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281-300/363件
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投稿日 : 2010/03/07
ジグソーパズル
登場人物に起こる出来事が、相手視点からの時間軸の違いで全く別のものになって行く… 誰を主体に置くかによって、いくつもの展開に変化して行く様が、非常に上手く練り上げられている作品。 「あのシーンには、これが隠れていたのか…?」 ひとつひとつのシーンがすべてに絡んでいるストーリー作りは、見事の一言です。 登場人物達も、何の変哲もない様に見えて、実はひとくせもふたくせもある濃いキャラだったとは… まるでジグソーパズルの様で、最後の完成で全てが繋がる作品です。 エンドロール後も目を離してはいけません。
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7
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投稿日 : 2010/03/02
小説の文字・言葉を映像にするのは難しい?
プロレタリア文学の代表作を映画化した本作。 貧乏で無産者である彼らが、蟹工船内で朝から晩まで奴隷のように働かされる地獄を、前半は淡々と描いて行きます。 助けられたロシア船で新庄らに「自由」という概念が芽生え、立ち上がる様は、古き時代を感じさせます。 戦前の労働環境の話であり、現代になぞらえてブームが再燃していますが、平凡で陳腐な眠たくなるストーリー性でした。 50年以上前の小説を映画化したので、かなり無理があるシーンや流れが目に付きます。 資本家側の監督・浅川と彼らの対立がメインになっていますが、お笑い芸人も出演しているため、悲壮感もなく、 まるで学芸会か三流演劇を見ているような出来ばえで、小説(文字)を忠実に映像にし過ぎた弊害が現れています。
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9
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投稿日 : 2010/02/28
COME AND SEE
黙示録の4騎士になぞらえた4人の生け贄。4つの猟奇的でグロい殺人が次々と起こります。 マイケル・ベイ製作の本作は、少々期待外れの作品でした。 名作「セブン」を意識した謎めいた展開を作っていますが、遠く及ばない出来になっています。 チャン・ツィイー扮する養女がカギを握り、刑事役のデニス・クエイドを翻弄して行きますが、 途中から4人目が誰であるかが想像出来てしまいます。 チャンツィイーの悪役は、彼女の新境地にチャレンジなのでしょうがどこか無理があり、やはり合っていないと思います。 一捻りもニ捻りもない中途半端な終わり方で消化不良。ストレスが残ります。
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4
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投稿日 : 2010/02/18
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投稿日 : 2010/02/18
気づくのが遅いよ!キャロライン
無口で人と上手く接することが出来ない、不器用なアダム。 他人から変人と疎まれ続けて来た彼の、キャロラインへの純真で静かな愛、優しい愛に、観る者の感動を誘います。 アダムの最後は、彼にとってきっと至福に満ちていたでしょう。 哀しいラストに胸が締め付けられ、泣けます。 片思いでも、人を思う愛って素晴らしい事だと改めて思い知らされました。 心の綺麗さよりも、容姿や見てくれ、面白い・楽しい人がもてはやされる世の中、 本物の愛とは何ぞやを教えてくれる良い映画です。
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4
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投稿日 : 2010/02/18
なげやり?刹那的?
