ふじわらびさんのレビュー

6巻は大きく事態が進展した感じ。これまでこういう展開に至るまで長かったということもあり、こういった歩み寄りを見られるということが結構うれしくもある。

ユキ姉のこれまでの意味ありげな描写が意外にもあっさりと回収。お爺ちゃんは結構怖いねえ。ただ母親の件もあるし大人の存在に対しての距離感ってのはやはりあるのかな。

お尻で喋るこたつにドクターフィッシュ、そして催眠術。今回のエピソードは今までにない感じの飛ばし方で面白い。

ロッカールームに閉じ込められてのバナナ。こういうギャグ的演出はこれまで意外となかった。温泉なんかイベントもあるが関係性が急変するという感じでもなくこれまで通りのゆっくり加減。

エッチな展開はありつつの小さな伏線が積み重ねっていく。「エグいパンツ」連呼が兄妹間の距離の遠さが出ていてほのぼのする。

鳴り物入りで登場してきた京都校の面々のキャラ立て回。いろんなキャラのエピソードが展開される中で、東堂の存在感は頭一つ抜けているか。

エッチさに振り切った漫画かと思いきや、絵柄はやわらかく少女漫画っぽいかわいらしさもある。タイトルから連想されるようなカジュアルな部分に加えて、意味深な「天国の門」。単なる理由付けでは終わらなそう要素だが…。結構面白い。　

原作漫画ではなくアニメ準拠の4コマギャグ。キャラクターを借りて本編と関係ないギャグをやるタイプとは違い、直接的なパロディ的な面が強い。まあギャグ漫画の壊れ方をしてるところも多いけど。全編に渡って安定して面白かった。

読んでいる途中は不安だったが意外と(という言い方も変だが)面白い。シビアな状況に対しての、順応した考えと一方でそれまでと地続きの思考の振り幅と混ざり具合。

過激と言えばまあ確かに過激ではあるし、もちろんそういう現代の風潮を前提をしているけれど、まあどちらかと言うと安心して読んで笑って楽しめる、そういうエロコメですよね。面白いですよ。

2巻ではギャグがキレキレでロリコン方面でもいろいろとやってるのだが、コメディとして面白く楽しく読めた。

意外と?明るい雰囲気で、なんというかロリコン向けに偏りすぎない、いわゆる「エッチなエロコメ」の感じ。明るく楽しい雰囲気。

第一部完(らしい)でコミカライズ完結。原作は続くということもあるが、なんだか「俺たた」みたいな終わり方。

実際のところ、倫理君は先輩をどうしたいんでしょうね。本当に(加藤以外には)興味がない朴念仁、だと説明できない受け答えだと思うんだけど、でも気があるとも思えない…。よくわからん。

先輩えりり、と個別ルート的イベントを経てサークルらしい一体感が出てきたような感じがある。ディフォルメゴマが印象的。

自分の内面に踏み込んできっちり言う、ということでそういう意味で見ていて気持ち良いストーリー展開だった。

クリエイター云々とか微妙に素直に頷きづらい言動展開はあるけれど、面白い。素直に楽しめる流れと理解が及びきらない部分が入り混じっていて、でも総合的には楽しんだ。

鬱屈した感情が謎の服(?)で解放される、という展開が続くかと思いきやなんかわけのわからない奴が出てきた。なんかわからないが読者を引き込むパワーがある。

好きなタイプは？って聞いて「人間性」って返ってきたらそりゃ怒るよね。というか敵も味方も自己主張が激しい激しい。そんな中、名実ともに子どもなのが順平。絵に描いたように弄ばれてるよー、順平。

絵柄は丸っこくかわいらしい。アニメでは何があってマイペースを貫く強い自己を持ってるようなャラに見えたが、漫画では感情豊かで表情も大きく変わる。より特徴のない普通の娘らしく描かれているように思った。