ふじわらびさんのレビュー

表紙もそうだが解析屋ちゃんがかわいい。いろいろと相手の手の内を読み合う展開のなか、ラストに急に脳筋バトルみたいな格好が出てきて笑ってしまった。

本格的に登場のヒロイン、シュカがかわいくて良い。ミステリアスのようで甘えたがり。情報屋にしろ4000度にしろ女の子がかわいいのは良い。

いわゆるデスゲーム物。1巻ではヒロインであろうキャラクターやライバル勢力が主人公が直接に接触しておらずキャラ紹介的な雰囲気も強い。それはいいとして、なんか読んでいて素直に受け取りづらい感じがある。それは多分作品中でダーウィンズゲームがいわゆるボチボチゲーのデザインで表現されてるからかな、と。この手に対しての嫌悪感、拒否反応がマイナスイメージに繋がってる気がする。それは直接的にこの漫画の悪いところじゃないかもだが。

相生が実は…と作品の重要な要素が提示され新章開幕的に続く。ただ状況の規模のデカさに対して、ガスマスク男をどうにかしなきゃというスケールの落差がやはり引っかかる。

1巻、2巻、3巻ときてエッチさがぐんぐん上がっている感じだ。直接的にも間接的にも。バトルではジャンプのバトルをやってる中でだいぶエロい。

戦闘は結構かっこいいがやってることはバトル漫画的すぎる気もする。それにしてもエッチなのは大変結構だがシチュエーションとしてはむちゃくちゃマニアックだよなあ。

アクションシーンが見ていて気持ちよくカッコいい。デンジはチンピラなのだが、周囲の視線が結構温かい。実際年齢的にも子どもなんだけど、殺伐とした世界でアキにしろ姫野にしろ意外と優しい。

う～ん、意味深な描写は依然回収されず主人公たちは実質無策。ハリウッドのスパイ映画のように頭の良いキャラがカッコよく大活躍する話ではないんだろうけど。つまり冴えない主人公がどう行動するのかってのが大事、という話だと思うが。

虎杖たちは二級なのに何で特級と戦えてるんだ、と思っていたので昇格の話が出てきた時はなるほど！と思った。それにしてもあまりに早いテンポ。

2巻ではエッチなシーンが少な目で(そこそこはあるけど)、ちょっと寂しい感じかな。不安だったキャラの多さはドタバタ的な騒がしさに繋がっていて意外と成功しているように思えた。

6巻ではあんな引きがあったが、大きなイベントが起こらずという印象で決戦前夜ということかな。秋先生のシーンは結構なインパクト。

島で合宿、水着回ということもありサービスシーンが多いがこれまでより一段エッチさが上がったような感じがありかなり良かった。

ミネルバの能力によるおっぱい(エッチでかつ面白味のあるこの漫画らしいシーン)とかもあったがどうにもシリアス展開に入り込めない。メイド喫茶編は以前の空気が帰ってきたようでほっとした。

バトル描写もまあまあカッコいいのだがいまいち盛り上がらない。というか真面目なバトル一辺倒で違う漫画を読んでるみたい、という感じか。ただパンツがちらほら見えるのは良い。

キャラの数が多い中、主人公だけが嫌な感じに青臭いんだよなあ。もちろんそれは「悩みながらぶつかりながら成長していくキャラ」としての性格付けではあるんだけど…。

バトルがさらに込み入ってきて、いよいよよくわからなくってきた。イベントとしては立て込んでるが展開はスピーディ。

やはりエッチ。お尻は結構肉感的で力が入ってる。時たま読み辛いところもある気がするが思った以上にアクションがカッコいい。

なんかいろいろ細かいところを置いてけぼりにしてバトル漫画のお約束に頼ってる部分もあるうような気がするが、虎杖東堂のバトルはなかなか盛り上がる。やっぱりほかのキャラたちとはずいぶんと差がある感じ。

とにかくおっぱいとガンアクション！という感じ。日常パートも結構ほのぼのだけど一般人が仲良くなっちゃうとヒドイ目に遭うフラグに思えて心配だ。

かなり特殊な形で完結。連載当時の事情はわからないが、どんな形であれ決着を着けてくれるのはありがたいことです。