ふじわらびさんのレビュー

流れるような関西弁が読んでいて面白い。遠慮のない素直なやり取りがかえって気持ちいいし懐かしくも感じる。

リンちゃんが友達の友達という微妙な距離感にも関わらず普通に仲良くしているのにほっこりする。(別にそんなに人見知りってわけでもないけど)

100万人の神心会のおかげでせっかく遊園地まで来たのにあっさりやられてしまう末堂。ジェットコースターの上で喧嘩しようとする末堂に対し、別に落としちゃえばいいとばかりのドリアン。そりゃ死刑囚らしい戦い方だけどさあ…。

やはり柔らかでかわいらしいタッチが素敵。ファンタジックな部分もありつつノリ感が昔のバトル漫画みたいで懐かしさも感じる。

パンツや乳首が出てくる少年誌的エロコメ漫画。バイオレンス的描写の容赦のなさや唐突な服破壊展開が印象的で、ある種の異物感というか独特の空気がある。

ゲバルは去りとうとうバキとオリバが闘…わない。つまんない悪口に乗せられるオリバ。闘いならさっさとおっぱじめればいいと思うのだがなんでこんな口喧嘩を…。島で仲間と楽しくやってるゲバルの方がよっぽど自由じゃんか。

明らかに3mはありそうな大男、加納。そして厳しいようでヒント出しまくりの父。やはり息子がかわいいのか。しかしラストの菩薩拳で一気に不安になってきた。とんでも漫画になっちゃうのか？

優、ずいぶんと成長したなあ。ちょっと前まできゃんきゃん吠えてるだけだったのに。そんな優に惚れ直し関係が一段進んだシノアがかわいい。

一巻ではまだ起承転結の起という感じで、等身大の高校生らしい欠点だらけのクラスメイトたちがこれから先どうまとまっていくのか、あるいは空中分解するのか。あくまで青くさい高校生として書かれてるキャラクターがかえってほほえましい。しかしそれにしてもこの主人公、エロ親父みたいな思考回路だな。

家族を失ったシノアと家族を取り戻すために戦う優。お互いを理解しシノアもヒロインらしくなりチームの結束も深まった。シノアがデレるとは意外だったな。

一巻の段階ではまだ描写が少ないがロクサーヌのエロさが素晴らしい。当たり前のようにステータス画面を使いこなす主人公が怖い。ゲームではない現実だと認識した上でプレイヤー特権であるゲーム機能を利用している訳で…。自分以外の存在をNPC扱いしているのに気付いているだろうか？

やわらかくてむちむちなおっぱいや肉感的なお尻の描写が良いです。体質の設定のためイチャイチャしたくてもできない状況が続きラブコメにしては重苦しい雰囲気で、そこの部分で好き嫌いが分かれるかなと思いました。

街並みや生活空間が立体的でディテールが細かく描かれており、作品全体がきれいです。記憶喪失という設定はこの先どう活かされるのか、気になるところ。

田舎で再出発とか田舎は時間の流れが緩やかとか、ベタすぎる設定と田舎感だなぁとは感じたものの、写実的な背景で描かれた瀬戸内海の風景を見ればそういった感傷的な気分になるのも納得の説得力があった。

表紙がキマってる。きっと仕事としている時はこんな表情なんでしょう。その仕事の合間にいろんなところでリフレッシュする漫画。銭湯とかプールとか、サービスシーンになりそうなのにならない感じがオタク向け漫画じゃないんだなと感じてなんだか残念。

一方な空回りでなんだかキャラがうすいなあと思ったけど、一巻のラストでようやくラブコメが始まったような感じでこんな風にゆっくりしたペースというものありかもしれない。でか子とは呼んでもでぶ子とは呼ばない愛莉との関係がいい。

先輩のキャラがいい。唇が印象的。消費者としてのミステリへの接し方があれこれ展開される作品だけど、そういった感情を共有したりあるいはされなくても楽しめる空間というのはいいなあと思った。

目を離した隙に高速で入れ替わりました、という展開は流石にどうなんだろうか？なんで戦隊ヒーローなんだ？と不思議に思ってたが、戦隊であるからには五人集まってチームを組むんだろう、というミスリードなのか。

主人公に天使が付くというのはやはりあの死神漫画のセルフオマージュなのだろうか？つまり面白い漫画ですよ、という読者に対する決意表明…。それはともかくメトロポリマンが受け入れられすぎていてこの世界大丈夫か？となる。

負け犬河内や月乃のために涙を流す東とか熱いいい話が展開される一方で、パンを食って昇天やコアラとかもあって、このバランスがいいですね。