ふじわらびさんのレビュー

めっちゃ綺麗に終わった。やっぱりシリアス展開でも盛り上げ方が良かった。普通ギャグとシリアスが混在してるとどっちかが上滑りしちゃいそうなものだけど、そういうのがなくて終始安定感があったなあ。

やはりなんといって一番の魅力はヒロイン鳴のかわいさ、でしょう。アニメともまた違う(そもそも漫画の方が先だけど)シックなデザインがいいです。

何かが起こる訳でない、ゆるやかなストーリー。常識に囚われている主人公にフラットに接する様がある種痛快。パンチラは多いけどエロいというよりは健康的というのが先に来る。

まさやんのエピソードは正直どうなんだろう。いろいろなものを投げ捨てている気がする。中間管理職という現実の中で笑える話を作ってきたこの作品らしくないのでは。一番面白かったのは結婚式の回。

主人公のお調子にのった性格やアクションシーンのノリの軽さが懐かしくていい感じ。一番の売りであろうエロいシーンも悪くはない。

話としてはいわゆるテンプレ的展開でじっくりやった割には見どころが少ない。ただ細かいことはどうでもよくて、ヒロインたちとのゆるいハーレムと適度なお色気描写は悪くない。

出落ちくさいタイトルと設定ながら、控え目でありつつも一生懸命なヒロインと年相応の下心を持ちつつ真摯に付き合おうとする主人公の関係性が良い。早くも興味津々の対象はエロゲじゃなくて主人公、とはっきり提示されてしまったが、この先イチャイチャする以外に何をするんだろうか。

本編の裏側ってことで原作読んでる前提の構成。いつもつまんない喧嘩ばかりの表紙の二人だけど、お互いそのことに自覚的だったのね。嫉妬とリスペクトがありながら素直になれない…、別に素直になれないのはこの二人の関係だけじゃなく何時もそうか。

まるで萌え漫画のような表紙。黙っていれば美人なんだよなあ。相変わらずのくだらないエピソード満載。コインランドリーは想像したら実際シュールだ。

Mは憙一なのか？憙一なのか？、がずいぶんしつこく繰り返されすぎで憙一じゃないのが予想できちゃう中で、結局憙一が出てくる。これまでのエピソードで憙一闇堕ち→実は違ったのパターンだからやっぱりミスリードなのかなあ。

姫次は鬼龍の息子で喜一の弟子と、普通に考えたら超強そうなのに全然そう見えないかませ感バリバリの見た目。なのでそういう意味では緊迫感も薄かった。が後半では意外な展開。龍星は坊主になって一気に三枚目化したな。

質感がすごくてどのページもリッチだ。息をするようにクズと異常者が出てくるなか、静虎の存在は安心する。

新章開幕、なのにずいぶんとゆっくりというかいきなり一休みして解説…。スローペースなのは今さらかもしれないけども。

主人公が過去を顧みて奥さんへの愛情から行動する様はカッコいいとも思うけど食傷気味にも感じる。フード男の正体は…多分新キャラなのかな。

面白い、のだけど何かある度に「未来に戻る→変わってる→また死ぬ」の展開がどうにもお決まりになっているように感じられて…。ラストの何かわからない危ないものから逃げるってのも当事者視点では当たり前の発想だけど、読む側からするとストーリーが進まない選択肢なわけで引き延ばしみたいに感じてしまう。

う～ん、青春というのかなんだかおもはゆい。10年分の経験が主人公を縛るものになっていてそこから乗り越えていく物語だから「リメイク」なんですかね。

やっぱり見所は「青春！火吹き娘」の七瀬ですかね。人気が出るのも頷ける。サキさんは真面目だし仕事熱心だし美人だし同情できる境遇だけど辛気くさいんだよなあ。

導入部はなんだかぶつ切り感があるけど従姉の話は後でまた出てくるのかしら？やはり琴子のこまっしゃくれた感じ(というのも少し違うか？)がかわいい。

まっとうに熱い釣り漫画してる。対戦相手の高校も出落ちイロモノかと思いきやきちんと能力を活かしてくる。それはいいけどチチ要素がどんどん薄く…。

初めの内は良い意味で下らないギャグとお色気が繰り広げられる破天荒漫画かと思ったけど、中盤以降普通の釣り漫画っぽさが増していく感じに。それが悪いわけじゃないけどなんか寂しい。