絶対零度さんのレビュー

秋葉原での「例の事件（公然わいせつ）」で当局に逮捕されて以降、すっかり「全国区の有名人」となった感のある自称マルチタレント「沢本あすか」。あれだけの危険人物が出した着エロイメージビデオであるから、さぞかし「過激な作品」と思いきや、内容はいたってソフト。カメラに向かって尻（着衣）を見せるだけの退屈なシーンがえんえんと続いていき、後半になると最早「苦痛」すら感じてくる。路上と違って、撮影スタジオはいくらでも「尻見せ放題」なだけに、かえって、沢本あすかの「グラビアアイドルとしての本当の商品価値（適正価格）」が露呈したような気もする。だからこそ、作品以外の「話題づくり」に必死なのである。それもまた一つの「戦略」であるが、彼女の場合は、越えてはいけない一線を安易に越えてしまった。

「華彩なな（かさいなな）」と「花井美里（はないみり）」の「７ミリ（ななみり）」コンビによるコラボレーション企画。当時、各方面で話題を集めていた「メイドブーム」にちゃっかりと便乗。７ミリの二人が「お帰りなさいませ、ご主人様」と笑顔でお出迎えしてくれる。もっとも、以降のチャプターでは、いつものように「（中途半端な露出の）水着」に着替え、退屈なイメージシーンがえんえんと続いていく。なな嬢には申し訳ないが「おまけ」を一人つけ加えても、花井作品の「マンネリ化」は、いかんともしがたいモノがある。最近（２００８年現在）は、イメージビデオのリリースそのものもぱったりと途絶え、最早、完全に「過去の人」となりつつある。今思えば、「Million Kiss」を発売した２００４年あたりが彼女の「絶頂期」であり、同時に「限界点」だった。

Ｊカップの現役音大生「藤白かなみ」主演のセクシーイメージビデオ。まずは、１００センチの爆乳をたわわに揺らせて海岸をランニング。次に「裸同然」といった過激な水着姿で登場。横から見るとかなりの「垂れ乳」である事が分かる。また、水着に圧迫されたおっぱいの「つぶれ具合」から察するとなかなかの「軟乳」である。ウエイトレスのコスプレで縄跳びをするシーンがあるが、その「揺れの大きさ」からも胸の柔らかさは十分に証明できる。あとはもうちょっと露出部分を増やしていけば、５つ星の傑作を連発できる逸材。

Ｇカップのレースクイーン「永島さや佳」がオープニングからタイトル通りの「ハミハミ」を見せてくれるサービス精神旺盛な一本。「下乳」だけではなく、「横乳」もハミ出放題である。また、マニア好みの「オーバーオールハミ乳」もちゃんと押さえている。おっぱいの下半分が「こんにちは」しているＴシャツ姿も最高。もっとも、良くも悪くも「ハミ乳止まり」のため、ラストに近づくにつれ、どんどんとインパクトが「ジリ貧」になっていくのは、事実。ハミ乳に＋アルファがあるとなお良かった。

ＡＶ女優「香坂杏奈」の着エロアイドル時代のイメージ作品。「あの着エロアイドルとバーチャルエッチが楽しめる」といった内容であるが、すでに「リアルエッチが楽しめる」現在となっては、無理して鑑賞する程の作品ではなくなっている。ＡＶデビューの「予告編」といったレベル。もっとも、この作品で初めて彼女を知ったというユーザーにとっては、十分満足できるだけのエロさを備えている。ハードな露出ながら「いかにもＡＶ女優」といったあざとさもなく、ちょうどいい内容。

かつてはタレントとして某航空会社のキャンペーンガールも務めたことのある三浦敦子であるが、２００３年以降は本格的にヌードモデルに転向。大胆な脱ぎっぷりで惜しげもなくフルヌードを披露する一方で、いわゆる「エロ業界」とは一定の距離を置いていた。本作でもあくまで「職業としてのヌードモデル」というスタンスを徹底的に貫いている。もっとも、その「凛とした態度」こそが、かえって、観る者に「エロ以上のエロ」を呼び起こすのである。着エロの「あざとさ」に飽きた人にとっては、彼女の「品のあるヌード」は非常に新鮮に映るはずだ。

冷静に見返すと、この作品の露出は極めて少なめである。前半でビキニ姿を披露する以外は、ほとんど「着衣シーン」と言ってもいいくらいだ。それでも、鑑賞後、まるで「ヌードビデオ」のようなきわどい「露出感」が残るのは、前半部分の「ハミ乳具合」があまりにも強烈だからである。最初の１０分だけで十分に元が取れる程の満足度。このおっぱいの素晴らしさを文章で表現するのは不可能なので、ぜひ、その目でしっかりと確かめていただきたい。このボディーにはおっぱい星人なら「一目惚れ」せざるをえないモノがある。

市川みかは「元保育士（保母さん）」という異色の経歴を持つ着エロアイドルである。幼稚園では園児相手に優しい笑顔を振りまいてきた「みか先生」であるが、撮影現場ではエッチな大人相手にハミ乳全開で無邪気なエロを振りまいている。前職の経験を活かした「保母さんプレイ」も収録。もっとも、「着エロビデオ」にしては、全体的に露出はかなり少なめである。もともと「ナイスバディー」とは言い難い人だけに、もったいぶられるとつらいモノがある。下着着用の「半裸エプロン」というのもいかにも中途半端。

ＡＶ女優「希志あいの」がアイドル時代に撮ったイメージビデオ。一時期、ネットでも大変話題となった「ＡＶデビューを直前に控えた大物アイドルＫ」の正体である。グラビアデビューからＡＶ転向への「仕掛けの早さ」を考えると、この時点で、ＡＶ行きは「当確」していたモノと思われる。それでも「アダルトビデオ」の「ア」の字も感じさせない非常に爽やかで健康的なつくりは、かえって「うまい」の一言。この作品があるおかげで、ＡＶデビューの衝撃は、二倍にも三倍にもなった。