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181-200/350件

金剛寺さんは面倒臭い (1)

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金剛寺さんは面倒臭い (1)

投稿日 : 2022/06/05

すごい才気を感じる

本作も作者も有名らしいが 実は知らなかった。 ただ同じ作者の『これ描いて死ね』が新聞の書評にあって 興味が湧いたので繙いてみた。 千載一遇「これは!」と思った。 他の作品も読んでみたくなったのだ。 すごい才気を感じる。なぜか『田所さん』の TATHUBON先生を彷彿する。 冒頭、妊婦を助けるシーン 「感謝するならば、その道徳規範にどうぞ。」 そんな論理初めてだったので面食らった。 さらにそれで惚れてしまう樺山くんも凄い。 経験上知っている。こういう手に負えない系は 手放してはいけないってやつだ。そういうこと。

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チ。―地球の運動について― (3)

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チ。―地球の運動について― (3)

投稿日 : 2022/06/01

最も箴言に満ちた書

コペルニクス的転回、ソシュールの言語学、 ハイデガー「存在と時間」、 レヴィ=ストロース「野生の思考」。 世界の見え方がひっくり考え方ってある。 いままでで最も箴言に満ちた書だと思う。 「これから先の人生、君の本質と無関係な所で 君のすべてを否定する輩と出会うかもしれない。 そしてその度、心が折れそうになるかもしれない。 だけど君は自分のやっていることを信じて進むんだ」 「宇宙を完成させる」 「文字はまるで奇跡ですよ」 登場人物も中心になるキャラもどんどん代わっていく。 「私が死んでもこの世界は続く。 そこに何かを託せる」 そういうことなのだろう。

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チ。―地球の運動について― (2)

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チ。―地球の運動について― (2)

投稿日 : 2022/05/31

プーチンや習近平の強権が頭をよぎる

「私が死んでもこの世界は続く。 だったらそこに何かを託せる。」 主人公が第1話とは違う。 コペルニクス的転回というが歴史とは 一人の力で変わるのではなく数代に渡って 試みられた結果なのだと思う。 「私が死んでもこの世界は続く」 という言葉はよく聞いていたが 「だからそこに何かを託せる」という 発想は新鮮だった。 「君が何故恐れるかよくわかるぞ。 君自身が心の底では、信じ切れてないからだ」 プーチンや習近平の強権が頭をよぎった。

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チ。―地球の運動について― (1)

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チ。―地球の運動について― (1)

投稿日 : 2022/05/31

プーチンや習近平が頭に浮かぶ

最近最も注目されている作品だろう。 知ってはいたがなかなか読む機会がなかった。 手塚治虫マンガ大賞候補の『推し子』を読んだ流れで 大賞受賞の本書にやっと辿り着いた。 読中どうしても連想してしまうのがロシアの ウクライナ侵攻。そして中国や北朝鮮。 言論統制、自由な発言、行動が出来ない。 おそらく今最も尊重したいのが自由と民主主義だろう。 「この世の平穏を乱すような研究は見過ごせない。 正直私は世界や人類を守ろうなんて大それたこと 思っちゃいない。けど、家族、友人の 日々の”信仰”や”生活”を守る為なら、 なんだってする」 大義名分で平気で異端者を拷問、処刑する審問官。 プーチンや習近平が頭に浮かぶ。 「しかし…なんでみんなそうも言葉を 重んじるんだか」 生きるのが上手い、”合理的に生きる”が 信条の主人公。 本音と建前を使い分けなければ やっていけない愚を思う。

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アンダーニンジャ (4)

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アンダーニンジャ (4)

投稿日 : 2022/05/31

いろんな裏があって面白い

イタリア製の人工知能搭載自立型バイク”テオ”。 また変なのが登場した。 そしてやっぱりエッチ。 ところで九郎お得意の名字ランキングって あるのだろうか?名前と違って名字は新出しないが。 編集の鈴木さんは女子高生だったのね。 いろんな裏があって面白い。

