マジシャン太郎さんのレビュー

メリンダにしか理解できない使命！！ そして悲しきサンタクロース！！ ここ、名作！！

クソゥ！！ また泣いてしまった！！！ オイラ、このドラマを「泣きたい時に」観ている訳ではないのです。 泣くもんか！！と思って観ている訳でもないですけど（笑） 無防備で見ていると、泣いてしまう・・・。 またおんなじ様なレビュー書いてますが、これが正直なレビューです。 「なんか、泣いちゃう」

シーズン2で、やっと面白くなってきたかと思いきや、シーズン3でも、「やっと面白くなってきた」と言う印象があります。 ホントに、ジワジワ面白くなるんですよね・・・ この【ゆるさ】は計算されてやってるんでしょうから、只者の制作チームじゃないですね！

このドラマの凄いところは「憎たらしい奴がいない」所でもあります。 主要なキャラはもとより、罪深き心霊たちにもそれぞれのドラマがあり、メチャクチャ悪い人間って言うのが出てきません。

このシリーズの凄さは、「なんか見ちゃう」って所。 劇的な展開で、話しを追いかける様になるまで、興奮してずっと見ちゃう！！って感じではなくて、「なんか見ちゃう」 でも、この「平和さ」の中に、突如として人間関係に変化が起きるので、引き込まれてしまうのでしょう。 淡々と、シーズン3の幕開け。

んー・・・、何がダメかって一言じゃ言いにくいけど・・・。 アクションシーンもそんなにハラハラしないんだよなぁ・・・。 最初の、ロッククライミングのシーンが一番ドキドキする感じだしさ。 イーサンには、もっとムチャクチャやって欲しい。 バイクに乗ったまま、ジャンプして、敵を蹴り倒す！位、【絶対にできないこと】をして欲しいです。 でさーーー！！！！ ミッション・インポッシブルに対して【それは絶対無理だろ？！】って言うのはやめようよ。 無理な事をするんだからさ。 「2」に関しては【無理度】が足りな過ぎる、だからツマラナイ！って事。

この話って、凄く狭い部分をバチン！と切って、見せてくれてるんで、【終わり方が、ムチャクチャいい！！！！】 え？ここで終わるの？！って言うのが、「物足りないよ！」と言う感覚を与えるのでなく、オイラにとっては、センスの塊にしか見えなかった。 この映画は、色んな作品を観まくって、「やっぱり、こういう人もいるよね！」って感じで楽しんで欲しい。 ひと月に、映画を5本以内しか見ない人が見ても面白くないかも知れないです・・・。 そういう人は、「物足りなさ」を感じてしまう可能性があります。

リメイクとしてもいいと思います。 全体的に色が暗めなんで、これでハッピーエンドはあるはずがない。 美味しいところを全部、ジェイステに『持ってってもらおう』と言う作品でしょう。 この作品をリメイクする意味なんて、無いんだから。 ジェイソン・ステイサムの人気に乗っかろうって言うものでいい。 それ以上でも、それ以下でもない。

あー、ちゃんと展開して行くんですよね！と安心させられるシーズンの終わり方。 え？あの飛行機事故とか色々と絡んで来ちゃうの？！ メリンダのおっぱいしか見れないような展開はオシマイ！！ ここからは、全体的に面白くなる！！！ 今までは、一回一回が面白かったですが、『追いたくなる展開』になります。

メリンダの期待は裏腹に、心霊を見えるという告白にブチギレてしまう、デリア。 あー・・・、一回ケンカさせる展開とか、巧い！！！ まぁ、アンドレアが良き理解者だった反面、デリアは懐疑論者でないと、ただの宗教ドラマになりかねないので、これからのデリアのポジションは大切。 心霊系を扱う作品は、バランスが大事。 TVドラマなら、特に。

今まで「非常に良い」の評価を下してきましたが、ぶっちゃけた話し、展開として本格的に面白くなってくるのは、これからです！！ オイラは、このシリーズ、毎回メリンダの愛する人が死んでいくのか？と思いました。 もしかしたら、ここで死ぬのは、デリアか？！と思ったんですけど、そうすると、ネッドがムチャクチャかわいそうな子供になっちゃうんですよね。 だから、誰が死ぬんだろう？！と思って観ていましたが・・・ え？！そこ？？？？って感じでした。

否定的な意見ではないのですが、このドラマは、その回が終わるときに、意味深な場面が出てきたりしますが、他の海外ドラマに比べると、その重要性は低かったりして、でもそう思って油断していると、とんでもない事になるのかな？？？ でも、最後まで穏やかに、特に何も無くこのドラマが終わって欲しいなぁ・・・、と望まざるを得ないほど、キャラクターを好きになるのです。

このシリーズは毎回ぶれずに感動を提供してくれるので本当に頼もしい。 脇役たちの事も、とっくに好きな僕たち私たちは、彼らの「人生ドラマ」を見逃すわけにはいかないのだ！！！！ そんなオイラは、すっかりとペイン教授に夢中。

だいたいの展開として、最初は簡単な霊っぽいのですが、深く調べていくと一筋縄でいかなかったり、最初の予想を180度覆す様な人間関係だったりと、基本的なテンプレートを知ってはいるものの、このシリーズには泣かされます。 愛するべき脇役ペイン教授も、ここの所メインキャラに昇格しメリンダを助けます。

名作、詰まってます。 このシーズン2　vol．6は、どっちも号泣！！ 剛球に号泣と言った所でしょうか？（笑） バンドマンのオヤジも本当に泣かすよ！！

ジムを見ていると、本当にメリンダの事が好きなんだなぁ・・・と感じます。 いつも、我が道を行くメリンダ。 そして、それを男の力で支えるジム。 オイラは今現在、シーズン3を鑑賞中ですが、シーズン4では、なんと・・・・ジムが死ぬらしいです。 これは、涙なくしては見られないんじゃないでしょうか？ ジムは本当に、「旦那の中の旦那」。

このドラマの見所の一つとして、メリンダの衣装って言うのが挙げられると思うんです。 スんゲー、セクシーだし。 実際、こんな奥さんと結婚してるジムは羨ましいと思わざるを得ないです。 このセクシー衣装に、「NO！！」と唱える、自称ドラマ評論家の方がいるのだとしたら、これは「ドラマ」なんでね、と言いたい。 見て、気分のいいものなら、やっぱり見たいよ。

シーズン1の様に、毎回「霊を光に導いておしまい」と言う展開では、シーズン2を乗り切れないぞ！ と、思ったのも束の間、シーズン2は全体的に動き出します。 あー、面白い！！

ジーズン1のラストは油断してました。 あの、アンドレアが死んじゃって、シックスセンス的なオチだったとは・・・。 で、シーズン2の幕開けもアンドレア絡みなんですけど、一瞬「え？生き返るの？？？」なんて言う演出もあるんですが、このドラマでそれをやっちゃうと、コンセプトが揺らいでしまいますんで、ちゃんと死にます。 シーズン2も、ガッツリ泣かせてもらって始まります。 この「ゆるさ」にハマれるかが、鍵ですね。

ア、アンドレアー！！！！ ブラウン管に向けて叫んだ事実を否定できない。 ここまで、ダラつかせて平和にやって来たのには、理由がありました。 『親友・アンドレアの死』です。 もし、このドラマが急展開する様なものだったら、アンドレアの死は予想できたかも知れないのですが、平和的に、笑いありで進んできたので、ここでのドンデン返しに驚かなかった人はいないんじゃないでしょうか？？？