ふじわらびさんのレビュー

とにかくスコップという言葉が乱れ飛ぶ。バトル漫画や能力バトルのような拡大解釈の理屈付けもあったり、またそれを敢えて置いてけぼりにして理屈を無視した超パワーを出したりする。だけど多分作品の一番の売りは姫様のスコップごり押しなんだろう。それは言葉遊びともなんか違う、とにかく押して押して押し付けてくる感じで、面白いとも言い難いしお寒く滑ってるともちょっと違う。なんて言えばいいのかよくわからないが、一つ言えるのは女の子がかわいいのがプラスになってるな、ということ。

敵味方の視点が描かれ、展開はスピーディ。キャラクターたちのやり取りがすごく軽やかで、現代的とも感じる。

最近流行りの(?)主人公とヒロインの関係性にクローズアップしたタイプの漫画。ヒロインはかわいいかもしれないが、エピソードごとのオチがないのが肩透かし的に感じられる。

雑学+お色気みたいなショート漫画。1話ごとのページ数が少ないのもあるが薬学雑学にしてもお色気要素にしてもどうにも表面的という感じ。

終始明るくライトなタッチの雰囲気で進む。パパ活の是非はもちろん主題ではないけど、良い気分になってる主人公に、なんというかうまく言えないが、身につまされる、かなあ。ただ女遊びを越えて入れ込んでる、という訳じゃないんだけど、素直に喜んでるのが見ていておっかない。

なんというかこの漫画、主人公と加茂井さんとの関係性が全て、という方向性ではないんだな、と。ラブコメ的な要素もあるけど、クラスという空間の中に存在している二人という視点で描かれている。

あっさりしてるというか淡々としてると言うのか。2巻はサービスシーンでいえばちょっと控え目だったかな。その分内面と向き合う描写が印象的だったけど。

いわゆるギャルとオタクの組み合わせ漫画。淡々としているところもあるが見せ場はさわやか。パンチラも見せ方が豪快で清々しい。

今風に言えば「オタクに優しい～」だけど押し掛けヒロインという方が合ってるかな。二人のやり取りは安定感があり実際面白い。そしておっぱい。

（多分）原作の最後までコミカライズされて完結。ストーリーの盛り上がりとして優勢ムードが強かったのであまり起伏の激しいものではなかったが、これまでの経験を見つめ直し未来に目を向けるという雰囲気なのでこれで良かったのかな。

8巻とは打って変わって一冊丸々の長編。なんだか今回は怪しい人物が多い。リュウの謎もようやく動き出しそうな雰囲気。

優の少年漫画の主人公らしい性格、無鉄砲さ頑固さ周囲に流されない意思の強さ。そういうところは時に長所としてキャラとしても作品としても発揮されてきた面はあった。でも今回の展開だとどうなんだろうなあ、というのがやはりある。ストーリーのターニングポイント・転換点としての混乱した状況なんだけど、それとは別にめちゃくちゃな感じ。

う～ん、結構な暴言が出てくるセリフ芸とか誇張したデフォルメコマとか方向性は好きなのだが、なんかイマイチ弾けきってない感じがある。

一話を読んで今回はほのぼの系か？と思ったのだけど、うーん、やっぱりそっちにいってしまうのか～、と。中二病乙ゥ～と切って捨ててしまうような感じと思ってもみないことで普段と違う見方をしてしまう感じの、その間でふらふらしてるような感じ。

あれ？優ってもう少し成長していたような気がしてたのだが…。こんなに猪武者だったかなあ。番外編ではグレンの面倒見がよくて、実際意外だった。

早くも試合に臨むイサム。ボクシングの試合はやはり殴り合いということか、安全管理はかなり厳しいらしい。試合中にいきなり回想するのがどうにも取って付けたように感じられてしまう。

スポーツ物ボクシング物としては結構ベタな展開、父親とか入会とか、それが悪いってことはないんだけど…。女の子がかわいい。

まずは何よりやはり女の子がかわいい、流石だよなあと。主人公の小生意気キャラが良かった。このヅケヅケと心に踏み込んでくる感じ。