ふじわらびさんのレビュー

タイトルから受けた印象とは違い読んでみると、突き抜けたおバカH漫画とはちょっと違った。そういった要素もあるが異世界の文脈の方がメインな感じか。キャラクターたちの関係は温かくその点はほっこりした。おっぱいのデカさも良い。

表紙のマミさんは何を意味してるんですかねえ。冷ややかなようで心では泣いている、ってことなんだと思うけど…。制服デートは良かったけど瑠夏ちゃんがかわいそう。

瑠夏ちゃんが不憫。今回のエピソードを見て言えば実際のところ状況に大きな変化があったか？っていうとまあやはり、停滞気味。マミさんが絡んで何かしら事件が起きるのかなあ、この先。

水原とイチャイチャ(？)したら今度は瑠夏ちゃんとイチャイチャ(?)、さらには墨ちゃんまで出てきて珍しく4人それぞれに見せ場があった8巻。マミさんはこれ、つまり和也を誘ってるということなんじゃないか思うんだけど、なかなかわからんね。

水原との関係が大きく進んだようで、変わらないようでもある。正直言えばラブコメ的ドタバタはありつつも結構ここのところ膠着している印象はある。描写されてないだけで週一のお見舞いは継続してたりするんだろうか？

墨ちゃんはかわいいのだが、キャラクターの関係深く食い込むということもなく。またこれから出てくるのかな。マミさんはつっけんどんなようで、これは結構本心さらけ出してるんじゃないか。

やっぱり、なんとも瑠夏ちゃんがかわいそう。そういうポジションのキャラと言ってしまったらそうなのかもだが不憫。マミさんは出番がない割に印象的なコマもらってるな。

なんと言っても瑠夏ちゃんかわいい、の4巻。それまで謎だった内面を描いてキャラクターをグッと持ってきた、そんな躍動感が良かった。

マミちゃんの胸の内ってここまで結構隠されてきた訳だが、やはり未練があるということなのかな。新ヒロイン登場で新章開幕という雰囲気か。

何回「これで最後だから」って言うねーん！まあ、それがこの漫画の長所？だろうか。マミちゃんはこれ、今んとこわかんないけど実は未練タラタラという仮定に基づくなら実際かなりかわいいのでは。

なかなかこんなに情けない主人公もいないのではなかろうか。状況がどんどんズブズブと足が嵌まっていく感じが面白かった。

殺人コレクター編、トリックはあまり派手さがなかったが動機回りはなかなか意外で面白かった。8巻では小粒エピソードが多く収録されお得感がある。

旧校舎の秘密編は結局真相が何もわからずなんともすっきりしない終わり。生放送のトリックとかかなりいかにもな強調が多くて、流石に親切すぎるのではと思う。

これまでもチラチラ描写が入っていた「世間」が結構大きな存在に。結局一番怖いのは人間、なんて話じゃないけど、やっぱりドラマを作ろうとすると意思を持たない巨人以外とのお話しになるのかな。

ここで回想が入るんだ。ここまで主役3人を立ててきた上で、ようやく仲間たちに焦点が当たるのね。なんかイメージよりミカサが社交性あるなあ。

エレンの出番がない内に見せ場が続きミカサのキャラクターが立つ。あとから見ると伏線とも思える描写・言い回し(つまり伏線)が。

負け続きの人類なのにピクシス司令超すごい人～！みたいな登場されても…とも思ってたが、スーパーヒーローって訳じゃないけど結構魅せるな、と。それはモブ兵士もそう。

巨人の存在や不釣り合いに大きい壁など、漫画的な「そういうもの」とせず謎として提示している。露骨な伏線描写も多いが確かに面白い。