赤運太郎さんのレビュー

序盤はいつも通りだが、里帰りした恵美が エンテイスラから帰って来ないことで ややシリアスな展開になる。 私は漫画版で履修済みだったが、 セフィラの設定は尺の都合で かなりバッサリいかれた感じなので 初見の人が付いてこれたか、やや心配。 そして戦闘シーンのショボさに 涙が出てくるレベル… ラストのFinは4期は無いよって ことでしょうか…？ 好きな話なので続いて欲しいものです。

前期ほど派手な面白みはないが、 可愛いアラス・ラムスの登場で 真奥と恵美が疑似夫婦になり、 ドタバタするのが楽しかった。 ただ、ビジュアルはユルユルだし 全体的にアニメとしてもっと面白く できそうな感じ。 暇潰しに見るには楽しめましたが、 良くも悪くもない続編でした。

アニメGXPの続編かと思いきや、 前作アニメには登場してないキャラメインで おなじみのヒロインたちは最後まで登場せず。 主人公の西南に至ってはすっかり落ち着いた 大人になってしまい、ほほ別キャラ。 …お前ら誰やねん？ ストーリー的には一応繋がっているものの 話が飛びすぎて、原作小説を読んでいないと ついていけない展開。 ドラゴンボールで例えると天下一武闘会で ピッコロと戦っていたのに、いきなり ナメック星での話になったぐらいの 飛びっぷりです。 内容的にも第四期と第伍期のサイドストーリー であり、「パラダイスウォー」への繋ぎなので 中途半端な所で終わるし、月湖との関係も ぎこちないまま。 のんびりした空気感は悪くないが、楽屋落ちの様な シーンが大半で、派手な戦闘などは一切ないので 純粋な作品としての面白さも微妙… どうせならアニメ版の最終回のその後である 簾座編をアニメ化して欲しかったです！

なんとなくDAIGOさんっぽい段誉、 高橋克典さんにちょっと似てる喬峯、 マッチョな矢部太郎さんみたいな虚竹の ３人を主軸にした武侠アクション、全５０話。 前半は全く武芸はできないが、偶然にも 強力な武術を習得してしまう王子の段誉が主役。 彼は善良なのだが、優柔不断で出会う女性と 次々良い感じになってしまうスケコマシ体質… 世間知らずで、ここぞという所で鈍くさい彼に イライラするので正直、始めの方はあまり面白くない。 ただ、出会って良い感じになる女性がことごとく●で 悲恋に終わるという展開が喜劇として笑える。 中盤の主人公は、武術の達人であり豪快な性格の 丐幇の幣主・喬峯。 彼自身は器の大きな人格者であり非常に優れた リーダーなのだが、同じ組織の裏切り者に 出生の秘密とそれに関わる冤罪によって陥れられ、 今までの仲間たちが全て敵に回る。 裏切られても優れた度量で許すものの、誤解により また裏切られて四面楚歌になっていく展開に ハラハラします。 中盤の３０話辺りからは金庸作品屈指の悪女・ 阿紫とその下僕・鉄丑が色々悪事を働く展開で やや中だるみ。 この二人にはさっさと退場して欲しかったのだが なんと最終回まで生き残ってしまう… 非常に慈悲深い心を持ちながら、武芸ができず 機転も利かないため周りから馬鹿にされている 虚竹が35話辺りからようやくメインで活躍。 彼が運命の悪戯から凄まじい内功と強力無比な 武術を伝授されて、段誉や喬峯と義兄弟になる事で 物語は結末へと向かう。 3人の主役がいるので、やや散漫な点があり 強すぎる黒幕を謎の人物があっさり改心させて 解決してしまうポカーンな終盤。 自刃する人物も多くいるので結構クセのある 内容ですが、派手なアクションと先の読めない展開で 楽しめました。 なにより最後まで男らしかった喬峯の兄貴が 最高にカッコ良かったです！

1話目は全く面白くなく、 2話目もパッとしないがキャラが増える 3話目あたりから少しずつ面白くなる。 ただ、終盤のご主人様の鞍替えで ヒロインへの好感度ダダ下がり… 特に疲れている姉や様子がおかしい ポチを働かせようとするみつきが嫌。 最終回で一応、勝負だったという事で 丸く収まっているものの、主人公の 外道っぷりがなりを潜めているので あまり盛り上がらす残念。 巨乳中学生メイドのいずみのエロさと キャストの演技のみが見どころですね。

ドジっ子な新キャラみなわを加えて のんびりしたラブコメ…かと思いきや 終盤で急にシリアス展開、ラストは ハードボイルド。 あまりに温度差がありすぎて正直戸惑う… いきなりハードボイルドなのはいけないと思います！

よくある俺つえー系の転生もの。 ゆるゆるのビジュアルと退屈な内容で キャスト以外、特に見所もない。 だが強い癖もなく、見てると眠くなるので 就寝前に見るアニメとしてはありかも。

