arrayさんのレビュー

次巻既読です。 この巻の内容で犯人を当てることができます。もちろんそれなりに推理をして、アレに気づくことができれば・・・。

犯人は話の流れ的にわかり、トリックは大体分かったものの根拠が当てられなかった。 金田一が違和感を覚えた部分をかなり真剣に読んだので、その正体が分かった時は時間の徒労感と上手く騙された充実感で複雑でした。

この巻のメインである「黒霊ホテル殺人事件」の感想。 犯人は分かりやすいものの、トリックがシンプルながら当てられなくて残念。

ほぼおじさんとの戦いです。 ですがイザベラや上級の鬼と比べると格落ち感があり、いまいち緊迫感がありません。 束の間ですが、フロに入るなど子供たちが落ち着いた様子がいいです。

討伐軍が本格的に打倒王の準備をします。主人公、王側ともに予想外の出来事が起こり・・・。 この巻収録分から次の話の掲載が始まるまで本当に長くてもどかしかった思い出があります。

雑魚戦だった前巻と比べて格下の相手なれど全力で戦える状況でないため、手に汗握るバトルが楽しめます。特にヂートゥ戦はお気に入りです。

この巻に収録されている内容がジャンプに掲載された時は本当にうれしかったです。あまりにも休載が期間が長くもう連載しないんじゃないかと思ったぐらい。 突入時の１０秒にも満たない間に起きる展開に緊張しっぱなしです。

幻影旅団がキメラアントを狩ります。不明だった旅団員の能力がわかったのはうれしいです。 これに加えゴンの戦いといい基本ザコキメラアントの戦いがほとんどのページを占めています

王誕生から悲惨なシーンやグロテスクな場面が多くなり、それに伴い読者として打倒王への共感が高まります。 NGLの総決算といえる巻でした。

カイトを取り戻すべくゴンたちはひたすら修行。 格上であるナックルたちを倒せる強さを目指します。 強化系同士の戦いはシンプルで面白いです。

キメラアントの凶暴性、懐かしキャラの再登場、そして今までとは桁違いの敵。 GI編がハンターハンターにしてはハッピーな終わり方からの落差が凄いです。 心を強く持って読みましょう。

１０巻という節目に合った内容です。 前半はカルルクの修行編。後編はスミスがついにアンカラに到着。 到着後、うれしい出来事と悪い状況に直面し、次巻が待ち遠しいです。 全体として折り返し地点のような気がして、物語の主人公である２人にしっかりと焦点を当てた巻になっています。

敵役同士の対決らしく主人公がしないような外道な戦闘が新鮮。 比較的複雑な能力がなかった今までとは違い、団長の能力の使い方が初見で完全な理解は厳しいが、これはこれで何度も読んでも楽しめるのでよし。