絶対零度さんのレビュー

ＡＶ女優「青木りん」が「ＡＶデビュー直前」にリリースしたイメージビデオ。もともと「アイドル時代」から「着エロ界一の脱ぎっぷり」をほこっていたが、ＡＶ転向が決まっていたとあってか、露出度は過激を極めている。少なくとも「現役アイドル」としてこの時点で露出できる部分はすべて露出している。今思えば、アイドル時代の青木りんは「着エロの女王」と呼ぶに相応しい存在だった。現在の着エロ界で彼女に対抗できるのは「紗那」くらいである。

現在は、「出演者が必ずＡＶデビューする」事で有名な「某シリーズ（ＡＶ○理）」に出ているので、「あっちの業界」に行ってしまう前に「現役アイドル相内リカ」を堪能しておくのも一興である。「Ｇカップ」という事だが手ブラの際に「脇にハミ出る量」がハンパではないのだ。まさに「おっぱい爆弾」である。「アイドル」というよりかは「セクシータレント」と呼ぶべきか。露出度の高い水着をなんなんく着こなすその姿からは、良くも悪くも「ＡＶ女優っぽい」オーラがビンビンと伝わって来る。

紗那が「ハード着エロ路線」に移行して２作目となる作品。デビュー直後のわりと早い時期から「ニプレス姿」を披露していたが、それでも彼女が「アイドル」と呼ばれていたのは、撮影中に男性スタッフがいっさい「ちょっかい」を出さなかったからである。これは非常に重要な事で、主演アイドルに直接「ちょっかい」を出すようになったら少なくとも「アイドルのイメージビデオ」ではなくなる。最初はマジックハンドで「つかむ」くらいの他愛のない行為であったが、後半になるともはや「ちょっかい」のレベルをはるかに超えたハードな映像。それともこれからのイメージビデオは「ちょっかい」を出すのが「あたりまえ」という時代が来るのか？とにかく、新作を出すたびに際限なく過激になっている紗那作品。彼女の「暴走」はもう止まらない。

「紗那」の着エロ作品は、大きく「前期」と「後期」に分けられる。ハードな露出ながらまだアイドルとしてなんとか成立していた「着エロ期」とあからさまな性描写ですでに準ＡＶ女優と化してしまった「擬似ＡＶ期」である。そして、その「前期」と「後期」のターニングポイントとなったのがこの作品。「ニプレス」こそつけているが、それ以外はまったくの「全裸」でＡＶばりのＳＭプレイを展開するという「大勝負」にうって出た。実際、映像を見れば分かるが、その姿は完全に「限りなくＡＶ女優」である。「アイドル」の地位を捨てて、かといって「ＡＶ女優」の道を選んだわけでもない。極めて中途半端な立場ではあるが、逆にそれが、「ハード着エロ」というなんとも言えない極上のエロスを生み出している。ＡＶ女優になりそうでならない「プレミア感」というのは、紗那クラスのトップ着エロアイドルだからこそ許されるのだ。

「グラビア界の爆乳姉妹」として知られる「岡田真由香（姉）」のソロイメージＤＶＤ。妹「潤音」とのユニット活動が多いが、ソロ人気は断トツでこちらの「姉」である。理由は単純で「姉のほうがちょっとだけルックスがこなれてるから」。「純朴田舎娘」という紹介文が多いことからも分かるように岡田姉妹はどうも「垢抜けない」イメージがある。でも、逆にその「垢抜けなさ」と「爆乳」とのギャップこそが人気の秘密なのだと容易に理解できる。もっとも、本作では「へんに凝った映像」と「脱ぎの甘さ」によって、その魅力もまったく活かされていない。タイトルが「ニップル・パラダイス」という事で、「ニプレス姿で暴れまくる生乳」を期待したが、そんなシーンはついぞ出てこなかった。「手ブラ」くらいでＤＶＤがバカ売れしたのはもう遠い過去の話。

おそらく、近年のアイドルＤＶＤ史上「もっとも有名なパケ写」のひとつである。この「奇跡のハミ乳」を店頭で見かけた日には、内容などまったく確認せずに、そのままレジへ持っていくに違いない。肝心の内容は、パケ写のインパクトには遠く及ばないが、それでも多少は頑張っている。個人的にお気に入りのシーンは「扇風機のまえで制服の胸をはだけてパタパタとさせている」場面。水に濡れたおっぱいを乾かしている姿はやけにエロティック。そして、クライマックスは、やっぱり、ジャケ写の「ハミ乳」シーンである。ゆるゆるの白いタンクトップからこぼれ落ちるポヨンポヨンのマシュマロ巨乳に昇天必死。ただひとつ残念なのは、カメラが「ハミ乳」ではなく、なぜか「顔中心」である点。その上、絶えず動き回ってるので、ハミ乳をゆっくり堪能できない。よって評価はひとつマイナスの星４つ。

デビュー以来、どんどん過激さを増していき、最新作ではついに男優との「擬似セッ○ス」まで披露。紗那は、間違いなく「今もっともサービス精神のある着エロアイドル」である。彼女の辞書に「出し惜しみ」という文字はない。本作でも形のいい乳房を「これでもか！」とさらしまくる。ここまで脱ぎっぷりがいいのは、今の着エロ界では、彼女と「かわせゆな」くらいである（ＡＶ系は除く）。「着エロアイドルは見せてナンボ」という「あたりまえ」をあたりまえにこなせる強み。脱ぎっぷりの悪いすべての「自称着エロアイドル」達にこのＤＶＤを見せてあげたい。彼女こそ、真の着エロアイドル。