寵愛のない側室の子として生まれ、 疎まれながら育った少女が 忍耐と機転を利かせて幸せを 掴む物語、全73話。 小さい時の話は中々面白いが、 思春期になってからのヒロインは 才覚を隠して目立たぬように 生活しているので、ほぼ空気。 愚鈍な正室と小賢しい側室、 それに板挟みになる情けない当主の 家庭内のいざこざがコミカル風に 延々と描かれるので、序盤は 正直とても退屈。 十五話位からようやく明蘭が 才覚を表し始め、機転を利かせて 家での地位を確立し、夫になる 相手との関わりが深くなるので 段々と面白くなっていく。 中盤からは名家に嫁ぎ、善人ヅラをした 性悪な夫の継母との知恵比べ、終盤は 宮廷を舞台に新王と皇太后の争いに 巻き込まれる。 俳優、脚本共にレベルが高く、 特に如何に相手を言い負かすか 頭脳を駆使する掛け合いが秀逸。 理路整然と性悪女たちをやり込める ヒロインの姿が痛快です！ 家族をテーマにした内容で ヒロインと祖母の関係、家族に 恵まれなかった明蘭とその夫が徐々に 家族になって過程が見所。 どの人物の背景もしっかり描かれており、 とても見応えのあるドラマ、 切ないエンディング曲にもうっとり。 ただ、73話もあるのでとても長いです。 序盤は父親や家族からの不当な扱い、 それ以降は性悪な側室や義母、黒幕との 争いと緊張が続くので、人によっては イライラして最後まで観られないかも… それでも最後のハッピーエンドまで観ると とても素晴らしいドラマです。 （墨蘭はもっと酷い目にあっても良かったが） 骨太な逆転劇が観たい方は、楽しめると 思います！

古い作品だがシリアスとギャグ、 エロのバランスが程よくて楽しめた。 しかも山賀さんが監督、OPを あの庵野さんが手掛けるという 在りし日のガイナックス作品。 素晴らしいスタッフが結集しているだけに 切ないですね… 爆乳の女教師が中坊を露骨に誘惑したり、 ヒロインやJCの乳首丸見えのヌード満載 だったりと、色んな意味で今では出来ない内容。 ED後のポエムコーナーにSAN値を 削られるのが難ですが…オススメです！

冒頭とＯＰであれ…見る番組間違えたかな？と 思ったが、ちゃんとアレの続編だった。 今回はスローライフしているレッドたち 元勇者一行と新しい勇者ヴァン一行の 両視点で展開。 前シーズンで不評だった主人公の自覚のない マッチポンプと露骨なエロ描写が今回は ほとんど無く、見やすくなるかと思ったが… クセがなくなった分作品としての面白みも無く、 気の抜けたコーラのような内容。 じゃあのんびりとしたスローライフかというと 毎回何かしらと戦っているし、かと言って 緊張感もない間延びしたどっちつかずの内容。 見所は新勇者ヴァンの奇行ぐらいだろうか？ この新勇者ヴァン様がとにかくサイコパス野郎で、 危険のないモンスターを虐殺するわ、人間でも 敵対すればすく殺そうとするわ、挙句の果ては 村人全員を洗脳して魔王軍と戦わせようとする イカれっぷり。 まあ最終回は綺麗にまとめたが、結局 サイコ勇者をなだめて少しまともにしただけで、 加護や神の謎については一切進展なし。 ヴァンに関しても、なぜ子供には興味を示したのか？ とかバックボーンは語られず、残念だった。 豪華なキャスト陣が気の毒になるほど 薄っぺらい作品なので、オススメはしません。

人気の食品ブロガーが転生して 唐時代のお嬢様になりグルメで 活躍するラブコメ。 イマイチ派手な面白みはないが、 転生系ラブコメとしては ギャグもあり普通に楽しめた。 ただ全8話と短く、せっかく 盛り上がった所で尻切れトンボで 終わってしまうのが残念！ …続きはいつなの?

連続殺人鬼に殺されるがソンビとして復活、 その後なぜかフリフリの衣装を着た 魔法少女ならぬ魔装少女にもなってしまう 不運な主人公、しかも必殺技はキックと 言いながらチェーンソー。 同居人もネクロマンサーに魔装少女、 吸血忍者とクセが強い面々と 色んなモノをぶち込んだ闇鍋のように かなりカオスな設定。 ゾンビと魔法少女を混ぜるイカれたノリと ギャグ満載のナンセンスラブコメとしては そこそこ面白かったです！ ただ、連続殺人鬼や夜の王との戦いは 結構グロかったりシリアスだったりするので その手のシーンが苦手な方は注意。

前シリーズに比べてグロや シリアスシーンが少ないので、 カオスなラブコメとして楽しめた！ 特にミストルティン先生が崩壊して 歩が魔法少女だと学校中にバレた回と 歩の中二病全開のイタすぎる最終回が 笑えた。 京子に関しては甘すぎる気がするし、 ラストも尻切れトンボで終わって しまったのは残念。 結構好きなノリだったので もっと見たかったですが、 3期は無理そうですね… ちなみにＯＰでは毎回違うキャラによる 前口上が流れるので、スキップすると 勿体ないかも。

