赤運太郎さんのレビュー

ビルス戦以降、舐めプするようになり 戦いに真剣味のない悟空とベジータを 蚊帳の外にしたのは正解だと思う。 ご飯とピッコロの師弟関係をテーマにして 娘のパンも加わりコミカルさもあって、 ブロリーよりは楽しめた。 それでも魅力のない新キャラの会話が 延々と続く序盤のかったるさ、今更 レッドリボン軍が相手という盛り上がりに 欠ける展開で、一時間半強は長いと思う。 「たったひとりの最終決戦」などは ほぼ新キャラばかりで、悟空が活躍する 現代とは状況が全く違う過去編だったが、 それでも一時間弱でしっかり話を纏めている。 過去の映画版も一時間弱の作品が多かった 事を考えても、やはりドラゴンボールは 内容的に一時間くらいの尺に収めるのが 妥当だと思う。 また、ピッコロがパワーアップの方法を ドラゴンボールに頼るのもガッカリした。 合理的な神と融合したとはいえ、彼は こういった安易な方法に頼らず、修行など 自力で打開策を講じるストイックなキャラ だったはずである。 また神龍の力を超えた者の存在を 変化させられないという設定にも 矛盾するし、この点は興醒めでした。 ファンとしては続編を観られて 嬉しかったのですが、超シリーズで 時折感じる倫理観の緩さなど、 やっぱり私が当時大好きだった ドラゴンボールとは違うなと感じます。 人造人間との戦いとしてはやっぱり 「極限バトル!!三大超サイヤ人」の方が ドキドキしました。 願わくばあの頃のように胸が踊る 劇場版作品が観たいものです！

水を探して旅をする姉妹たちと 記憶喪失の少年の話。 主人公が記憶喪失、ある意味で終わった世界、 始めは幼児向けか?というノリだが、謎が 段々と明かされ、引き込まれる展開は 「けものフレンズ」と共通。 今回はよりシリアス度とアクションがアップ、 一話一話は大した内容ではないが、それを しっかり成立させる手腕は大したもの。 キャラも可愛く、最初は違和感のあった りなの声も段々病み付きに。 ただ相変わらず世界設定が複雑で、 終盤は一気に駆け足。 余計なエピソードは削って、 もう少しじっくり展開して欲しかった。 結局「彼」はどうなったのか? 「彼女」は元には戻らないのか? そもそもケムリクサって何だったのか? 最後まで見ても謎が残り、スッキリしません! 面白かったが、世界観がやや暗めで 人死にも出るので、好みが分かれるかも。 「けもフレ」とは全くの別物として 見た方が良いです。

謎の着ぐるみになってしまう少年と 彼の秘密を知った少女の話。 初回、あまりにウザい展開にイライラ！ 観るのを止めようかと何度も思ったが… それ以降は全く予想できない展開が 面白く、ドSなヒロインやその姉の ヤンデレなどキャラも良いので楽しめた。 まあ、観続ける原動力になったのは 女性が主人公の体内に入り、 ヌルヌルになるエロ描写が 半分くらいを占めるのだが… 面白くて続きが気になるので、 二期がぜひ見たい作品です！ ただ、グロ描写やエグい展開が ソコソコあるので、そういうのが 嫌いな方は見ない方が良いかも。

原作漫画を結構先の方まで読了済みなので わざわざアニメ見る必要ないかな〜？と 後回しにしていたが…やっぱり面白い！ 戦闘での呪文詠唱のシーンは、やはり アニメならではの迫力とテンポがあって 良かった。 内容もモーロックじゃないけど、かなり 忘れていたので新鮮な感じで楽しめた。 特にマイルドにはなっているが、 絶対カットされるだろうと思っていた イキリイッポンダケのネタをやってくれて 嬉しかった。 個人的には赤髪だと思っていたラエルザの 髪の色がイメージと違ってちと残念だったが、 キャストはイメージと違う感じのキャラは ほとんどいなかったので感激！ ラファに関してはエヴァのアスカっぽい イメージなので、もう少しツンが欲しい気もするが… メチャ可愛いので1番のお気に入り。 ただ唯一気になるのが、全体的に画面の影が 暗すぎる気がするので、二期やるならもう少し 明るくして欲しいです。

