ふじわらびさんのレビュー

サンデーだから子どもになったり女になったりする呪いなのかな、と思ったが別にそうでもなさそう。全体的にあっさりしていて薄味な感じ。

異世界での習慣、文化、伝承の前提がある召喚した王様たち側が盾の勇者を軽視するのはまだ分かるが、盾なんてダサいというゲーム気分で馬鹿にしてくる三人の勇者はヤバいっすね。妙な伏線もあるしただの嫌な奴では終わなそうだけど…。

肉感的な身体と下着の書き込み、それを見せるアングルがいい。ただ、ところどころにあるパロディとか妙に画面が煩わしく感じる。

これまで妄想シーンではコマの外が黒ベタという決まりがあったのに、夢オチという裏切りにちょっと驚き。伊吹と玉井のやり取りは中々に怖かった。

とにかく妄想、妄想、妄想。この主人公大丈夫かと心配になる。それでもやっぱりエロは強い。いろいろあるけどお尻がエッチで良いです。

空間的なアングル、メリハリの効いたテンポ、情報量の多いリッチな画面。その上寒さご飯お金と誰にとっても逃れられない、誰もが経験し共感できるテーマをかわいいキャラクターたちを通して描かれる。こりゃあ面白いわけだ。

良くも悪くも予想もしない展開にびっくりする。メモの発想は実際すごい。乳首があるのはグッドだけど、裸で会議とかされるとエッチなシーンまでよくわからなくなる。

チャンピオンで女の子が主人公のヒーロー漫画なのにお色気でもバトル漫画でもない、ど真ん中のヒーロー漫画。超人的な力を持っているヒーローにとって一番の強敵は「心」なんですね。

童貞であることを揶揄する同級生は一見ただの嫌な奴だけど、実際のところ主人公の本心を言い当てている。エッチな漫画の主人公が恋愛に純朴なのはつまりいろんなヒロインから誘惑されるためだと思うけれど、この漫画では乗り越えるべき壁として描かれているように思う。

矢継ぎ早に次々と謎が増えていく。槙平も頑張ってるんだがあまりにも状況が劇的すぎる。澪はかわいいのにどうも報われなそうな要素ばかりが積み重なって先の展開が心配だ。

ホラーかと思ったら違った。「(おそらく)お化けや幽霊」ではない「影」だけど、つまり現実に対処できる(しなければいけない)化け物で不思議ではあるけど神秘性はない。やっぱりサスペンスが主題なんだ。それと日焼けした肌のしっとりした身体の表現が良い。

水着みたいな格好していた次の回がスキーで、ん？と思ったが月刊誌だったのね。「教室では空気」と言いつつも自身もノゾミとの関係に逃げ腰だったキミオが徐々に勇気を出してきた。シチュエーションは王道すぎるようにも思えたが良い最終回だった(違うけど)。

一巻よりもラブコメ的要素が強まった？あれやこれやと結構なことをしているのに一定の距離を取ろうとするキミオ。友達以上恋人未満の関係に他の男がちょっかいを…という展開は王道だけどそれゆえ先の展開も想像しやすくなってしまう訳で。どう持っていくのか？

一話あたりのページ数が少ないためかテンポがよく純粋に楽しい。タイトル通り「覗き」が一つのテーマになっている訳だがサービスシーンは明るく爽やか。階段でスカートを覗いても「サイテー」で済む少年誌的世界観に安心感を覚える。

ヒロインはかわいらしく、サキュバスではあるが下品ではなくエッチさは薄い。別に付き合っちゃえばいいじゃん、というツッコミが終始頭から離れず。テンポは良い。

タイトルや冒頭からある程度はさきの展開がもろわかりなわけで、ネタばらしの中盤までは結構やきもきさせられました。年上だから大人だからという理屈に対して主人公がそれらを受け入れて告白する、という展開は理解は出来るのですが実際これから先そういう生々しい現実的な困難が主題になるんでしょうか？

丸っこくてやわらかな雰囲気のキャラがかわいいです。研究室という独特の空気も新鮮だった。ただモノリス便利すぎだろとは思った。

氷室の一挙手一投足がカッコいい。ただの小生意気なガキであるはずの氷室だけどナマを言えば言うほどカッコいい。それは勝つことで全てが肯定される勝負の世界だから。この真剣勝負の世界が面白くないはずがない。

いわゆる異世界転生ものなのだが、前世の記憶が回想という形で挟まれ主人公も混乱するが読んでる側も結構混乱する。前世での出来事がこの先の展開にどう生かされるのかなんとも予想が難しいが、みーちゃんとの別れなどどうにも露骨に「伏線」という印象でプロローグ的に感じた一巻だった。

素直になれずについ本心ではない行動をとってしまう、というのは確かにかわいいとも思うのだが基本的にオチがワンパターンでどうも面白味に欠けるように思ってしまう。一方で弱木は何時なにをしでかすか分からないドキドキ感があり確かに見てると気になる存在かも知れない。