arrayさんのレビュー

感動で目頭が熱くなることはない人間ですが、この巻を始めて読んだ時には来ました。 何度読んでも泣きそうになります。

躍動感のあるキリン、サンジとウソップのやりとりが見所です。 今までのウソップの葛藤があったからこそ終盤の展開がたまりません。

ついに麦わら一味VSCP9が本格的に始まります。 基本的に一対一だが、相手を交換したり、それぞれ戦いが干渉するなどなかなか予想通りにいかないのが面白いです。

大規模な戦闘中に語られるロビンの過去。 今まで愛着が湧きにくかったロビンが、一気に好きなキャラになりました。

４０巻目にして、見える形で格段と強くなったルフィ。 ドラゴンボールのスーパーサイヤ人でもそうですが、主人公が強くなるのは燃えます。

列車での戦闘、そしてエニエス・ロビーへ。 政府側との戦闘がテンポよく進み、次々と状況が変わりテンションが上がりっぱなしです。

ようやく物語の全貌がだいたい分かり、敵に対して反撃の準備が始まります。 この巻からノンストップで面白くなります。

敵の圧倒的実力、メリー号の行方、フランキーの過去など物語を盛り上げるための悲劇的な演出が集中している巻です。

麦わら海賊団で戦える状態の人数が限られた中、ゾロが戦い続けます。 サバイバル終盤の独特の緊張感が、いいです。

ウォーターセブン編での主要な敵キャラが登場。 魅力的な敵キャラが出てくると話が一気に面白くなります。

ルフィVSウソップ。最初はルフィが速攻でウソップを倒すと予想していましたが、ウソップらしいトリッキーな戦い方で対抗するのが素晴らしいです。

重要人物、青キジの初登場に始まり、徐々に麦わら海賊団の手に余るグランドラインの過酷さが現れ始めます。その分、意外な展開が起こるのが面白いです。

今までの話とは違い、コメディ成分の割合が多いフォクシー編。 あまり本筋を気にせず肩の力を抜いて読みましょう。 ゲームの中ではドーナツレースが一番好きです。

空島独特設定の説明の仕方がわかりにくい。 「衝撃」の説明がないまま「排撃」を出されても何が起こったのかわかりません。 戦闘描写も場面転換が無駄に多い、唐突に出てきた「飛ぶ斬撃」など困惑する箇所が多いです。 チョッパーの戦いは面白かったです。

アラバスタ編で最も混戦した巻でしょう。 BWとの直接対決の戦闘はないものの頭脳戦の応酬が、最高です。

アラバスタに上陸したばかりなのでBWとの戦いがないにもかかわらず、面白い！ 新キャラや状況説明段階なのに、ここまで面白いのは流石としか言いようがありません。

前巻はあまり面白いと感じませんでしたが、この巻はページを進めるごとに面白くなっていき楽しめました。 最後ではとんでもないことが起き、マキシムへの期待が高まります。

血界戦線が面白かったので作者の過去作品を読んでみましたが、あまり面白くなかったです。 世界観は好きなのですが、絵も分かりにくいところがあり引き込まれませんでした。

この本を読めば、暗黒大陸編の基礎的な知識、登場人物がわかりワクワクすること間違いないでしょう。 ただし、暗黒大陸へ向かうBW号内部での話の進みが非常に遅く、今回張られた伏線が回収されるのはとんでもなく先になりそうです。 暗黒大陸編についての設定を忘れたら、この本を読み返しましょう。

ルフィvsドフラミンゴの戦いが終了。 その後はサボを含め、麦わら海賊団以外の描写がかなりあります。 ドフラミンゴ討伐によって世界情勢が大きく動いた様子はワクワクします。