conさんのレビュー

音の多様さに驚きです。 私の中でどの感情が動かされると言えば、 緊張と自信と傲慢さが突き動かされます。

キャラクターも魅力的でした。 スーパーカーの曲を使ってみたり、 選曲が上手だと感じました。 時折聞かせる、キャラの真っ直ぐなセリフが心に響く反面、 その真っ直ぐなセリフが恥ずかしく感じるシーンも沢山、 その恥ずかしく思ってしまう部分を、 もう少し恥ずかしく無いよう演出して欲しかったなと思いました。 一番のお気に入りは、 第三期のＯＰ・ＥＤがとても良いです。 何度でも観てしまいます。

空気中の塵、キャラクターの挙動、 背景から、至る所のアニメーションの芸の細かさが凄いです。 MAGNETIC ROSEは、微かな恐怖感も上手に表現されていました。 少しホロっと来る場面もあり、 適度な重さが私には魅力でした。

背景、戦闘時のエフェクト、カメラワーク等、 鮮やかでとても美しいです。 上官が地味に熱いのですが、 物語(キャラ)の背景がいまいちわからず、 感情が入り込めませんでした。 内容の静かさの割りに、エンディングの爽やかさに驚きましたね。

2D時の機械の書き込みの細かさの割に、 キャラクターが簡素でした。 予告の音楽が気になったので見たのですが、 mission01は紹介、 mission02は本番で、 予告映像通り、戦闘時に良い音楽を使ってくれました。 全体的には「これだけ…」です。 物語の背景が沢山ありそうですが、 よく分からないままです。

話が進むごとに世界観を理解して行き面白く感じて行きます。 擬人化したような感覚もありますね。 エンディングが特に良いので毎回カットしないようにお願いします。 EDは物思いにふける為にあります。 キチンと観て頂いた方には些細な良い発見がありますよ。

オプって何でしょうと思うのですが、 この作品で学んで見て下さい。 この作品で人の生き方、人生を学んでいる気がします。 どんな人がいて、どんな生き方をしている人がいて、 人との繋がりと社会を感じます。 ビデオ化後の新しいエンディングは、 物静かに心に響くものがあります。

序盤から良い音楽に空中歩行、 不思議な世界観が心惹かれてやまないのです。 戦争だとかは抜きにして、 その生活をずっと観ていたかったと思いました。 なので、後半はあまり好きじゃありません。 ハウルが紳士で出来上がった人じゃなかったのも魅力。

BASEMENT JAXXの曲に合わせてのＯＰがとても良かったですね。 映像と合わされて良い雰囲気でした。 映像表現はとても面白いのですが、 話の展開が面白く無いです。 音楽との合わせ方がTVドキュメントのような、 感動の安っぽさを感じました。 設定には深みがあって良いと思います。 かなり昔にOVAのアップルシードがあったと思うのですが、 そちらの方が深みがあって面白かったです。

作中にもセリフで「うんざり」と言う言葉が出てくるように、 見てる私達もうんざりしてくる風景ばかりです。 面白いのですけどね。 特典映像の文章に、 「各エピソードではその軍事作戦を描かず（壊滅する部隊の様子などはアニメではふさわしくないので）ラフネックス隊に焦点を当てている」 と言う文章があるように、 悲惨さを描かない所に、この作品の戦いの軽さが出ているように感じます。 アメリカならではのアニメの考え方なのでしょうね。(子供が観る物)

出演者の人達も予想以上に上手で吃驚です。 映像演出もとても良く素晴らしいのですが、 内容を詰め込みすぎと感じました。 なんとかリングみたいに何部作にするか、 ＴＶか何かで長編が良かったかもしれません。 展開が速すぎて感情が入り込めないと思います。 物語の言いたい事も私なりに理解し、一つの意見として取り入れ、 後半に少しウルっと来た私はもう駄目です。

８割TV版の内容を忘れた上で観ました。 全編シリアスで前半はTV版と同じシーンで心動かされましたが、 後半は何がなんだか分からなくなってきました。 TV版を視聴して、内容覚えてる内に観れば良かったと少し後悔です。

セリフがあまり無く、 環境音、効果音で空間を作り出してる作品でした。 NUMBER GIRLの音楽が鳴り出すと、何かを期待させてくれました。 映画よりも、 特典映像のNUMBER GIRLの音楽と害虫の映像のあるプロモーションビデオが一番心に響きます。 私はこのプロモを観れただけで満足です。

曲調と言いますか、音と言いましょうか。 もどかしさのようなメロディーがとても多いです。 でも、それがとても心地良くて私の心に響いて力に変わりそうです。

戦闘シーンはゾクゾクする程の迫力がありました。 映画版を匂わすシーンをアレンジしたような部分もありましたね。 TVで質を下げずにここまで続けられるのは本当に凄いです。 毎話外れがありません。

戦闘シーンは、 速過ぎると思う程の躍動感があり面白いですね。 けれど全編神秘色が強く、 観てると何故かこちらも恥ずかしくなってくるような気分になりました。

何処までも続く、深い森が私には魅力的でした。 毒まみれですけどね。 その毒まみれの森が悪ではなく、 それもまた自然なのだと私は学びました。

素敵な音楽に、素敵な映像、 穏やかな物語に心温まる人達。 名作と言うのは、こう言うのを言うのかなと思いました。