から解き放たれるのかを描くべきで、途中から主要人物たちの深層心理的な内容になってしまい、主題であったはず？の「水霊」も解決できず、まとめきれずに…そして誰もいなくなった…という感じが実に残念でした。

う～ん…導入部分も強引で、いじめ社会を盛り込んでラスト近くは「電車男…？って電車女かよっ！」ていう感じで、いつのまにかネットゴーストものになり、ハッピーエンドと思いきやそうでもなく、完結と言いつつも、もし当たったら「着信アリ・リターンズ」（笑）でもやれるようなラストにしていましたが、残念ながらこれじゃぁもう無理ですねぇ～

う～ん…盛り込みすぎて欲張りすぎかな…結局ラストも、いろいろあったけど、どうだっていいじゃん、人それぞれの受け取り方だよっ…なんじゃそらという感じでした。もともとタブー的な内容が売りであった訳だから、反発が怖いのであれば映像化すべきではなかったかなぁ。しいて言えば原作を読んだ人に対して、ここはこんな映像でどうですか喜んでいただけましたか的作品です。

リュック・ベッソンらしい、天使の描き方が最高です！現代版の美女と野獣。モノクロ映像が新鮮で、とても美しい作品です。

やばいなぁ～、やばいっ！！！三池監督は天才やと思っているけど…これは…かなりイッチャてるよねぇ。ここまで倫理感ぶっ壊せる人はいないよ。怖いという言葉だけでは表現出来ません。この映像「危険」…それぐらい心してご覧下さい。警告しましたよっ！

あぁ～いつまで続くのか「北斗の拳」のリメイクのこの流れ…役者起用の声優人が軽いゆえに各キャラクター自身も薄っぺらく、全体の話の中で核となるエピソードのひとつであるケンシロウとサウザーとの死闘も、わざわざ特に必要でもない新キャラ、レイナを登場させて無理やりラオウのサイドストーリーをねじ込んでも深みがなくなり、台無しです。

人は生きていく上で、大なり小なり人を傷つけたり、犠牲にしたりして、自分の平安を築いているかもしれない…そんな少し哲学的な作品です。懺悔したい過去ゆえに、人に言えなくて益々深みに堕ちて行く主人公が、不安感・緊張感と共に描かれていて私自身は面白かったです。ラストは宣伝文句ほど衝撃的ではなく監督いわく自分で判断してくれ的フェードアウトですので、この部分でも賛否両論あると思います。…という感じでややもすれば、監督自身のマスターベーション的作品とも言えますので、ハリウッド映画のようなパンチの効いた映画がお好みの方にはオススメできません。

高度経済成長の象徴的な出来事である１９６４年開催の東京オリンピックを非常に丁寧に記録した映画。肉体の鼓動が決め細かく撮影されたその映像に息を呑み、そして崇高な思いさえ感じるまさに歴史的傑作！

昼は冴えないサラリーマン、夜は俊敏でクールな悪に変貌する。まさに優作以外には表現できない優作のための作品。風吹ジュンがとてもセクシーです。脇も名優ぞろいで中でも千葉真一がちょっとクセのある人物を好演している。

天を指差す優作…列車内での室田日出男とのロシアンルーレット…いつ観ても凄み感じる優作の狂気に震える。

正直、個人的には文学作品に出演している優作は、日本というフィールドに納まり切らない自分の立ち位置を暗中模索している心の葛藤が見え隠れして、つらい…。

ママ～ドゥー・ユー・リメンバー～♪耳に残るジョー山中のテーマ曲。松田優作の哀愁漂う刑事がむちゃくちゃクールです。心に染み入る名作です。

正直華やかさはないです…が、運命共同体として民衆が立ち上がるまでをとても丁寧に描けていて、これぞ日本映画という作品です。自分以外は関係ないという個人主義に陥ってしまった日本人が忘れ去った何かがそこにあるような気がしました。

今も活躍している女優、またはすでに亡くなった女優をはじめ、豪華役者人の若い頃の映像は必見です。当時のモダンなファッションを含め、音楽・セリフが非常に詩的でとても色香がある名作です。

各キャラクターの設定、セリフのやり取り、場面構成、バックに流れるカントリー・ジャズ？どれをとっても完成度の高いアニメーションです。一度は観てください。

昔はチビノリダーだった伊藤淳史のまさにハマリ役。映画版よりＴＶドラマの方が時間がある分内容も濃く、主人公含めサブキャラクターも丁寧に描かれていて面白い。

条件が揃えば誰にでも起こりうる精神状態。実験を主催した側でさえも、想定できなかった事態へと加速度的に進行していく、実際に行なわれた実験ゆえに人間のダークな部分の一端を垣間見て怖さを感じる。見方を変えれば戦争における兵士も同じような精神状態に置かれているのかもしれない…

今の日本でこれだけ熱くメッセージを発信している歌い手がいるだろうか？汗臭くたっていいじゃねえか！説教臭くたっていいじゃねえか！柔なミュージシャンは一曲で吹っ飛ぶぜ！最高！最高！でもねアニキ、そろそろここいらでオリジナルアルバムっていう花火をドカ～ンと打ち上げてくれよなっ！！