登場人物達に、生きるのにどうでも良いなげやり感が伝わって来ます。 麻生久美子の作品には特に多いですね。 「親に愛されない」から、「汚れている」から飛び降りって?甘え過ぎで理解不能。 彼女らはお互い愛し合っていたのか? 新谷にサキコを抱かせるミヤコの心理や、刹那的な行動に何の意味があるのか疑問です。 ミヤコは、自らの死を覚悟しての最後の生きた証を燃やし切っていたのか? 複雑で共感出来ない作品です。
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2
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投稿日 : 2010/02/12
「幸せになってね!私祈ってます?」
7つの贈り物に似た、自己犠牲ではないけど、天国から最愛の人に尽くすという感動を訴えた作品。 …ですが 女性特有のわがままで自己チューさを改めて感じさせる映画になっています。 自分の事を深く愛してくれている、出来た夫なのに自分勝手な感情でイラつき、八つ当たりする主人公・ホリー。 こんな素晴らしい旦那さんは、なかなかいないと思うけど… 彼の死後、10通の手紙によって過去の愛情に気づき、回想…なんて虫が良過ぎない? こういう女性って、今の日本にも沢山いるんだよね~? 男性の自分には「ご主人がかわいそう」としか感じませんでした。またこの作品が訴えたかった「感動」は残念ながら感じられませんでした。 彼女に共感出来る?出来ない?同姓としての世の女性のご意見が聞きたいですね。
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3
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投稿日 : 2010/02/11
アホな家族としか言いようがない。
一言で言うと「うざい」に尽きる。 バカな夫に、トンマな妻、両親の圧力に耐えれず自立出来ない甘ったれの息子。 観ていて嫌になるほどのバラバラ一家に虫唾が走ります。 若い女性と不倫に嬉々する勘違いも甚だしい、鼻の下を伸ばした重彦も滑稽だが、 己を知らない妻もさらに滑稽で、哀れにすら感じます。 あんな妻では男は嫌になるという設定は、観ていてキモかったが、役柄としては渡辺えり子にピッタリ。 探偵役の宮沢りえが表情豊かで好演しているが、井川遥も意味深で控えめな悲壮感を上手く出せていて、 こちらの方がインパクトがあり印象に残る。 タイトルもいいカッコつけ過ぎの美辞麗句で、背伸びし過ぎ。
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2
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投稿日 : 2010/02/11
何がウルトラで、何がミラクル?
一言で言うと、奇妙で理解に苦しむ作品。 何が言いたいのか?何を訴えたいのか?サッパリわかりません。 名優・松山ケンイチと麻生久美子の豪華共演も失敗作? 脳に障害を持つ陽人と、東京から来た保育士・町子のだらだらと白けた展開は、盛り上がりもなく…。 陽人の一目惚れを、町子が気味悪がる本心は最後で明らかにされる。 陽人の障害の理由も何ら明かされず、町子の過去もわからない。消化不良の感がついて回ります。 町子の思いは深いものでもなく、ツンデレで冷酷感しか伝わって来ないのはラブストーリーでも何でもない。 観終わった後は、うっとうしさだけが残り、陽人に振り回された疲労感で一杯になります。
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7
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投稿日 : 2010/01/24
心癒される永久保存のベスト版!
30年程前に全盛期であった彼女のベスト版です。 ビッグヒット曲の全てと、彼女らしい胸がキュンとなるメロディアスな名曲が詰まっています。 デビュー前はスクールメイツの一員だった彼女。 デビュー曲の「雨だれ」や国民的大ヒット曲「木綿のハンカチーフ」、「赤いハイヒール」「九月の雨」「ドール」はもちろん誰でも知っていますね。 特に好きな曲が「青春の翳り」と、伊勢正三が書いた「君と歩いた青春」です。この2曲を聴くと涙がこぼれます。 吉田拓郎が書いた「失恋魔術師」や、「恋人たちの100の偽り」も素敵ですよ。 彼女の曲を聴くと、その情景が目の前に広がります。 声も澄み切っていて、透明感があるので、イージーリスニング出来ますね。 少し舌足らずの歌声は、若い人から年配の人まで心を癒してくれるのは間違いありませんね。
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3
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投稿日 : 2010/01/23
男の嫉妬は見苦しい?
戦死したと伝えられた夫を失い、2人の娘と悲嘆に暮れる妻。 彼女らを不憫に思う、夫の弟との間に愛が生まれて…? そこに帰還する戦死したはずの夫・ミハエル。しかし、彼は別人になっていました。 ありがちなストーリーですが、人物描写がなかなか良い出来栄えです。 戦争で彼に何があったのか? 妻と弟との愛を知った、夫であり兄でもあるミハエルの苦悩を、悲痛なほど観る者に訴えています。 このシチュエーションは兄弟と親友こそ違え、「パールハーバー」に似ているような気がします。 それにしても、妻役のコニー・ニールセンの美しさには脱帽してしまいます。
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投稿日 : 2010/01/17
不幸せな結婚?現実逃避?
