タカシモンズさんのレビュー

淫靡で耽美な江戸川乱歩の世界を描いた作品。もともと乱歩の世界は表現不可能と呼ばれるほど、気持ちの良い世界ではないので、映像にすれば各監督の頭の中の乱歩像を覗くと言う事になると思う。…故に理解できない映画で当然で、アート映像と解釈すれば個人的には全て面白かった。

１を観た人が２も観ようというノリであればまずますだと思います。１で登場した人物を設定を変えて登場というのには少し無理がありましたが…。女ボスの高島礼子のセリフが極道シリーズ調に見えたのは私だけでしょうか…

やっぱ映画は出演者のパワーが重要だなと思いました。オダギリジョーは天才やね～。柄本明は渋いしね～。欲を言えば栗山千明が演じたキャラクターをもう少し掘り下げて欲しかった…

スピード感・ストーリー・個性的なキャラクター非常に完成度の高いアニメで楽しめると思います。

続編といえば失敗する場合が多いのですが、本作品に限って言えば、前作を見た人は満足する出来だと思います。ただホプキンスのような深みのある脇役が欲しかったのと、キャサリン・ゼタ＝ジョーンズの美しさに少し翳りが見えたのが残念でした…年数経過は致し方ないですが…

堅苦しくない娯楽映画の王道的な作品です。ホプキンスがとても渋いです。皆さんと同じくキャサリン・ゼタ＝ジョーンズには見とれます（笑）楽しく観れる作品です。

舞台設定は定番ですが内容は怖くて・悲しくて・…そして感動する少し変わった切り口の面白い作品でした。

しっとりとしたラブストーリーの秀作です。当時のファッションに注目してください。お洒落です。

以降の世紀末の世界観を決定付けたともいえる作品です。メル･ギブソンの薄汚れたヒーローがクールです。

当時、ジェットコースタームービーと言われた完成度の高い、文句なし娯楽大作のチャンピオンです。テーマ音楽が流れると今もワクワクします。

もちろんジャン・レノのクールな殺し屋は最高ですが…何といっても、ゲイリー・オールドマンのキレた刑事が最高です。最近見なくなったなぁ…残念。

自分でも気づかないうちにこんな嫌なやつになっていないだろうか…と怖い気持ちになる作品です。日本映画お得意の限られた空間での展開が面白い、これまでの恐怖映画とは違った切り口が新鮮でした。

ほんの少しの範囲の中で、ほんの少しタイムトラベルをして、こじんまりとドタバタ喜劇と辻褄合わせが展開される、日本らしい映画でお気楽に楽しめました。

モノがないからこそ、人と人が本気でぶつかり合う…そんな時代の物語。本当に大切なものは何か？本当に今は満たされているのか？あの時代の夕日は今も輝いているのか？観ていると不思議に笑顔があふれてそして感動する傑作です！優しい気持ちになってください。

普通の主人公に、成り行きで？変貌した迫力不足のテロリストたちとの攻防には…でしたが、それなりの普通レベルの作品です。

「私の為でなく義の為に…」美しい言葉、美しい風景、美しい音色…親と子の絆・友との絆・恋人との絆、全てにおいて味わい深い、とてもとても美しい本当に良い映画でした。

なぜ？彼は…そうなってしまったのか…派手な映画ではありませんが、じっくり観ていくと人間として、なるほどなっという感じがする作品です。

誰も気づかなかった導入部分？や謎のアラブ人？など？マークはありましたが…。もどかしさやハラハラ・ドキドキ感はあり良かったと思います。欲を言えば、せっかく閉鎖的な飛行機の中という設定にしたのであれば、もっとパニックアクション的な感じを出して欲しかったです。