ふじわらびさんのレビュー

まさかの大転回、大和建造へ。いやでも「いつの間にか戦争に勝つことを考えていた」と言うが、戦闘機推進だって戦力を増強して開戦させないようにするためじゃなかったっけか。

平山中将の主張を感情論ときっぱり否定した櫂少佐が見事に大和にとらわれてしまった。やはりこれまでの理屈人間らしかぬ感情は力の論理に飲み込まれてきた、ってことなのか。

見開きのカツヨ2号と…には思わず笑う。三菱機の着艦を祈る姿と普段の息巻く姿、どうも二つの櫂少佐が繋がらない。本心の言葉だったのかなあ。

戦艦の次は戦闘機、なんとも贅沢な漫画。安全か性能か、出世か結婚か。なにかと板挟みになってばかりだけどどちらも一定の道理があるだけ厄介。

異世界物ジャンルの中で混ぜ物がなく、「無双」部分で勝負する作りです。新鮮味があるかと言えば微妙ですが、こざっぱりとした雰囲気はあります。

絵柄がシックな一方で、雰囲気はなんかファンシーなのが不思議な感覚。必殺技が能力に関係あるようでなく、しかし勢いがあって良かった。

面白いです。登場人物の誰もがちょっとおかしい。ちょっとずつ逸脱していて言ってることもギリギリ素直に頷けないような感じ。響はおかしい、と言ってる回りのキャラも大分おかしい。でも面白い、キッパリしていて良い。

新キャラ登場だが、今のところはヒロインというより賑やかしポジションか。これまでも意味深な描写があったが、ようやく事態が動き出しそうな感じ。

いろいろと事件はあったんだけど、展開としては半歩前進という感じかな。文化祭の次は立て続けに修学旅行、大きなイベントが続く。

キャラクターたちの距離感が一定以上に縮まらない、みたいなところがある。それはラブコメだからというのもそうだが、小十郎や妙に関してもただの友達以上の関係性には踏み込まない(例えば師匠がなにか思うことがあっても口にはしないシーン)。過去のことにしても隠したがりが多い。それは普通と言えばそうかもだが。

ロ●きゅーぶは悪くないだろ！っていうのは置いていて、「残虐姫」もこれぐらいのスケールなら結構面白い。寧子はかなり露骨に病弱設定の伏線か。

どこが好きか答えられない、ってそもそも実のところ際恋愛感情あるんだったか。デートとかしてるけどリベンジしたいってだけだと…。新ヒロインはラストも含めて飛び道具的。

昔のコンプレックスをリベンジする、というあらすじだがライトなタッチであまり暗い雰囲気ではない。展開のスピード感が早く、結構目まぐるしく関係が変化していく。思わせ振りな素振りが多めでまだまだ裏がありそう。

アニメより先行して連載開始されたようですが、ストーリーや展開などアニメにかなり近いです。ただ肝心なHなシーンに関しては、乳首描写も多く見所多いですね。ノーパンシーンでは結構ギリギリまで攻めてる感じがあります。

理屈人間の櫂少佐らしくない熱意の入った場面が目立つ回。本来の目的とはまた別の、とにかく勝たなければという感情に支配された感情論みたいなこともしばしば。

能力バトル漫画としてはあんまり駆け引き的な要素は少ないし、厨二バトルとしてはそこまでめちゃくちゃハッチャケてる、という感じでもない。どう話が転がっていくんだろ？

息をするように妄想妄想また妄想。これまで違い妄想だけでなく結構ギリギリセーフ?な接触も。今回はさらに「ダムの放流が…」などの名台詞が飛び出してくる。

状況が緊迫しこれまでの伏線や人間関係にも焦点が当たり出し、クライマックスへ向かっているような雰囲気。リオンにしても言葉では相変わらずのようでも顔つきはこれまでとは違う、本心が出ているように見える。

天才東大生にしろレンゲの先生にしろ、非常に理性的で言うことが理路整然としている。料理勝負モノなの訳だけど悪役がいない漫画だよなあ。

身につまされる、とは言いたくないけど実際のところ中々怖い話。キャラクターの中で考えた時、じゃあ自分は誰だと考えたらそりゃあラーメンオタク岡田である。もちろん有名人に誉められる、なんて経験はないが…。