マジシャン太郎さんのレビュー

このスパナチュはスタッフも遊び心があって本当に面白いね。 「恐怖の館」、こういう遊び好き。 まぁ、でもディーンとサムが既に好きになっている事が前提だけどね！

リリスは基本的に幼女。 物語の、キャラクターバランスとしてしては妥当の選択。 ここで、悪魔の大ボスが「オヤジ」だと、ジョンに被るし、イケメンだとゲイ映画みたいで訳が分からなくなるし。 美女は、常に出ているので、幼女。 んー、やっぱり面白い。

ディーンが死なないのは分かり切って観ていますけど、最終的には「え？マジで地獄に堕ちた！！」で、ビックリ仰天。 4thを、迅速にレンタル必至！！

他のレビュアーさんの意見を聞いて思うのが、こういう「一話完結系」のドラマファンも、ちゃんといるんだな！って言う事。 オイラはどっちかって言うと、「24」みたいにガッチリとワンシーズン分続く方が好きだし、もっと好きなのは「LOST」みたいに、全部しっかりと続く方が好きです。 スパナチュが続きもんじゃないか？って言うと、勿論違いますけどー しかし、3rdは面白い。 それがオイラが長男だからかな？ ディーン寄りのエピソードが多いのが好きです。

オイラは海外ドラマをレビューする際は、ワンシーズン一気に観てからレビューしてます・・・。 今回はベラのお話し。 本当にムカつく女！！ ディーン、殺しちまえよ！！とテレビ画面に叫ぶ！！ が、しかし、シーズンが終わってみると、ベラも悪魔との契約が！！ しかも、ベラが猟犬に連れて行かれる瞬間がカッケー！！

3rdシーズンは、これまた一気に兄弟愛が強く推されていますね！ オイラの感覚で言うと、日本人だとこう言う風に兄弟って愛せないですよね？ どうなんだろう？ オイラは、弟の事を愛しているけど、どこか客観的と言うか・・・。 でも、オイラの弟の邪魔をするなら、銀の弾丸ブチ込みますよ♪

3rdシーズン、面白い！！ 2ndには、中弛み感が否めないと思うんですけど・・・。 3rdは、エピソードを減らして内容濃いめ！！ ディーン、かっけーよ！ こんな兄貴になりたい！

「24」は、敵と言うか、テロ組織と言うか、謎の陰謀とでもいいましょうか・・・。 謎を広げて行くのが巧いですね！ 視聴者を、ネクスト・シーズンまでちゃんと連れて行くもんなー！

本当にシェリーがムカつく。 架空の人物を、ここまで憎めるオイラ自身にもビックリ！（笑）

映画とTVドラマって、同じ麺類でもラーメン、うどん、そば、スパゲッティとか色々ある様に、全く違うもの。 TVドラマに現実感なんて要らない。 現実味が無いから、面白い訳で・・・。 もし、海外ドラマに『現実感』を求めるなら、一番最初の銃撃戦で死んでるよ（笑） ジャック・バウアーは、例え核兵器を積んだ飛行機ごと墜落してても、「何故か生きている」位が丁度いい。 普通死ぬ様な事をしても生きている理由は、ただ一つ。 彼が、ジャック・バウアーだから。

オイラ、デイビッド・パーマーに関して「なんか自分一人で解決出来てない」印象を受けていて、こういうのが大統領でいいのかな？と思っていましたが、ここでも「なんか厭だった奴が最終的に凄くいい奴になる手法」が使われていて、セカンド・シーズンのラストでは、「だいとーりょー！！！」と、叫んでしまうのです。 常に迷っていますが、熟考し、いつでも正解を引き出すデイビッド・パーマー。 あんたは偉い！！

まだまだ、午前0時。 もう一波乱は確実にある訳ですが、「どういう方向に行くの？！」と目が離せません。

セカンドって、キファサザもプロデューサーとして絡んでるみたいだね。 シーズン4にも絡んでるみたい。 ここまで強力な印象の役だと、「ミラーズ」とか、ホラーにもちょっと出てるけど似合わなくて、もう「切れる父親みたいな役」が定着しちゃうよね。

ジャックは常に冷静。 いつでも、ぶち切れて暴走している様に見えますが・・・。 いくら「国の為」と言っても、無実の子供を殺したりしない。

「24」って、ワン・シーズンで、映画三本分の起承転結があると思う。

ジョージ・メイソンに萌えろ！と言う事で・・・、視聴者的に「最初はなんか厭な奴だったのに、最終的には物凄くいい奴にする手法」が使われています。 この手法って、鉄板なんだよね。 確実に受ける。 で、死ぬ間際のジャックとの会話で、メイソンに息子がいた事を初耳だ、とジャックが言うシーンがありますが、その会話の意味する二人の関係性が本当に素晴らしい！ この人達は、本当に仕事人間で、ある意味でプライペートな事は一切知らない。 メイソンは上司ですから、家庭的な問題をジャックに言わないのは容易に想像できますが、そこを間接的に演出するのはオシャレな演出だと思います。

でね、この「24」は、男子向けに作られているなぁ・・・とつくづく思う。 と言うのもね、男の子って基本的に「悪い男」に憧れますから、どんなに「悪い男」が出てきても、そんなに嫌悪感が湧かないんですよ。 根性が捻くれてる奴は厭ですけどね。 ジャックも弓ノコで、生首つくったりしてますから、実際相当エグい奴な訳ですが、そんなジャックをカッコいいと、やっぱり思います。 で、視聴者が「こいつイヤ！！」と思うのはだいたいオンナです。 ニーナについてもシェリーについても、そう。 どんなテロ組織より、一人の愛した女の方が怖い！とハッキリ啓示しているつもりに違いない！！（笑）

「24」って、特殊な作品ですよね。 基本的に「回想シーン」とかが無い。 100％のアクション・ドラマ。 「妻が殺された事」に関して、他の作品と比べると、例えば「メンタリスト」（現時点で1stシーズンのみレンタル開始中） この「メンタリスト」の中でも、ジェーンと言う主人公の妻は殺されていたますが、それはとっくの昔の出来事って事で描かれている。 普通、こういう感じなんだよね、でも、「24」は、現在進行形のドラマだから、ぶっちゃけ「そのエピソード要る？」って言う個所も少なからずある。 セカンドに関して、キムの行動はそういう印象を受けたな。 でも、ドラマって、「来週も観させないといけない」んで、そういう「視聴者に対する罠」も必要不可欠。

映画一回分の作品だとしたら、ジャック・バウアーみたいに『過去になんかしらのトラウマ的なものがある系の捜査官』は、作品内では『例えば、妻や子供が殺される所』って描かれないのが多いと思うんですよ。 逆に、最終的に殺されちゃう。みたいな感じで、ブラピの「セヴン」とかが代表する様なオチだったりする訳です。 ↑は、妻子が殺される事に関してね。 で、この「24」は1stシーズンのオオトリのオチで「妻が殺される所」を描いちゃったのが大正解だよね。 しっかりと衝撃を与えて、ジャックの「もう、守るものなんてないんだぞ的」な怖さがセカンドに継続されてさ。 まぁ、キムはいるんだけどね。 2ndも、一気見。