ふじわらびさんのレビュー

今回もパンツや乳首が大量に。三隅のデレはハーレム展開への布石なのだろうか。不必要にドロドロさせるような展開はないだろうという信頼感はあります。

意外とこんなふうに霊と仲良くなる漫画ってなかったかも。でもラブコメ方面はともかく霊とはもう結構仲良くなってる訳でこの先どう関係を進めていくんだろうか？

起承転結の起、というかそれ以前の本編が始まる前のエピソードなので、この時点では中々どうこう言うのは難しい。けれども岡田麿里っぽさ、つまり嫌な意味での現実的な性格が悪いキャラクターばかりの環境が作る息苦しさ、をヒシヒシと感じました。とてもいいコミカライズです。

やっぱりまず第一にパンツの質感が素晴らしいですね。眼福という奴です。時折出てくる矢印が安心して読めるエロコメ観の一助になってますね。

二階堂の手術云々はなんか何時の時代の人情話やねん！って感じちゃうんだけど、間に水着のサービスシーンはさむのがこう…すごいね。物凄い力技でお涙頂戴じゃないぞって言ってる。 あとブルマなのがいいね。最高。やっぱり青春ならブルマだよ。

とにかく画面が綺麗。トーンワークとディテールの書き込みでパンツの質感がすごい。かのんの脳味噌ピンクっぷりは流石中田先生という感じですね。

サッカー部が本格始動し11人のキャラクター性が見えてきます。普通だと日常的な部活動を通じて一人二人のキャラを徐々に見せていくようなやり方になったりしますが、この作品だと全員が一度ワチャワチャと暴れまくる。こういう手法を正面からやるのは意外に珍しいのではないでしょうか、あと銭湯シーンは非常に良かったですね。おっぱいもそうですが、入る時と出た後で着替えカットが二回挟まれるのは素晴らしいです。

さわやかというか叙情的というか…こんなにもさっぱりしていていいのか？と心配になるぐらい。ラストの「私はなりたい」は自虐的な「ボケ」なんだろうか…？どうもこの漫画との距離感をはかりかねる。

明確に投馬が主人公として描かれてるんですね。つまりかわいい妹…だけか？という視点で読者も音美を見ることになる。まあドロドロのラブコメみたいなのにはならないでしょうが。タッチの続編だけどそこは心底どうでもいい、というのがあだち充っぽさなのかな？

パンチラとか乳首とか読者サービスが多くそれ自体も素晴らしいんだけど、ただサービスというだけじゃなくてスカートの躍動感とか動きの説得力としての表現になっていてすごく良かった。作品世界がサッカーもパンツも全てが地続きの存在なんだと感じられた。

やることやってるんだけどエッチな感じはあんまりしない。 話数が進んでいく毎にどんどんなろう的要素が強まっていく感じで、好みもあるだろうけど個人的には食傷気味で読んでてつらい。

うーん、新キャラの二人はすこしキャラが弱いか。レギュラーメンバーと比べてまだまだ何考えてるかわかんないところがある。このままどんどん新キャラが増え続けるのだろうか？

一巻よりもお色気要素が強まってぐっと読みやすくなった。各キャラそれぞれが自分のキャラ付けを前提とした行動をおこすようになって日常ものとして安定感がある。

時を巻き戻して同じシチュエーションをやり直すという構成上、主人公のトキくんも読者も新鮮味がなくなり退屈になりそうなものだが、ラブコメとしてのドキドキを失わずに展開していくのがすごいと思った。安易にルールを提示するようなことをせずラブコメとしてまとめているのも好感触。ただそれだけにこれからSFとして面白い広がりをみせることが出来るのか、心配だ。

スピンオフらしく原作キャラのチラ見せしつつあっさりと全国へ。この見開き多用というのかゆったりしたコマ割りいいなぁ。

大吾の回りには厳しい人もいるが優しい人もいて、恵まれた環境だなぁと感じます。どちらも大吾に影響を与えていてそれを受け流すのではなく受け止めることの出来るいい子ですね。これは光も睦子もそうです。そういう意味では大吾は十分才能があるのではないでしょうか。

ひたすらにエミリコがかわいい。ゆったりしたペースでエミリコとケイトのイチャイチャっぷりを見せつけられる。すごい贅沢な気分。その上で少しずつ明かされていく「館」。この焦らしっぷりが大胆で小気味良い。

エルシィがかわいい。ヒロインはエピソードが終わったら記憶が必然的に桂馬が関係を築いていける相手はエルシィしかいない。一人勝ちのようにも思えるが攻略中は蚊帳の外か驚き役、羽衣便利キャラになりがち。それをかわいく書こう読者に好きになってもらおうという作者の思いでエルシィはやたらかわいくなってる。SDとか。

めちゃくちゃ短いのに下品になりすぎないスカートとか、清涼感がありキャラが「かわいい」、つまり昔風に言うと「萌え漫画」なんですね。十年一昔と言うように咲という作品は一時代を築きそれは現在進行形なんですが、今一巻を読んで見ても「キャラが変わった」とは思っても「古くさい」とは感じないです。やっぱり変わらぬ魅力がありますね。

確かに考えてみればめちゃくちゃ大変だよなこのトリック…という冷静な視点に思わず笑ってしまう。あれだけ苦労してるんだからそりゃ上手くいったらテンション上がるよ。ダンサブルな明智は今回屈指のお気に入りシーンだ。