怖いのも残酷シーンも苦手だが、魅力的なキャラや リアルな舞台設定、音楽とビジュアルの迫力、 先の読めない展開で一気に惹き込まれた！ 伝奇物としては意外と早い段階で敵の正体や弱点が 分かってしまい、クトゥルーっぽい割に絶望的に 勝てない相手ではないのが、やや肩透かしだったが… 何度も殺られながら攻略法と真相に近づいていく タイムループ物としては、予想を裏切る展開で 何度も驚かされ、最高に面白かった！ 最後は綺麗に終わり過ぎな気もしますが、 シュタゲやリゼロなどがお好きなら 楽しめる名作だと思います！ 続編の2026もぜひ映像化して欲しいです。

ＣＭ制作会社でツンデレと優しい男子、 一人二役を演じる事になった男のラブコメ。 同一人物なのに方や好かれ、方や毛嫌い される展開が面白かった。 ただ中盤からはこの設定が全く活かされず、 なぜそうなる？なダラダラ展開が残念！ この内容なら、正味２０話で良かった。 また、初回から人に迷惑をかけても笑って 誤魔化す、生意気で優柔不断なヒロインに 好感が持てなかったです。 良くも悪くもイケメン・アーロンを愛でる、 ファン向けのドラマ。 いい大人があまり真面目に働かずキャッキャ ウフフ、大した事は起きないが大騒ぎする 台湾らしいラブコメなので、そのノリが 苦手な方にはおススメしません。

企業間の交渉を手掛けるキャリアウーマンと 大企業のワガママ御曹司の恋愛、全41話。 最悪の出会いから御曹司と徐々に恋愛関係に… だが、彼は本来は付き合ってはならない依頼主。 仲の良いイケメン弁護士と火花を散らす 三角関係にも発展。 交渉に垣間見える企業間・グループ内の謀に 翻弄されながら、両親の死の真相を探る為に キャリアアップに励むヒロイン。 如何にも面白くなりそうな感じで、実際 最初の方はラブコメとして楽しめたのだが… とにかく話の展開が地味で遅く盛り上がらない！ まったりラブコメと言えなくもないが、 複数のキャラの恋愛が同時進行するので いやいや、今イチャついてる場合か？ と毎度ツッコミたくなる。 また、登場人物が優柔不断で恋愛体質。 何かあると相手に頼り、都合が悪くなると 違う異性にフラフラついて行く… 昔の少女漫画みたいでイライラします！ 特に最終回は、父親と婚約者に解決して もらうのではなく、主役の二人がなんとか すべき問題だと思います。 「私のキライな翻訳官」のスピンオフで 主演女優は同じだが… 上司が格好良く仕事熱心な翻訳官に比べ、 こちらは恋愛主体で顔以外取り柄のない ボンボンがお相手で、好きになれない。 両親の死の真相やラストもなんだかな～という オチだし、ダラダラやるより20話くらいに まとめて欲しかったです！

鎌倉を舞台にした自転車好きの 少女たちの楽しい部活動、全13話。 リアルな知識もあった「ろんぐらいだぁす！」 よりは、「ばくおん‼」や「けいおん！」の ロードバイク版な感じで、萌えと コメディ寄りの内容。 でもゆるふわかというと、泣き虫ペダル ばりのレース展開があったり、妙に 真面目な所もある。 …かと思いきや、ママチャリに乗った キグルミにロードバイクが追いつけなかったりと、 ちとどっち付かずで中途半端な印象。 キャラも主要メンバーなのに 空気化している娘もいるくらい地味で、 はっきりとした自主的な目標もない ストーリーなので、これといった魅力に 欠けるのも残念！ ただビジュアルは良いし、スポ根的な 暑苦しさもないので、ボ～っと 暇潰しに見るには、十分楽しめました。 特に番外編の台湾が面白かったです！

初回のはじめの方はガンダムか？と思うほど シリアスだったが、ブレイバーンが登場して 一気にBLロボットギャグアニメに… 主人公がイカれているのはよくあるが ロボットの方が濃い変態キャラなのは斬新だった。 全編これでもかとBLネタをぶち込んでくるが ギャグとして笑えるので嫌悪感はなく、 ブレイバーンの正体が明らかになる回や 強力な敵の一撃で機体が大破する最終回など ロボットアニメとしての熱い展開も しっかりあるので最高に面白かった！ またOPとEDが素晴らしく、ブレイバーンが 歌うOPのバンバンバーンはクセになるし EDも苦笑しながら毎回見てしまう。 残念なのは、12話でまとめる為に終盤が やや駆け足で敵の扱いが雑だったのと、 きっちり終わりすぎて続編が無さそうな所。 最高だっただけに２クールぐらい楽しみたかったし、 ラストに含みを持たせて劇場版とかも やって欲しかったですね。

