ハメハメ大王さんのレビュー

　５月の日曜日午後２時からのフジテレビのドキュメンタリーで「売れないアイドル」で紹介されました２６歳の土壇場アイドルの若菜ちゃん。 　そのとたんに貸出中の連続でやっとレンタル出来ました。テレビの威力恐るべしですね。 　結論からいうとお話をしない方が良い。シャベリは意味不明。ビジュアル的には上戸彩風で可愛いというか何ともいえない摩訶不思議的な魅力がある。それで勝負掛けるんだな。 　グラビア的には「オシリーナ」が売りの部分で魅力あり。バストは可哀想な位の貧乳で残念。 　テレビで本人も言っていたが「こんなに下着シーンと小さな水着のシーンが多いのは契約違反よ」一歩間違えば芸能界↓av界へ転落のコースが待っているよ若菜ちゃん。ご注意を

　当時素人はブルーコメッツとスパイダースが表の横綱なら、サウンドを吟味できる玄人の人たちはカップスが「神」の存在でした。「長い髪の少女」「愛する君に」も勿論良いのですが、自分的には「もう一度人生を」が痺れるくらい好きでした。カップスはリードギターとベースギターのハモリング、そしてディヴ平尾とマモルマヌーのボーカルのハモリングがたまらなく好きでした。日本のポップスの金字塔だと思います。僕の中で「ゴールデン・カップス」は永遠です。 平尾さん安らかに・・・・黙祷。

　今回の大震災の自衛隊の救命活動とダブります。 　前作とほぼ同じ設定という点で皆さんのレビューは辛めですが、見ていて退屈はしません。 　しかし前作までの「感動」に慣れてしまっているので劇場で前作を見た時の爽やかな感動には及びませんでした。 　まあどの作品でも「１」を超えるのは難しいですね。

　悪い殿の悪行の表現が「稲垣吾郎」暴君と比較すると表現力に欠ける。でも約50年前の作品と考えると娯楽性は十分である。 　若き日の現・黄門様の里見浩太郎がハンサムでカッコ良いです。 　モノクロ→カラー、片岡→役所、山城→伊勢谷、嵐→松方とワープしているがいずれも2010年版の三池版の方が表現力が優れていると思います。でも約50年前の作品だからしょうがないよね。 　三池監督のを観る前に見ておくことをお奨めします。

　アクションなのかコメディーなのかナツメロなのかアメリカ風刺なのか・・・・ 　例えばウ～～ン何か駅のスタンドで少し古い腐る寸前の果物のミックスジュースを思い切り飲まされた感じでした。 　まあ暇つぶしに肩の力を完全に抜いて観る映画ですね。わざわざ映画館まで足を運ばずに、レンタル鑑賞で十分です。 まあ中途半端な作品でした。

　早速1963年版もリクエストした。三池ワールド炸裂の一気に140分を魅了する世界観がこの映画には存在する。 　なぜこの作品が「日本アカデミー大賞」にならなかったのか理解に苦しむ。せこくて金をかけないチマチマ邦画が我が物顔で賞をとっている日本の映画の幅のなさを感じる今日この頃、久々にダイナミックな邦画・時代劇を鑑賞できた。 　できれば映画館の大スクリーンで見るべき作品だと思う。 　役所・稲垣・市村・伊勢谷・松方・伊原等の大熱演が快作に華を添えている。 　冒頭のここには書けないくらいの残酷な部分から・・もう異次元の三池ワールドに完全にハマりました。 　これは邦画版「キルビル」の世界だ！

　「平和相互銀行事件」をモチーフにしている単なるやくざ映画の枠を飛び出た和泉監督の入魂の作品だと思う。一部キャストミス（七瀬・坂上）もあるが目をつぶります。オカマ役の矢木沢まりが男便所で小便をするシーンはいい味出しています。和泉監督、こういうスケールの大きなやくざ映画撮ってくれないかなあ。 小林が七瀬を問い詰めた時グラスのガラスの破片を素手で握りしめる８シーンは圧巻である。 　渡瀬恒彦が相対する男の生きざまをラストシーンで見事に演じている。また、脇を固める菅原・丹波・長門・名高・品川・本田・成瀬・川地・高松・曽根・三上・清水・中尾などひと癖あるそうそうたる豪華メンバー、この男の世界を理解するためには続けて２度の鑑賞をお奨めする傑作だ！ ※小林旭主演の「修羅の伝説」（原作・勝目梓）もこれも面白い、是非東映さんdvd化をお願いいたします。

　何ともいえない才媛・セクシー・豊潤な爽やかさが魅力の中田有紀さん。今回のフラメンコでも伊藤綾子さんと一緒にお色気満開です。1回でいいから乎手合わせさせていただきたい熟女の一人ですね。 　毎朝４時からの早朝出勤苦労さまです。ところで彼女は結婚されているのでしょうか。