日常社会と結婚生活に疲れた二人の男女が意気投合の上、ダブル不倫を重ね、心中に向かう物語です。 同じ境遇を思わせる京子と田中が「あるニつの癖」が同一であることをキッカケに出会って行きます。 嫌な事に疲れているのは分かりますが、それだけではない心中に至る理由が不明瞭で、もっと過去を描いて欲しかった。 主役は、京子役の小山田サユリがいい味出しています。 不倫が判明し、双方の配偶者の嫌がらせや怒りがよく描けています。 結局、それならなぜ結婚したのか?田中は甘えていただけなのか? 住民票を転々と変える京子は、スリルだけを味わいたかったのか? 誰もが嫌な事から逃げずに生きています。尋常な人々には理解不可能な作品でした。
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投稿日 : 2010/01/11
主役・脇役とも必要以上にはしゃぎ過ぎ
ユニークなタイトルだけで視聴者を釣る、全くナンセンスで趣旨のない、何も心に響かない駄作。 知的障害を持つサムの純粋さと在日の家族愛、権力と弱い者イジメを訴えたかったらしいが、 何にも伝わって来ず、ドタバタ感だけが目立つ。 知的障害児のサムが汚職に巻き込まれるのは、余りに不自然でおかしいし、あんな障害児の演技力はありえない。 兄妹の言動や動作ともヤラセっぽくうそ臭い、エセの雰囲気がプンプン匂う。 養護学校の先生役の肘井美佳の大げさな演技は、うっとうしく、作品ぶち壊しの独り相撲で、ひんしゅくもの。 警察と暴力団も、現実味のない珍行動で作品に恥の上塗り。 脚本的にも三流で、タイトルも何を言いたいのかわからない自己満足な命名で虫唾が走る。 全てにうそ臭く、展開も脈絡も中途半端で、自己満足に酔っている脚本家と監督のセンスのなさが光る最低の作品です。
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投稿日 : 2010/01/11
トミー・リー・ジョーンズの圧倒的存在感
イラク戦争へ送り出した息子・マイクが、帰国後失踪した事件の裏側をえぐり出した真実に基づいた映画。 苦悩する元軍曹の父親・ハンク役を、トミー・リー・ジョーンズが熱演しています。刑事役のシャリーズ・セロンも適役。 トミー・リー・ジョーンズは逃亡者の刑事役のように、追跡役をさせたらナンバーワンですね。 戦地から帰った仲間達のウソと信じられない行動は、 「殺られる前に殺らないと死ぬ…」と刷り込まれた病んだ心が、ありありと伝わって来ます。 戦争は戦地を離れても消えないんだ…という米国民の後悔と国家へのアンチテーゼです。 戦地から逃げたかったマイクの叫びに気づいてやれなかった、父親の葛藤は観る者の心を締め付けます。 でも彼自身も捕虜虐待って…?どうなのよ? 戦争って、尋常な人間を悪魔に変えて行くんですね。
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投稿日 : 2010/01/09
女の敵は女!秀でた者は妬まれる現実
主演・山田優扮する神無月カンナが、全身整形美人となって活躍する物語です。 原作は日本の漫画ですが、今回の陳腐な脚本では原作国の大負けです。 アレンジし先行上映した韓国作品の方が、ストーリー的にも面白く数段優れたものに仕上がっています。 映像的に効果を狙ったのか絵本パターンや、ピンボケ目線を入れたり、とにかく見苦しい映像でダメ。 主演の山田優は、キャストミス。モデルとしては、何を着ても似合うスタイルですが、俳優としての演技力は…?。 いやらしい位のはしゃぎ過ぎは、役柄とはいえ嫌悪感しか残りません。 彼女は典型的な「魔女顔」というか「般若顔」できつい女顔、スタイルの良さだけが売りのけっして美人ではないと思います。 目を細めた顔は、まるで不良がガンをつけてる様な、あるいは嫉妬に狂った疑りの表情が出ており、見るに耐えられません。 これを観るなら脚本レベルの高い、韓国版の方をお勧めします。
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投稿日 : 2010/01/08
火曜サスペンス劇場!