主人公以外はほぼ女性だが、イチャつくのは ヒロインと実の妹だけという珍しい非ハーレム系。 キャラやビジュアルも良く、キャストも豪華 シナリオも有名脚本家3名が担当していて 初回はめちゃ面白かった！ …ただ、色んなキャラが登場する割に終始 主人公とヒロインが狙われては撃退するの連続で どうも話に進展が感じられず、こじんまりして あまり盛り上がらない。 戦闘は二人がピンチになると主人公に秘められた力で どうにかなるの繰り返しだし、敵もどこまで 本気なのか分からないので真剣味に欠ける。 結局、黒幕を倒したのは他の強キャラだし、 最後まで観てもほとんどの謎は明かされずに 終わってしまうのも残念。 ハイクオリティな割にイマイチな感じですが、 長身のクール系巨乳美女に甘やかされながら 重度のブラコン妹にヤキモチを焼かれる コミカル展開とクセになるED曲は良かったです。

ハーレム展開だが、主人公が赤髪で勝気なヒロインに 下僕扱いされる「灼眼のシャナ」や「ゼロの使い魔」っぽい話。 ただ、主人公の元契約精霊が闇堕ちした原因である 願いとは何だったのか？とか魔王の後継者とは 何なのかなど、物語の核心に触れる謎は一切明かされず、 全く話が進まないままヒロインたちとイチャつくだけで 最終回を迎える。 せめて悪名高いヒロインの姉が実際には何をしたのか くらいは教えて欲しいのだが、回想シーンに チラッと見えるくらいで本編には登場すらしない… 実は最強なんですな俺TUEEE展開と キャストの豪華さぐらいしか見所のない作品ですが 頭空っぽにして見るなら、暇つぶしにはなるかも。

お嬢様と入れ替わり名家の嫁になった お転婆娘の話、全45話。 序盤はオテンバとツンデレ坊ちゃん、 お嬢様と医師の卵がキャッキャッウフフ する、コミカルなラブコメとして 楽しめたのだか… 中盤からラブコメとシリアスの温度差が 激しくなり、終盤に至ってはシリアスで ギスギスした陰謀劇のみで、笑い処なし！ ヒロイン達の頭の悪さ、喧嘩と仲直りを 繰り返し、何かあるとすぐに態度を翻す 薄っぺらい愛憎劇にイライラするだけ‼ ＯＰのほんわかラブコメを期待すると 裏切られるので、ストレスを 溜めたくない方にはオススメしません！

初回から人質爆破とかしていてウゲッと思ったが… 可愛いハーレイと梅原ジョーカーが格好良いし、 アメコミっぽいセリフ回しにおっ？と思い見続けた。 セリフのらしさは初回のみでその後は普通に なってしまうが、他の一癖あるメンバーもキャラが 立っていて、掛け合いやケンカなどは楽しめた。 特におナルな三流役者のクレイフェイスがお気に入り。 ただこの作品、異世界に来ても特殊な能力に 目覚めるわけでも無く、結局はDCキャラ同士が 戦う内容なので設定があまり活きていないと思う。 また、極悪人の集まりの割に毎回大人しく 牢屋にぶち込まれるのはキャラ的にどうなのだろう？ キング・シャークがいつも亜人含め人間を平気で ボリボリ食べている描写も嫌悪感がある… 一応、続きも気になりますが続編作るならもう少し 異世界らしさやスースク的面白さを加味して 欲しいものです！

口八丁手八丁のいい加減な主人公と 清の皇帝の奇妙な友情を描いた武侠ドラマ。 毎回の様に誰か死にますが、 全編コントのような展開なので 笑いながら軽い感じで楽しめました。 ただ、同作者の今までの作風とは違い 主人公は武術が出来ない卑怯者で およそ向上心には欠けているので、 武侠作品としての派手さや爽快感はありません。 また金庸作品らしく一癖あるヒロインが 複数登場しますが、中でも公主は理不尽に 暴力的でクレイジーなので、人によっては イライラして見てられないかも… あと主演俳優さんのトリッキーな演技は 好きでしたが、主人公は少年のはずなので 年齢的にはミスマッチかも。 どうやら原作とは違う部分も所々あったり するようですが、コミカルで笑えますし ラストの皇帝との友情も切なくてジーンとするので、 軽く楽しむドラマとしては悪くないと思います。

