マジシャン太郎さんのレビュー

とんでもない終わり方してくれますね！！ こんな所に収監されて大丈夫かぁ？！ 一気に見てしまうseason3に続く！！

この辺りから、徐々にファイナルシーズンに向けてのの伏線を貼り始める。 もう一度見たくなる話しですよね。 「あの時確か・・・」って、完結したあとに、思うもん。

巧い脚本だよ、ホントに。 「どうせ上手くいかないんだろ？？？」と、思って構えて見ていても、「あー！そっちか！」って感じで・・・。 大統領の逃げ方、脚本的に言えば「逃がし方」 巧いですね。

ティーバッグこと、ロバート・ネッパー。 最高です、最高すぎるんです。 オイラは、先に「ヒーローズ」で、サミュエル役を演じた彼を見ました。 そこでも、本当に良かったですね。 こちらの作品では、生まれながらにして、普通には生きられない過去を持つ、彼。 色々と考えさせられる部分でもあります。

敵だった奴が、見方に寝返る！みたいな展開は、オイラ一番好きです。 このケラーマンは、最後の最後で、本当にいい動きをしてくれるので、今は信じられないと思うんですけど、ぐっと堪えましょう！！

この辺りから、アレクサンダー・マホーンこと、ウィリアム・フィクナーに釘付けです。 この人の、銃の構え方はホントにかっけー！ 拳銃が似合うというか、本当のFBI捜査官にしか見えない！ 俳優って、本当にスゴイなと思います。

やっぱりスクレ！！ いい時にきますよ、この男は！！ この、アマウリー・ノラスコと言う俳優さんの笑顔が本当に素敵！！ この人、タケシのブラザーズにも出てたみたい♪ この俳優さんの為に、もう一回見たくなっちゃいました。

憎たらしくて素敵な悪役たち！ FBI捜査官でさえ、悪い人間な感じで描かる！ ベリックも厭な奴ですねぇー。 ティーバッグの事を、応援したくなります。

プリズン・ブレイクの登場人物の魅力は『みーんな基本的には悪い奴』と言うコトにあると思います。 刑務官だった、ベリックもそう。 既に、賞金稼ぎに堕ちていますし、マホーンも信じられないことに、囚人を撃ち殺します。 しかし、全てが自分が愛する人の為、信じる正義の為と、どうしようもない『柵』の中で蠢くものなのです。 ただ単にスリリングな展開、と言う小さなジャンルの中には収まりきらない、『何か』が、このドラマの中にはある。

セクシーマダムの家で、お金の為の穴掘り。 ここでの、ティーバッグの絡み方が本当に好きです。 オイラの中では「プリズン・ブレイク＝ティーバッグ」みたいな所があるので、このマイケルに負けないほど『悪知恵』が働く彼に、魅力を感じずにはいられないのです。

プリズン・ブレイクに「中弛み」と言う言葉は使う必要がない！！ これだけ毎週毎週、スリリングな展開に、サスペンス映画顔負けのかっこいいFBI捜査官を出してくる感じが本当に最高。

脱獄してから、更に再逮捕までの痛快season2！！ 伝説の怪盗・デイヴィッド・クーパーの秘宝を求めて、ユタに集え！！！！ ここで、最終的にはプリズン・ブレイクを語るには外せない脇役アレックス・マホーンとの対決が始まる！！

2012年に言うことでもないけどさ。 ロバート・ネッパーが演じているキャラは「Tバック」じゃないぞ？ ティーバッグで、「グ」です。 点々が付きます。 セオドア・バッグウェルのセオドアが「T」なんで、T・バッグウェル。 だから、「ティーバッグ」です。 そんな事を言っている間に脱獄！！ 手首まで切られてしまって、大丈夫かいな！！？ ロバート・ネッパー、最高です。

season1での、ブラッドリー・ベリックは本当に厭な奴で、観客たちの反感を一手に引き受けています。 しかし、final seasonの彼を、まだ見ていないからそんな事が言えるんです。 オイラも、そうでした。 この時点では、「お前は、そのままでいろ！！」と本気で願います。

season1で、ちゃんと脱獄できるんだよね？！と、観客を心の底から不安にさせる展開に、世界中の脚本家達が嫉妬したと思います。 この脚本家ポール・シェアリングと言う人の作品は、あまり多くは見かけないですが、どういった活躍をされているんでしょうね？ すっげー、気になります。

自分の体から消えてしまった、脱獄ルートを取り戻すために、気がふれたフリをしていたマイケル。 彼の辛抱強さや、機転の利かせ方。 本当に見習いたい。

こういう面白いモノは、完結してから一気に観た方がいいです、ホントに。 プリズン・ブレイクの続きが気になる具合って言うのは本当に悪魔的な引っ張り方で、人間の心理を根底から理解しているような感じ。 話し的には、またもや失敗・・・。

プリズン・ブレイクの魅力は「基本的にウマくいかない」と言うことでしょうか？ 緻密に練った作戦が、ことごとく上手くいかず、次の作戦を余儀なくされる所にあります。 最後の最後まで、一度もスムーズにいかないのが本当に面白い。

見ている方としては、「お♪個性的な脱獄メンバーが揃ってきたぞ！？」と言うところで、一人抜けないと、時間がオーバーしてしまう、と言う難問。 解決法は、意外な展開に・・・。 ジョン・アブルッチとキリスト様の対話？っつーか、なんつーか、あーゆーのは好きですね。 宗教的なノリ。

本来なら、見たDVDをしっかりとレビューしてから、次のDVDを見ていくのが基本的なオイラの動きなのですが プリズン・ブレイクに関しては、一気に最後まで見てしまいました。 既にラストを観てから、season1のレビューをしています。 その視点から観ると、ブラッドリー・ベリックの「嫌な奴具合」というのは本当に巧いですね。 唯一、脱獄メンバーで、死んでしまうベリックを、season1で、ここまで嫌いにさせておく、というのは、もはや悪魔の仕業でしょう。