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アンダーニンジャ (6)

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アンダーニンジャ (6)

投稿日 : 2022/05/30

裏に何があるか分からない面白さ

マニアックな展開はオタクにはたまらない。 「虚言が膨らんで自分でもウソか本当か あいまいになるんですよね」 核心をついた寸言もフツーに飛び出す。 学校一の美人山田さんの天然に騙されていた。 裏に何があるか分からない面白さ。際立つ。 鈴木と鬼首の「膨張術を駆使したハニートラップ」 には驚いた。

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アンダーニンジャ (5)

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アンダーニンジャ (5)

投稿日 : 2022/05/30

なんて魅力的な登場人物

何でこんなに登場人物が面白いんだ? クラスの地味な子・九郎の隣席の佐藤さん。 野口との廊下での会話裏表は絶妙だ。 それと新登場、学校一の美人山田さんの 気持ち悪さったらない。 普段からの作者の人間観察の賜物、結晶でしょう。 素晴らしい。

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投稿日 : 2022/05/28

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投稿日 : 2022/05/28

純猥談(1) 一度寝ただけの女になりたくなかった

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純猥談(1) 一度寝ただけの女になりたくなかった

投稿日 : 2022/05/27

はっと気付かされること

「今日も誰かが忘れられない夜を迎えている」 ふと目にした本書のキャッチフレーズに 釘付けになった。 さらに「性愛にまつわる誰かの体験談」と。 押見修造『おかえりアリス』第4巻で 三谷との初めてのセックスシーンを 読んだ後だったからだろうか。 渡辺ペコ『恋じゃねえから』のせい?。 普通の夜が人によっては普通じゃない。 はっと気付かされることってそうは多くない。 こういうのって貴重だ。

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恋じゃねえから (1)

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恋じゃねえから (1)

投稿日 : 2022/05/27

いままでない感じの主人公

渡辺ペコ作品は『1122』でブレイクした感があるが その前『にこたま』から注目していた。 人間関係の独特の距離感がいい感じなのだ。 ただ最近は予定調和的でねばった感がちょっと しつこくもあった。 本作はその辺がさらっとしている。 主人公の年齢も関係あるか?

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レンタル妻 9

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レンタル妻 9

投稿日 : 2022/05/27

バスタオル越しの胸に男の手を導くシーン

ミユを「オバサンかよ…」と落胆する 今回の依頼者。ミユの献身ぶりが際立つ。 これで夫婦の営みって尊い。 シャワーの後、バスタオル越しの胸に手を導いて 「あなたのシたいこと…シて欲しいこと… なんでも言って」 「妻」を超えてるな。 「離婚」は新しかった。ここへの布石だったのね。 だんだんダメ夫の正体が判明していく。

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アンダーニンジャ (3)

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アンダーニンジャ (3)

投稿日 : 2022/05/27

腹話術の蜂谷君

花沢作品は読みやすい。 絵がキレイなのとテンポの良さだろうか。 女性編集者の登場が新しい。 それとおっさん(佐々魔)の正体、 腹話術の蜂谷君、 補習の女子高生(野口)と楽しい。 普通のようで普通でない。 『キック・アス』のクロエを希求する ドロ兄(瑛太)の残念さぶりもいい。

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おかえりアリス (4)

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おかえりアリス (4)

投稿日 : 2022/05/27

三谷との男女関係が古いものに見える

待望の第4巻。 慧ちゃんがホント可愛いのだ。 そして可愛いだけじゃなく芯がある。 この芯は阿野先輩が言うように 「男を降りた」ことにあるのだろう。 そうそうこの阿野先輩の登場が 今巻一番の特徴…と思ったが 慧と洋の親密な関係、三谷とのセックスと 他にも特筆すべきものがある。 押見作品はやっぱり面白いなあ。

