ふじわらびさんのレビュー

イザナギ様降臨はなんかヘンテコな面白さがあったが、変な方向に突き抜けてオモローみたいな漫画ではなかった…はず。人気投票は随分と僅差で驚き。意外とバラけてるんですね。

こんなにストレートで直接的なお話なのかあ、とちょっと物怖じ。アルテは実際いい娘なんだけどストーリー展開が強すぎる、ようにも思う。

作中でのテーマの絵描き方はすごくストレートなんだけど、一方でおまけページでの奥様とか本人にとっては全く興味のない礼儀作法がしっかり役に立っていたりとか。作者のバランスの取り方が面白い。

大昔のアドベンチャーゲームのようなアクロバティックな展開の連続でツッコんでる暇もない。サービスシーン的にもなかなか見所が多い…はずなのだが、異常な事態ばかりに意識が向いてしまった。

タイトルであらすじ全部説明していて、じゃあその後何やるの？となってしまうところなんですが、そういう部分に全然頓着しないんですよね。物語が終わった後のような平和な雰囲気があって、何があっても安心感が感じられます。それはこざっぱりしたキャラクターたちの性格による部分が結構大きいのかな。

雨ちゃんがかわいい。表紙でもそうだけど作中で台詞として「太ももが太い」と言われると興奮しますね。あ、やっぱりそうなんだ！って解像度が上がる感じがあります。

冒頭のページのマンチキンの解説に意味が二つあって、ちょっと混乱したけどこの作品ではいわゆる「和マンチ」の方がテーマみたいですね。ただ今のところ、そういうマンチらしい行動っていうが少なくて、タイトルで煽ってるわりには肩透かし感のようなものはありました。それは主人公が手段を選ばなくなる過程だからなんでしょうが…。これからTRPGあるあるみたいな雰囲気になるのかな。

戦闘シーンがすごくあっさり、というか扉絵だけで一仕事してたり。じゃあ淡々とモンスター倒してるだけ、というのでもなくて。口調のわりに周囲としっかり関わってますね主人公。

パツパツのお尻と太ももの描写が素晴らしい。スポ根的なストーリーの中でのサービスシーンのバランスが良かった。

近づくだけで発情するスゴいフェロモン…という設定を考慮しても見境なくヤりまくり出しまくりで、貞操観念ユルすぎだろ！と思う。がそれがかえって健康的でさっぱりしていて面白い。

妄想で一人暴走しまくりの青ちゃんがかわいい。木嶋の純情っぷりもあって実際青春ですなあ。「呼び捨ては～」という名言も飛び出した。

テンポよくどんどん展開していくスピード感がまず面白い。引っ込み思案ながらも自分の気持ちに真摯に向き合うヒロインも好感触。キャラクターの感情の流れが丁寧で良かった。

外部組織、亡き父、モブ女子といろんな視点から語られることで徐々に広がっていく世界観。シックな感じがサンデーらしくもあり良い。

う～ん、懐かしいです。今読み返してみると驚くのが良守が時音にベタ惚れなんですね。こんなに分かりやすいというかハッキリ出てたのか、と。姉に甘える弟のような関係がじれったくも微笑ましい。

やたらと回想が多い三巻。後半回想だらけで全然ストーリーが進んでないですやん。まあそれはそれとして相変わらずの猫とおっぱいでした。

いい意味で緊張感がないというか、息をするように雑魚モンスターを蹴散らして猫だおっぱいだと騒いでいるのがすごく平和で懐かしさみたいなのを感じる。昔のtrpgのリプレイのような空気感。

おそらく多分こういう導入の流行りがあるんだと思うけど、ホントーによくわからん。バトルシーンは結構カッコいいし、流派とか出してくるのがバトル漫画的お約束を感じられて面白しくなりそうな雰囲気がある。

めっちゃ面白い。台湾観光の楽しさはもちろんだけど、羽音たちのかしましいやり取りが最高に面白い。台湾って広いんですねえ。

やっぱり主人公が何人もいるとストーリーを進めるのも中々大変。今回一番インパクトがあるのは親子丼ですかね。いや年齢で言えばいままでだってあれだったはずですが…。

第四の男、目覚める。これまでとかなり毛色が違いますよね。正直言えばケバいオバサンで結果な変化球ではないでしょうか。ストーリーも進展し土井君がやりまくる、という展開も一休みか？続きが不穏。