ふじわらびさんのレビュー

「恋する」と言いつつ嘘風の暴走とナミのツッコミによるギャグ漫画。嘘風は作品中でもヤバい奴扱いされているがギャグ漫画の範疇を越えた冗談にならないことも結構するので、普通のギャグ漫画レベルのツッコミで状況が収まってしまうと不思議な読後感になる。

年上の先輩でもあり年下の後輩でもあるヒロイン。これって結構発明ではないでしょうか？表面上は選ぶっていても読者はもちろん分かってる訳で一粒で二度美味しい。しかもおっぱいが大きい。

二巻では久保さん視点の回も多くなりキャラクターの掘り下げが行われた印象です。その分久保さんの行動がよりかわいく見えるようになったように思います。

鉛玉がガラスにヒビ入れた時は一体どこへ行くんだこの漫画、と思いましたが、すごく真摯に恋愛を描いています。ところで冒頭の主人公が理想を語っているシーン、こういうのは読者を裏切る為のフラグのように感じられるのですが、今のところはそうはならなそうですね。

主人公が味方相手にも孤軍奮闘しているせいか、なろう的な「主人公すごい！」と持ち上げるいやらしさが少なくて読みやすい。あとニニムが中々かわいい。作中では貧乳扱いのニニムだが一箇所だけ横乳が！

潰れかけた店に流れの料理人、ライバル店と料理勝負と、ストーリー的には料理漫画の王道、悪く言えばありきたりで新鮮味は薄い。たまのサービスシーンが特色だと思うんだが、主人公がホントにスケベなだけで本筋には関係なかったりするのが結構驚き。

よくあるテレビゲームを題材した漫画と違い、eスポーツ漫画と明確に提示されてるこの作品。やってることはスポーツ漫画の天才型主人公と対して違わないのにeスポーツだと御都合主義的に感じちゃいますね。ただ対照的な主人公とヒロインというラブコメ部分は良さげです。

ゲームなどの遊びを覚え始めた小学生がターゲットのとてもコロコロらしい漫画です。お尻に何かが刺さる、何故か裸、不条理にボコボコになるなど、子どもが安心して楽しめる範疇にきちんと収められたネタにブランド力を感じました。

倒れてる女の子を救急車も呼ばずにおっぱいモミモミって脳ミソ空っぽドピンク漫画かぁ～？と思わせてあれよあれよという内に腰までずっぽり浸かっている。まるで往年のオカルト漫画のような恐ろしさ。と同時に自らの痛みを飲み込んで戦わなければならないヒーロー漫画でもある。

とにかく交尾しまくりの二巻。それぞれのヒロインが寿命とセックスという究極的な命題を前に激しく発情する、のだけどどうもいまいち話が進んでないようにも感じる。

すげえ…！何でもありとはこういうことか。今まで読んだことのない漫画だった。まさしく何が起きるかわからない。

「冴えない主人公が実は○○の才能があって…」というのは昔からよくある設定ですが、そこで無職などの生々しい要素が入るのが現代的ですね。個人的にはちょっと引っ掛かりを覚えますが…。 それはともあれ主人公はパイロットとして軍人らしく命のやり取りに徹したり、あるいはゲームの延長としてロボットごっこに興じる訳ではない。このバランス感覚がこの作品の雰囲気を形作っている大事な柱だと感じます。

いきなりの禁止カードにちょっと笑ってしまった。基本的にあまりルール説明がないタイプのカードゲーム漫画なので細かいところはよくわからないのだが、全体的な勢いの良さと(おそらく)パワーカードである「地震」連発シーンの思い切りの良さがカッコいい。

「それだけの話です」とあるように、日常生活を描写してこれといったオチがつかないような話もあり淡々とキャラクターの「現在」を切り取っているような印象を受ける。あくまでも他人として関わり合うことによって生まれる百合を書いていることが新鮮だった。

おっぱいと猫の漫画。巨乳というよりも爆乳のおっぱいともふもふした毛並みのいい猫が描かれていてそれだけで幸せになります。

主人公を始め女の子はみんなかわいいし、空手の技も迫力があってきれいだ。だけど正直展開がお約束的すぎるとも感じる。

このワンパターンではあるんだけど、やっぱ百合はいい。しかし檜山は一歩間違ったら過剰な束縛をしそうな危うさがあるな。

やはり何はともあれ絵がいい。サービスシーンでの肉が余ってる感じとか布の質感とか、それ以外にもモンスターの書き込みとか鎖の金属感とかクオリティ高い。ストーリーとしては主人公の人間不信が鍵か。ヒロインとエッチな雰囲気になっても全く嬉しそうじゃないというのは、お約束の域を越えて本当に解決すべき問題だと思う。

なんだか頭脳戦要素が少なくなってラブコメっぽさが増しましたね。藤原書記は恋愛絡みがないから行動が自由なんだなあ。かぐや様とかラップなんか絶対できないよね。

「告白した方が負け」って別にそんなことないだろ…と思っちゃうんだけど、そういうツッコミさえグッと抑え込めば面白いギャグ漫画ですね。