マジシャン太郎さんのレビュー

ティーバッグこと、セオドア・バッグウェル。 最高です。 ロバート・ネッパー演じる彼は、歩き方から、手の動き。 狂気。 本当に、最高。 囚人を率いて、電車の歌を歌う感じとか、ホントにヤバイ。

ドラマの展開自体にエンジンがかかります。 ここから、一気に面白くなります！！

絶対に面白くなって行きますので、大丈夫です。 まだ、「追いかけたくなる展開」にならなくて不安かも知れませんが、その感情は忘れて下さい。 だって、これは「プリズン・ブレイク」なんですよ？

現時点で、レビュー掲載件数28位のオイラが言います。 「プリズン・ブレイク」は、面白い！！ 【一気観】しちゃう感じです。 season1の、vol3位までは、助走です。 始まり方としても、状況説明が必要なので、ここは思い切った展開など期待せず、ジックリと「どういうドラマなのか？」を把握する必要があります。

TVで、ロシアンルーレットを放送しちゃう！って言う道徳的倫理観を吹き飛ばす為に、ドキュメント風にして、視聴者を感動に誘導する感じは、巧いのかな？と思うんですけど その為の妙なPOVに、違和感を感じます。 それに、見せ場としてルーレットの部分も、凄くダラけてしまってますねー。 もったいない。 五人目に、弾丸が飛び出るんですけどね。 オイラなら「最初か、最後」にするな。 6人中、5番目って、一番ベタだし、そこまでが、なっがい！！ 最後の人が「絶対に死ぬ！」って解ってても、撃たないと番組が成立しない！！って、言うことで追い込まれて、最終的に、「あのオチ」になる方が、納得いくと思うんですけど・・・。

これ、フランス以外の国の人が観ると、結局「んー、フランス映画だね」って言う感想しか持てない。 殺人鬼の後継者になっていく！みたいなのはsawで既に使われているので、どうにも、予想できる範囲だし・・・ 中盤で、お母さんがブチ切れて、一家惨殺、そして少年と恋へ落ちる。 みたいな感じだったら、ホントに予想外の面白さがあったんだけどなぁ・・・

こんな終わり方を許していいのかぁ？！ 思わず『えー？！』って言ってしまいました。 その後で、色々と調べたんですけど、【打ち切り】だったんですね。 この後の展開は自分で想像して楽しむしかないのかぁ・・・。 エンターテインメントと、人間ドラマが非常に上手くブレンドされていて、色々と勉強になった作品ですね。 ありがとう！ヒーローズ！！

完結の一歩手前！！ オイラは、この作品でロバート・ネッパーが大好きになりました。

ヒーローズの面白さは、序盤に出てくるサイラーが改心して、もっと強力な独裁者を倒す、って言うことですよね。 もっと、この先までちゃんと見たかったなぁ・・・。 でも、『正義の味方・サイラー』になっちゃうと、全体的なパワーバランスがおかしくなっちゃうんでしょう。 最終的に、マスコミに能力者の存在が明らかになってしまえば、どんな終わり方にしても納得がいかない、って言う脚本の迷路にハマると思います。

ドラマって、興味を持続させる事が一つのテーマ、重要課題なんでしょうね。 当時、このseasonが放送中に、打ち切りが決まったのでしょうか？？？ オイラは、その頃は全然、海外ドラマ自体にハマっていなかったえ、その事情は分からないのですが・・・。 DVDで、一気に見ればこんな面白いものはナイのになぁ・・・。

確実に死んだのか・・・ネイサン。 そして分離？していくサイラー。 この展開をどうやって終わらせるのか？！ マジで楽しみでしたね。

ここ最近、ペトレリ家は崩壊しています。 そして逆に、ベネット家はいい感じ。

ヒーラーの男のエピソードは、久しぶりに残酷な殺されかたを見てしまいました・・・。 すげー、可哀想、ホントに。 もっと、軸になるかと思ったけどな・・・。

ネイサンの人格を埋められて、自分の体から弾き出されたサイラーは、マット・パークマンに憑依する！！ それに戸惑う、マット。 この俳優さんは、オイラの大好きな俳優の一人です。

ヒロが、危ない！！ 過去に戻って、アンドウ君の恋愛を成功させるヒロ。 それには勿論気づかないアンドウ君だけど友情は勿論健在。

違和感を感じるネイサン・・・、いや、サイラーか。 このファイナルシーズンでは、サミュエルと言う、大地を操るかなる最強っぽい奴がでてくる。 その紳士的な態度がまた怖い。

まだまだ目が離せない！ 電光石火の展開で、ファイナルシーズンへ！！！！ ネイサン・ペトレリ、有難う。 君は常に正義感に満ち溢れ、すべての人を守ろうとした。 君を忘れない。

サイラーの罠にハマり、自分の奥さんに拳銃を突きつけてしまう、ノア。 うわぁ、やっちまった・・・、と自分でも後悔。 その罠の通りの離婚を余儀なくされる・・・。

マヤって最強だけど、そんなに物語に絡んで来ないのね・・・。 この力をサイラーに奪われるんだと思ってましたが。 オイラみたいな、浅はかな人間の「読み」を優しく裏切ってくれるあたりに、この脚本の良さがあります。

オイラ、途中まで、最終的な物語の黒幕はアンジェラ・ペトレリだと思っていましたが、どうやら違うかもしれません。 計算高いけど、しっかりと息子を愛する母親ですもんね・・・。