高岡早紀主演でいい味出してる。岸部一徳とのコンビもいい。岸部の脇役ぶりが光る。 しかし脚本的にはありふれていて、火曜サスペンス劇場もどき。 張り込み時間も長く、中盤のだらだら感はいただけない。 父親殺しを描いた割には那美の過去もなく、那美と関川の関係や、 敦子の関川と結婚した経緯もほとんど描かれていないため、うわべだけの軽いストーリーになっている。 名曲「Those were the days」の挿入歌と、カバーし歌う歌手が全く合っていない。人選ミス。 タイトルの「悲しき天使」も、挿入歌にこじつけた背伸びし過ぎの美辞麗句なタイトル。
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投稿日 : 2010/01/08
「他人のゴミ箱をあさるな!」
ランボーにかこつけた「平和ボケ」がテーマな作品。収録時間も短く、要はバイオレンス救出劇。 内容は、もうネタなしがありありと見えてしまっています。設定に問題ありの欧米人がコブラ取り…? ランボーを神格化するかのような持ち上げ方で始まり、船頭に扮する彼を、それとは知らないソルジャー達にその凄さを見せつけます。 「ひかえおろう!このお方を誰だと心得る~」 「すごい男(だった)?…だから何なの?」っていう時の流れ。あ~ぁ!すでに時代が終わっている。 彼も歳を取った世捨て人、もうランボーは終わりにしたら…? 冒頭から政情不安定なミャンマーへ、のこのこと人道支援に行くボランティアグループに腹が立ったのと 帰れというランボーの言葉を無視する彼らの楽観性にいつぞやのイラク日本人拉致殺害事件を思い出しました。 所詮、エセ正義感や友愛・博愛のきれいごとでは、何も変えられない事を思い知るには良い作品ですね。
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投稿日 : 2010/01/03
ユニークな視点に拍手
運動音痴の文学少女、百山桃子が応援団を通じて「人を応援する」喜びと意義に目覚めて行く素敵なドラマです。 女子応援団長の着目点が面白い。モモヤマモモコという名前も笑えていい。 副団長役の永山絢斗君も何気に好演していて、好感度急上昇です。 ストーリー的にはベタな展開ですが、ガッキーの直向さと100%の可愛さで良い作品になっている。 ホンワカとした新垣結衣の主演は正解で、他の女優ではここまでの良さは出なかったでしょう。 部員を勧誘する時に「~と書いてある」とか「押忍」を「おしにん」と言ったシーンは笑える。 貧相だとか弱々しいとかの声もあるけど、文学少女だよ!当ったり前で、かえってそれがいいんじゃないかな? 最後の「行っけ~!」の祈りは、心に響いたね。 借りて損なしの作品です。
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投稿日 : 2009/12/27
傲慢40男の親離れしてない勝手な郷愁
お洒落なマンション暮らしの放送作家の主人公・風間杜夫が 幼い頃の両親との郷愁に浸る、「幻」を描いた作品です。 1988年の作品という事で、当時ハイソなブルジョワ風ライフと、幼い頃の60年代の下町生活との対比をさせています。 「異人」って外人じゃなかったんだ~? 当初お高くとまっていた主人公の傲慢ぶりと、40才になっても親に甘える態度のギャップは滑稽です。 当時の郷愁や両親との思い出が現実となり、子供に帰って愛情に触れる様を、観る者に共感を誘わせようとしています。 しかし3階に住む寂しい女が見ず知らずの主人公に色目を使ったり?長年の恋人のように振る舞ったり? …最後はまるでB級ホラー映画。 両親からもいつ息子だとわかったのか?…展開に辻褄が合わない所もあり、設定に無理を感じます。 主人公がゲッソリ痩せて行く様も滑稽でした。 今では考えられない可笑しさも、当時としては新鮮だったのでしょうね?
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投稿日 : 2009/12/27
嵌められた掃除屋さん
殺人現場のクリーニングをした主人公が、証拠もみ消しのぬれ衣を着せられ、事実を究明して行きます。 依頼者は誰なのか?その意図は…? 犯人の目星はすぐつきますが、元警官の主人公とそれに絡む人間関係が分りづらいのが、 サスペンスにしてはB級のこの作品のネックになっていると思います。 また、主人公の娘の母を殺されたトラウマが尾を引いている割には、過去に何があったのか? 展開が飛ばされていて、殺人事件の詳細が見えてこないのも中途半端で、 関連があるのかないのか分からないのも、一体何を見せたかったのか不満でした。 山場も盛り上がりもなく、サスペンスならばもっと現場の証拠が生きてくると思ったのですがそれもなく、消化不良の二流作品でした。
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