ふじわらびさんのレビュー

基本的に長門視点ストーリーが展開されるからか、あんまり何考えてるかが描写されないキョン。それもあってか、やってることが妙にイケメンです。原作でもヘタレってわけじゃないけど。

読んでいて恥ずかしくなるようなラブコメっぷり。本編のパロディ的ギャグはほぼなく、直球のラブコメ展開です。

ギャグ漫画として面白いというのがまず一点。原作のキャラクターを誇張したりデフォルメしたり、結構大きく変わっている部分もあるんだけど、違和感なく素直に読めるのがすごいなと思った。

ギャグ描写はありありですが思ったより真面目な(?)ラブコメしてますね。ただこの長門がいると本物が…とかもちらっと考えちゃうけど、関係ないスピンオフと割りきって楽しむが吉か。

う～ん、打ちきりエンド。後半の怒涛の説明もあって、一応これまでの伏線なんかはほぼ回収されたかな…？ただやはり残念。

何はともあれポニテ千歌がかわいいですね。これまでと違った新機軸として女同士のバトルをやっていくのかな。スパッツも良かったです。

黒スト新ヒロイン、薙がかわいい。最初出てきた時はいきなり何やってんのという感じだったがあれよあれよという内に。六花の立場が危い。

模擬戦と見え隠れするそれぞれの家庭環境。なんだかんだで出番の多い塚元。頭の軽いバカだからこそナマ言っても嫌みにならないっすね。

やっぱりヒロインは黒髪ロングなんだ…な3巻。う～ん、未来？からの侵略者とはまた話が意外な方向に進みそう。

金属音とか駆動音が響く雰囲気は良いのだけどこのペースで大丈夫なのかと不安になる。「絶対死なないキャラ」である塚元の扱いが気にかかる。メタ的にも作品に与える影響力大でしょう。まあ所詮モブ、と何も言わずに出てこなくなるかもだけど。

とうとう決戦！…の前に骨休めのばか騒ぎをする両陣営の面々。う～ん、すごく死亡フラグピンピンだ。やはり総力戦になるのか。

汗くさい男子校の、しかも整備もするから油くさい雰囲気が濃いですね。軍人育成学校だから体力が求められるけど頭もついてこないと駄目で…。それぞれでこぼこで決して仲良し小好しではない奴らが協力して一致団結する、青春してるなぁ。まあそれももう終わっちゃいそうな展開だけど。

火山基地、本当にあるんだ！と驚いた。誘き寄せるためのあからさまな偽情報だとばかり…。レヴァンフウもなあ～、目の前にいるのに念話で会話されると胡散臭さ倍増ですね。実は黒幕の操り人形だった！みたいなどんでん返しを想像しちゃう、ないだろうけど。

話の面白さはもちろんですが、印象的だったのは画面構成。実写映画のようなカメラワークで、他にもコマの隅っこにある車とかスプレーの落書きとか解像度が高いです。

白いふともも(とパンツ)がまぶしい。雑踏や建物、遠景に本棚ととにかく背景が書き込まれた情報量の多いコマが多い。カメラを引いてキャラクターを客観的に見せてる印象。

どのページを開いてもヒロインたちが非常に可愛らしく、トーンワークもきめ細かい。映像製作にヒロインたちがどう関わってくるのか。

キャラクターのテンションの高さとか、作品全体のフレッシュな感じがすごい好きですね。ストーリーとしては話が広がらないまま打ちきりエンドという印象。

今回のエピソードでは南洋同盟があまりに手際よくて、連邦ジオンも手のひらの上過ぎでは、という思いが強い。ダリルの行動は意外だったがその表情は陰鬱。心からの入信ではなさそう感じで波乱を予感させる。

クラシック+バンド漫画。ストーリーの盛り上がりとなる部分がなんというのか不思議な感じ。理屈を置いてけぼりにしている訳ではないけど急に感覚的な趣になるのが。

え、あのコレクションルームってゾックの中にあるの！デカすぎじゃないかゾック。鎮圧兵器としてのMSの描写が良かった。イオのジャズはお経なのかもとちらりと思ったり。