　2009への橋渡しになった作品。主水の体調が悪くなり単発作品となったが、画面の陰影が発揮されており綺麗に仕上がっている。人によっては必殺とジャニーズに拒絶反応を示すファンもいると思いますが、これはこれで良しとします。 　後発の2009も大変面白いですよ。藤田主水は衰えを隠せませんが渋いです。

　頭のダイアンレインのコンサート会場の物語の始まりのドラムが叩き出すビートが自分を別世界に引き込む。もうここは無国籍の世界。 　ストーリーは童話のように単純だが、出演者の圧倒的な個性がスクリーンに弾ける。エイミーが良い味を醸し出す。 　全編暗くそしてスモークが湧きでている幻想の世界。もうファイヤーの世界である。 　これはまぎれもなく大人のロックンロール映画である。それは日本で言えば、昔の日活映画・小林旭の演じた「ギターを持った渡り鳥」に共通する無国籍感を共有する。見事な90分余の別世界をありがとう！絶賛、嗚呼ただ絶賛！

　峰山高校→テスト生→三冠王→ヤクルト・阪神・楽天での名監督の奇跡をじっくりと浸ることができる対談作品である。 　野球界だけではなく「これからの日本はどうなるのか不安だ」と語る野村氏。今の震災の国難を秘かに暗示されているようで怖い程の予言力がある人間だと思う。 　楽天を２位に成長させながらもクビになった真相が初めて分かった。２位になったため野村→星野とは出来ずに、カマセ犬のブラウンを１年だけ間に挟んで最下位にした楽天三木谷社長のせこさが大変良く理解できた。こういう真相を知ってしまうと今の星野楽天を素直に応援できなくなってしまいそうだ。 　野村は与えられた人材で古田・稲葉・赤星・山崎・島を再生・育成した手腕は大きく評価できる。 　一方星野は五〇〇〇〇〇〇〇〇円で松井稼と岩村と川上憲の入団招聘を楽天監督就任の条件とした。 　日本を代表する２人の監督をどう評価するか意見が分かれるところであろう。

　深層崩壊も確かに怖いが、今回の大地震・大津波・原発事故を体験してしまうと何となくかすんでしまうのはしょうがないかな。 　ＮＨkも地震・津波・原子力等の特集番組を放映したことないもんなあ・・・国民全員が油断していたんだなあと思う。 　改めて今回の震災で亡くなった方へ・・黙祷・・

　どうしてもタランティーノ監督の「キルビル１」に大きく影響を及ぼした作品と言えよう。キルビルと同時に鑑賞すると非常に面白い。主題歌「修羅の花」も名曲だ。タランティーノ監督が来日した時まず逢いたい日本人が「梶」だったことは有名な話だ。「女囚さそり」「仁義なき戦い」「寺内貫太郎一家」での名演技が光る。 　現在60歳を超えた梶であるがその妖艶さと美しさは今も変わらない。

　懐かしいですねえ。昔ライブを彼女と聴きに行きました。歌唱力は秀逸で説得力があります。僕の中でスサーナは不滅です。

　男はつらいよは全作ＤＶＤで保管しているが、山田洋次が監督をしていない珍しい作品。おいちゃん夫婦が旅行に出かけ、そこで待っているのが番頭の「トラさん」女将さんに惚れてふられるお決まりのパターンで宴会芸の「お志津！」は笑えます。 　しかし、ふられて旅館を去る時の哀愁の画面は出色。 　また、脇も若き悠木千帆・老優左卜全とがっちり固めている。 　新珠三千代は花登こばこ原作の「細腕繁盛記」が懐かしいですね。美しいですね。

　この作品では後半の86分35秒から88分35秒の２分間の森川信と渥美清の人間空間演技に尽きる。 　この頃の作品は寅の純真さが見事に描かれている。 　寅とおいちゃんの二人の人間の絆の描き方はやはり「森川信」が最高である。文句なく「非常に良い」作品である。

　「中沢家の人々」はいつ見ても笑えますね。一家に年寄りが６人の信じられない世界。腹を抱えて笑えます。秀逸な創作落語の極みです。見たことのない人は一見の価値ありです！これをみたら今のチャラチャラした地上波のバラエティーなんか屁みたいなものです。笑いの本質ここにあり！

「眼力」が杉本も頑張っているが、大御所の「梶芽衣子」と比べると一歩劣ってしまうのはしょうがないですね。それだけ梶が偉大なのです。それはタランティーノ監督も認めていますよね。

　千葉真一が師と仰ぐ片岡千恵蔵の心のやり取りが上手く表現されていて古き良き東映作品です。賀川ゆき絵と橘ますみの二人が可愛いです。

　ジュピターからコモエスタ赤坂まで幅広い選曲（多少支離滅裂だが）を楽しめます。歌唱力は勿論保証付きですよ。うんウマイ！