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セトウツミ 1

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セトウツミ 1

投稿日 : 2022/05/18

名作だなって思う

瀬戸君と内海君か… 何気なく読み出して 「ああこれ朝日新聞の書評に載ってたやつだ」 と思い出した。普段気になった本はメモするが 本書はそれほどとは思わなかったのだ。 河原で話をするという所だけ覚えていた。 その時「河原」は草が生えてたり石がゴロゴロしていたり 河川敷だったりを想像していたが 実際作品では都会の整備された河川階段だった。 『モテキ』や花沢健吾、古谷実を彷彿する絵柄で 好きなやつ。第1話の「神妙な面持ち」だけで表現するって すごい画力だと思う。 鳴山の無頼な歩き方が一枚の絵で分かるのも凄い。 鳴山の父親だったのか…この展開は キャットフードの話と共に想定外だった。 「神妙」がここでつながる。

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女の園の星 (2)【電子限定特典付】

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女の園の星 (2)【電子限定特典付】

投稿日 : 2022/05/17

若尾さんがコンビニで本を落とすシーン

酒井順子とか辛酸なめ子と同じ 面倒くさくない女子校話。 それでもまったり女子高っぽさが漂うのがいい。 面白かったのが「7時間目」の若尾さん。 ショートカットでネコ目。しれっと腕組みしてる。 「参拝です」「専門外」「そんなわけないですよね」 「うどんまんに文句があるなら 焼きそばパンにも怒りなさい」(なぜ命令調?) 「喜怒哀楽の顔が全部一緒」と言われても ディスられてはない。「若サマ」「ワカジュン」と 慕われている。 バレー部のキャプテンだったのだ。 「うどんまん有段者」がラストで繋がる。 「朝型の不良ってなんかいい人そう」 たしかに。

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【推しの子】 2

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【推しの子】 2

投稿日 : 2022/05/17

本巻に来てぐっと締まってきた

「推し」と言ったら話題になった 「武道館行った」とか「燃ゆ」とか 相手のアイドルを想像する。 本作もその類だと思って読み始めたが あっさり違っていた。 初め「推し」対象・アイの描き方があっさりしていて 疑問符だったが、本巻に来てぐっと締まってきた。 アイじゃなくてその子どもの話だったのだ。 (題名はそういう意味だった) 芸能界に精通してないと描けない内容で 「かぐや様」が何で?と感心した。

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投稿日 : 2022/05/15

女の園の星 (1)【電子限定特典付】

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女の園の星 (1)【電子限定特典付】

投稿日 : 2022/05/15

岸虎次郎『オトメの帝国』と併せて読みたい

以前和山やま『夢中さ、きみに。』を TVで宇垣美里が絶賛していた。 読んでみてその時はあまり刺さらなかったが その後じわじわと来るものがあった。 本作ははじめから面白い。真骨頂じゃないだろうか。 ちょっと古風な絵柄、登場する女子高生が 今時のJKっぽくないのが逆に新鮮だ。 岸虎次郎『オトメの帝国』も併せて読みたい。 読んでいくうちに作者のテンポ、異才に染まっていく。 「3時間目」漫画家志望松岡さんの話がいい。 「勢いあまった」 小林先生が椅子でぶつかる挿話は 何でもないことのようで凄い才能を感じた。 唯一無二の風が吹く。

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セトウツミ 3

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セトウツミ 3

投稿日 : 2022/05/14

こんなマンガ初めてだ

瀬戸君と内海君…あっ! 今朝ヨガやってて「瀬戸内海」だって ことに気付いた。3巻目にして。知ってました? 毎回整備された河原階段での会話劇。 会話劇といえば『うたかたダイアログ』 『らき☆すた』や谷川ニコの作品が頭に浮かぶ。 場所を変えないという点で 演劇『ゴドーを待ちながら』的でもある。 第1巻の表紙は町裏の階段っぽいが そんな所は出てこない。ずっと河原。 会話ですべて成り立つってすごくない? センスないとできないわ。前代未聞の尊さ。

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