ハメハメ大王さんのレビュー

ガッチガチの狂犬ヤクザ映画です。危険な作品なので「Ｒ－１８」でも良いかと思います。ハードボイルド魂ですね。大沢がいい味出してます。警視庁麻薬撲滅映画に推薦します。岸谷五朗 美木良介 有森也実それぞれの好演「哀しさ」が光ります。「深作×渡作品」との同日同時の見比べを超お奨めします。→ちょっとというか、だいぶ堕ち込み滅入りますこと保証付き。人格変わりますよ・・・・。日本映画でなくてはこういういい味出せないと思います。何はともわれ必見！！！

　労働者の悲哀を描く秀作。現代の「派遣社員」に通じるものがあり、物語の完成度としては素晴らしいと思いました。挫折感・悲壮感が非常に強い映画でした。見終わった後、「重～～～～～い」感じになりました。欲を言えば字幕が欲しかったので「良い」に留めます。

「仁義なき戦い」の前にこんな「名作」があったとは知りませんでした。以下にこの映画の見どころを記しましょう。 ●渡哲也の見事な「一匹狼」の中々死なない死にっぷり ●梅宮の見事な撃たれっぷり、死に様 ●脱がない池玲子の撃たれっぷり、死んだ梅宮への寄り添い ●ハナ肇の渡への折檻ぶりの本気度 ●「薬中毒」の田中邦衛の震えっぷり ●多岐川の薄幸ぶり、結核による喀血ぶり 日活アウトロー路線から「仁義なき戦い」へバトンを見事に渡している作品といえる傑作だ。深作邦画の殿堂！！

　政治の闇の真っ黒な世界を見事に単刀直入に描いている山本薩夫監督の傑作の一つと言える映画です。今般の国会中継と何ら変わらない内容。政治の世界だけ成長が止まっているといえるでしょう。高橋悦史の好演が光ります。仲代の悪人ぶりも見事です。忘れかけたころ定期的に観たくなる邦画の殿堂です。

日本喜劇映画の至宝的な作品と言えるでしょう。喜劇というのはこういうものなんだと初めて分かった作品です。特にさくらの結婚式のシーンは泣けましたね。そしてマドンナにふられて押入の中で見つかるシーンは笑えましたが、そのあとすぐに泣けました。喜劇ってこういうものなんだと分かった貴重な場面でした。90分での説得力は山田監督と寅の笑いと涙の原点を見ました。日本映画の超至宝作品ですね。もう10回以上観ている映画の一つ（もう一つは深作欣二監督「仁義なき戦い」）誰が何と言おうと★10個！！絶賛！！