貧乏な元お嬢様と大食い娘と腹黒メガネ、 名前に「葉」が付く三人娘の日常系コメディ。 キャラがそれぞれ個性的で面白いが、 よくある甘々でユリユリな感じではなく 互いにイジったり小馬鹿にしている部分があり 親友とは違う微妙な関係が良かった。 また恋愛には全く発展しないが、この手の 作品にしては珍しく野郎もしっかり 登場している。 特にお嬢様の元使用人であり、現ストーカーの 山Ｇが不憫で笑えた。 動画工房だけありビジュアルも良く、中でも 劇場版並にヌルヌル動く無駄にクオリティが高い 第一話は必見、ＯＰの振り付けもメチャ可愛い。 甘々でユリユリな萌アニメを期待すると 肩透かしを喰らいますが、私的には 丁度よい甘さで楽しめました！

ビジュアルも内容も同人アニメレベルの ヒドい出来、ケンシロウとの絡みだけが見所。 違法アップロード対策を色々やってる みたいだけど、それ以前にこんな内容じゃ 見向きもされんと思うが…

初心者が集まって同人ゲームを作り、 まともな作品に仕上げるにとどまらず 売り上げで次回作を作ろうとする かなりぶっ飛んた設定。 人間関係や期限などでトラブルが起きる→ 頑張ってなんとかなる→またトラブルが起きるの 繰り返しで大きな失敗や挫折もなく ラストまで行くので、あまり盛り上がらない。 また一癖ある個性的なキャラが多い中、 主人公とメインヒロインにあまり個性がなく つまらない。 その割にヒロイン兄弟は見方によっては ゲスいのも頂けない。 あまりに綱渡りで大博打の連続をご都合主義で 押し通す展開なので、ものづくりという点において 「冴カノ」がもの凄くまともに感じました。 PCゲーム原作のアニメは見るもんじゃないですな…

冒頭から白い雪のような物に覆われた世界、 巨大な虫、続いて片腕機械の全身鎧の女傑と副官、 ラストには巨大な人型兵器の登場など まんまナウシカ… ただ、ナウシカを下地にしたような 世界観の割に、地味でモブ並みに魅力のない 主人公とヒロイン、テンポが悪く 盛り上がりに欠ける展開で、あまり面白くはない。 特に作品の根幹となるテーマ、人物の行動原理と 組織の描写の薄っぺらさが酷い。 自らを犠牲にして大勢の命を救ったナウシカに 比べると、最終回の敵の兵器をより強力な 兵器であっさり破壊し、敵の大将を ヘッドショット一発で討ち取っての決着には 呆れてしまった。 ナウシカと似ていそうなのでどんな感じか 怖いもの見たさで見たが… 別に見なくてもいい作品でした。

ヒロインが宇宙人だという以外は 普通の青春ラブコメ。 ベテランの脚本だけあり、 目新しさや派手さはないが キャラの複雑な思いが交差する ラブコメとして最後まで楽しめた。 特に最終回の別れは、かぐや姫の様で 中々グッと来た。 そして、まさかM◯Bがあそこまで 活躍するとは… ラストも説明し過ぎず爽やかな感じで 良かったです！ …それにしてもメガネ率高いな、 キャラデザがメガネ好きなのだろうか？

優柔不断な主人公がヒロイン達に 迫られるよくある感じの萌アニメだが、 誰が妹かわからないので手が出せない 謎解き的な設定があり、ソコソコ楽しめた。 ただ、会っていきなり好感度MAXで ヒロインがグイグイ攻めてくる第1話は ちょっとクセが強い。 中でもトラックに接触されても ピンピンしているターミネーター並みの 頑強さのヒロインと、それを見て 病院にも連れて行こうとしない主人公が怖い… キャストが豪華だったり、ヒロイン達の 尻の描写が結構良くて、暇つぶしには 悪くなかった。 しかし13話目は予告があるのに OVAなので見せてくれないのが残念…

百年戦争を舞台に賢者の石を持つ 錬金術師の少年モンモランシと彼によって 不死の力を得た少女ジャンヌ・ダルクの 活躍を描いた話なのだが… まず頭が悪く、わがままな登場人物たちに イライラ！ 主人公であるモンモランシとジャンヌは 特にバカなので全く好感が持てない。 ストーリーも主人公がベーゼして ハーレム展開する為のご都合主義全開で、 なぜそうなる！と突っ込みどころ満載。 まぁ、ジャンヌが胸を大きくするために モンモランシの錬金術を邪魔した事により ラスボスの降臨が阻止されていたのを考えると ちっぱいが世界を救うお話なのかも… ビジュアルは良いし、毎回違うＥＤも 素晴らしいが、それだけ。 見続ければ面白くなるかもと最後まで見たが、 やっぱりイライラする作品でした。