ふじわらびさんのレビュー

アニメでも見せたのほほんとした気性と周囲に気を配る思慮深さは健在。新人時代のハルトマンが如何にしてエースウィッチになっていったのかが描かれます。やっぱり槌居先生のウィッチはかわいいです。

「人種のるつぼ」ならぬ「化物のるつぼ」なニューヨーク。なにが起こってるのかよくわからんが読者は置いていかない。ヘタレだけで終わらないレオがカッコイイぞ。

この手の漫画って多分、ヒロインの女の子が手の内を明かさない何考えてるかわかんない、というパターンが多いと思うんだけど、久保さんは好意を隠そうともせずガンガンアピールしてきますね。むしろ白石くんが普通すぎる。「ちょっと困ったなあ」ぐらいでまだまだ全然意識していない。この距離感のままだと二人の関係は変わらないんじゃないかなあ。

ギャグでもありラブコメでもあるこの漫画。個人的にはギャグ要素がラブコメの邪魔をしてるかなあ。いやむしろギャグが主題なのか？タイトル通り本当に100人ヒロイン出てきたら歴史に名が残る位すごいな。

全体的にギャグの空気が流れていてエッチな要素は薄いです。特に全裸でもつるつるで乳首のない胸を見るとそういう面では期待できない気分になります。テロップでキャラに突っ込むようなノリはちょっと懐かしい。

こんなふうに現実的な筋肉のあるヒロインって漫画では中々見ないですよね。内容はエッチではあるんですが、どうにも展開がワンパターンであるように思いました。

ヒロインのエマを始め女の子がみんなかわいいです。特にここぞという所(つまりイチャラブする時)ではグッと美人にもなり結構ドキドキですね。

双子に向けるバラライカの視線は情を感じさせる。バラライカにしろレヴィにしろもっとイカれ野郎かと思っていたんだが…。単にぶっぱなしてハッピーという漫画じゃなくなってしまったな、あるいは最初からそうだった？

秩序立てている訳ではないがある種のルールの中で噛みつく隙を窺うヤクザ連中相手に問答無用のやべー双子が登場。ぶっぱなしてハイおしまい、とはならないんだろうなぁ。

う～ん、この命が軽い感じがかえって新鮮。絶対隣には居て欲しくないが見てる分には楽しい。あとレヴィのホットパンツが思ったよりエロいぞ。

古見さんの太もも、いいですね。実にいい太さ。水着浴衣と見所が多い中でラブコメ臭も強まってきました。困惑するのではなく照れることが出来るだけの関係が築けたんだなあ。

「零」ということでどんな形で本編と繋がりを持たせるんだろう？と思いましたがいきなり「敗北を認めて」って…バッドエンド確定？まあそのあたり続きを読んでみないと分かりませんが、一巻では敵の強大さばかりが描写されていて本当にどうやって戦うんだ、と思いました。

古見さん萌え漫画の色が強くなった二巻。ポニー夏服白ワンピと盛りだくさん。特に相合い傘の回は中々描かれない古見さん視点で交えられドキッとした。

ゲームクリエイターと少女漫画で即戦力ってスゴすぎる。どちらか片方でもかなりのものだよ。そりゃあクラスのいじめっ子なんか相手にしないだけのメンタルあるのも納得。殿を務めたのも完全に自分の意思。香織も人を見る目がある。銃を錬成出来るのもなろう的御都合主義ではなくホントに構造を理解してたりするんじゃないだろうか？

なんだか原作よりも愛嬌がある気がする。絢辻さんのあたりがやわらかいというか。単にいつも頬染めてるからだけではないと思うが…。

新ヒロインである先生が登場。先生の主張は成幸父の「出来ない奴の方が～」という考えと対立するものでこの漫画の大事なテーマを象徴する形になりそうだ。

あんまりこういうことを言っても仕方ないとは思うのだけど、いくら何でも設定に無理があるだろと感じてしまう。ヒロイン二人がラブコメ未満のやり取りをやってる中で最初からベタ惚れのうるかちゃんは強すぎる。二人は追い付けるのか？

いやー始めの方は若干の中弛み感もあったがやはりキャラクターを魅せるのが上手い。影山はデカくなったな～。

技術はもちろんだが何よりもチームプレーだ、という部分を大切にする志が高い部だよなあ。 しかしそれにしても、後半なって出てくる敵エースとか実はいた二年とか「いかにも」過ぎるよ。

第一巻の副題が「日向と影山」。名前からもわかりやすくダブル主人公モノ。お互いに対照的な存在だと思っていた二人が実は同じだったと気付く。一冊丸々このディスコミュニケーションを埋めるための話だったんだな。口下手なのに言葉に出来た影山えらいよ。