ふじわらびさんのレビュー

ディフォルメ顔表現がまた変わってきてかわいい。この巻ではひとはのわがままな面とかいたずらっぽい面とかが見れてよかった。

うーん、流石に物の本に書いてありそうな(読んだことないので、ありそう)エピソードやうんちく、格言なんかばかりで、講座を受けてるみたいだ。まあそりゃ面白くないではないけど。

ブルマにスク水さらにはバスケユニフォーム、ムチプニ度がさらにマシマシになった印象。絵日記の回がよかった。

たまにふたばがまともな言葉遣いをすると、まともに見えてドキっとする。今回はひとはがめちゃくちゃママっぽいことをしてると思ったら、ほか二人も洗濯物を取り込むのを手伝ってたり…。やはりそういうこともあってひとはは精神年齢高そう。

歌舞伎町からお台場へ。これまでにもまして荒唐無稽さアップ！突っ込む方が野暮、というべきなんだろうけど…。

「つまらない映画なんて5分でわかる」と言ってる部長が、出てくるのに18分かかってたのが面白かった。「○○なんてするな！」の引きが多すぎる。

宮下、杉崎弟にママ、新キャラいろいろ。やはりひとはかわいい。どのキャラもみんな変態ばっかりだけど、三つ子の姉妹ならでは遠慮のなさは良い。

展開のスピードが早くあれよあれよという間に状況に応えていく。その手段はだいたいそれでいいの～！？というものなんだが…。

今回は結構よかった。陣営を飛び越えるというサプライズに実は○○だった！という荒唐無稽さ。神様なのにしょっぱい小物というのもこのマンガらしい。

いろんなキャラとの関係性が広がって、ひとはがどんどんかわいくなっていく。スク水のムチプニっぷりには作者のこだわりを感じる。

面白くない訳ではないのだが思った以上に理詰めではない感情重視のストーリー展開で、ちょっと面食らった。読んでいてどうもなんとなく気恥ずかしさがある。仮にジャンプに載ってたのならもっと素直に楽しめたかも(こういう言い方は良くないかもしれないが)。

各話の扉絵、結構誰だったか思い出せないキャラが多い…！養女云々がフラグだったか。シュカはこのまま戻ってくるのかな？

いろいろ新情報が出てきたような気はするが、いまいちストーリーは進んでない？シュカの行動をどうカナメ側に絡ませてくるのか。

ふるさとに戻って再会、意外にも感じ入るものがあった。ただまーもうちょっと大きなイメチェンがあってもよかったのでは？と思わないでもない。変化が薄いキャラばかりでせっかくの機会なのに…。

面白かった。各キャラのいろんな面が見えてきてギャグもイキイキしている。とくにひとははほかの二人と違い明確に家事している描写があって、つっけんどんなようでコミュニケーションを閉じてないというか、家族としての繋がり関係性思いやり？があるんだな、と。

新潟ラーメンの話が印象的な6巻だが、ほかのエピソードでも博多から親父さんが怒りに来たりラーメン屋のおばちゃんは東北出身だったり、新しいラーメン屋が出てくるのも友達の家の近くだからとかちょっと遠出したからとか。「距離」というものを考えさせられる一冊だった。　

終わってしまった…。ちとせも少なからずの成長を見せ、湿っぽくなりすぎることもなく、最後まで安定感あり…。面白かった。