「ルウム戦役」と「南極条約」を描いた シリーズ第６弾。 前回、えっこれで終わり？と思った ルウム戦役が、今回は決着までしっかり 描かれており良かったです。 ただ、艦隊戦やザクの活躍などが綺麗な ビジュアルで観られるのは嬉しいですが、 展開が一方的過ぎてやや間延び。 やはり劣勢の前半からモビルスーツを 用いた作戦で華麗に逆転する戦局は、 一つに纏めて欲しかった。 また、アムロたちホワイトベースクルーの エピソードは蛇足にしか感じないので、 正直要らなかった。 それより宇宙を漂うリュウを回収してやれよ… 「暁の蜂起」辺りまでは最高に面白かったですが、 シリーズ後半は本編のキャラを活躍させようとして 無理のある展開も。 特に連邦サイドの描写がイマイチ、オリジナル キャラを登場させる等して、もう少し両陣営の 思惑をしっかり描いて欲しかったです！！

作画のクオリティがかなりアレで 如何にも低予算で作られましたという感じ。 特にオープニングはヤバさ全開なので、 かえって興味を惹かれた。 6話くらいまでずっと鬼教官にしごかれる 修行がメインで「治療術士の間違った使い方」に 似ているが、あっちが終盤無双するのに対し こちらは最終回でもLV1で鬼教官にボコボコに されるくらい無双してない… 異世界転生モノにしては非常に地味な内容なのだが、 超人的な能力や才能がない主人公が努力しながら 能力を高めていき、回復術を周囲の人のために 役立てることで感謝され絆を築いていく過程は 悪くないし、鬼教官との師弟関係も熱い！ 後半からはダンジョン探索的な面白さもあり、 これから盛り上がりそうという所で最終回に なるのが非常に残念。 この感じでは二期はまず期待できなさそうですが、 物体Xとの関係や主人公のレベルが今後どうなるかなど 続きが気になります。

最初はコミュ障の主人公の悪人ムーブと 純粋なヒロインの勘違いコメディを貫くのかと思いきや… すぐにただのイチャイチャラブコメになった。 総じてキャラの思考能力が小学生レベルなので、 相手の為を思って奴隷から解放して街に 放りだした挙げ句、敵に捕まり人質にされたり、 強面すぎて毎回争いになり相手を皆殺しにしたりと 脱力するほどのポンコツっぷり。 これで人死が無ければコメディとして 笑えなくもないが、連続誘拐殺人事件の 黒幕をあっさり許したのは如何なものかと思う。 暇つぶしに見るにしてもダレてくるほど ゆる〜い作品だが、見所は主人公を 甘やかす奴隷エルフのヒロインの 可愛らしさくらいだろう。 市ノ瀬加那さんがお好きなら見てみても良いかも。

クラスごと異世界転送されたものの、 最弱だったのでクズなクラスメイト達に 散々バカにされた挙げ句、腹黒女神に 生還不可能な遺跡に飛ばされる怒りMAXなスタート。 復讐系の異世界ものとしては順当な出だしだが、 如何せん主人公サイドとクラスメイトサイドで 同時進行するので話のテンポが悪く、最終回でも 女神どころかクラスの誰とも出会わないって…どゆ事？ 主人公がスキルを使用して絶望的な状況を打開するのは そこそこ楽しめたが、あれだけ煽っておいて復讐は 一切果たしてないので、いまいちスカッとしないのが残念。 二期があるならもう少しテンポ良く話を進めて 女神にザマァして欲しいですね。

突如発見された異世界で自衛隊が 帝国軍と接触する「ゲート」に似た設定だが、 こちらは平和的に異文化交流をしている。 引きこもりの主人公が異世界にオタク文化を広める コミカルな内容なので、派手な面白味はないが ヒロインたちは可愛いし、小ネタにニヤニヤしながら のんびり楽しめる作風。 特に監督が「みなみけ　おかえり」の 自虐ネタをぶち込んでくるシーンは笑えた！ ギャグっぽい感じだが、このまま帝国に オタク文化を広めていったら将来的に 大変な事になるんじゃ？と思っていたのが 終盤きっちり回収されている点は良かった。 ただ、自衛隊員が人情に厚い「ゲート」に比べて こちらは命令があれば平気で発砲や暗殺を しようとする非情な組織として描かれており 最終的なイメージは悪い… そして普段穏やかおじさんながら 敵に回った時の的場の悪役っぷり、 藤原さんの演技が素晴らしかったです！ 全体的に地味な感じの作品ですが、 暇潰しとしては十分楽しめました。 主人公は戦闘など、得意分野以外は ダッメダメなので、俺つえー系の作品に 飽きた時におすすめです。

ワンクール目よりバカバカしさ、 マニアックさに拍車がかかった２期。 ２０話のバンド組む回と ２２話のダンス大会、最高です‼ 続編はなさそうだが… ぜひ作って欲しいじゃんよ!