arrayさんのレビュー

新章開始。 フシも徐々に人間らしくなってきた。 前の章と比べれば比較的過酷な環境ではないのでメンタル負荷が少なくて済みます。

1巻目ではわけがわからないが引き込まれるだけであったが、２巻目でようやく物語の方向性が分かった気がする。

火の鳥を思い出す壮大な世界観。 壮大な物語にありがちな冒頭が面白くない傾向が、この作品にもやや当てはまる。 星３も考えたが、この手の設定では仕方がないので星４。

面白いけど、何か物足りない いきなり沢山のキャラが出てきている状況で、主人公を含めキャラを立たせるエピソードあまりないのが原因かも

トリコのフルコースが振舞われるグルメ３９５：皆で囲む食卓 この集大成ともいえるエピソードが読みたくて今まで読んできた甲斐があった

語りたい箇所はたくさんある中で、一番特筆したいのは苦渋の決断について。 こういう選択は下手をするとキャラの魅力が下がってしまうが、非常に納得のいく過程だったので、すばらしかった。

４０巻という節目とあってか重要イベント目白押し。 ドン・スライム、次郎、三虎の戦いが終わり、ついにゴッドが姿を現す。

アナザの話が終わり、トリコと通信していた時刻から物語が再開。 裏チャンネルが使えるようになったためかネタ切れなのか、巻きに入って一気にフルコースメニューをゲット。

アナザの話がメイン。 アナザは転生、時間ズレ、死後の世界などファンタジー要素が満載で、それに加えて他の設定もガンガン出てくるので情報を整理するのが大変です。 でもあまり文章に固執せず、大らかに読むと面白いです。

エリア6・ブルーグリルでの十貝五人衆と勝負は普通。 しかし場面が変わりエリア１での話になるともう目が離せません。

ニトロの目的、アカシアのフルコースなど敵陣営の掘り下げがあったのがよかった。 それを受けてかつての敵も含めたメンバーが個別に食材に当たる展開は熱い。

ベジータの新たな力がついに判明。 中々面白い能力であり実用的。 徐々に拡大するコマが多いのが気になった。

前巻はあまり面白くないと感じたが、この巻は違う。 圧倒的存在である馬王ヘラクレス。 それに対峙するトリコ。 やっぱ格上とのバトル描写がないとトリコは面白くないね。

文通の話は面白かった。 しかしそれ以外はあまり面白くない。 読み切り「１３」も銀魂と比べるとパワーが落ちる。

ゲテモノの料理が多いせいか今までと違い食べ物の設定を読むのが苦痛です。 また全体的にページが黒いせいかあまりワクワクしません。

２９巻の終わり方から小松奪還から新章開始するかと思ったらあっさり戻っていて驚きます。 内容は状況説明が多い気がします。

ナルトやワンピースでもあった一区切り。 それのトリコ版が人間界編完結です。 絶望、希望、謎がいい塩梅である良い締め方でした。

一龍と三虎の壮絶を極める頂上決戦が開始。 その流れで今まで謎だった一龍と三虎の関係とアカシアについて語られます。

序盤から登場していた因縁の強敵・スタージュンとの戦いが決着。 長く待たされた対戦カードにふさわしく最後まで目が離せない戦いでした。

第六十四訓「キャラクターはシルエットだけで読者に見分けがつくように描き分けよう」がおすすめ。長編後の脱線話いいよね。