YOU44さんのレビュー

ランキング情報

3ヶ月ランキング

-

年間ランキング

-

参考になった

134

レビュー投稿

350

レビュー一覧

201-220/350件

セトウツミ 2

電子書籍

セトウツミ 2

投稿日 : 2022/05/13

『うたかたダイアログ』と並ぶ会話劇の傑作

『うたかたダイアログ』と並ぶ 会話劇の傑作。 ババ抜き対決で野球部の馬場君の 回想になるってベタだけど まさかその馬場君が出てくるとは… この辺の意外性なっ。

もっと見る

参考になった

1

波よ聞いてくれ (9)

電子書籍

波よ聞いてくれ (9)

投稿日 : 2022/05/12

「出入り禁止をくらった…」由利美晴登場!

話は違うが『波よ聞いてくれ』を 知ったのはアニメだった。 OPとEDの曲は『呪術廻戦』と並ぶくらいの 名曲だった。頭からずっと離れなかったし 歌詞と内容が見事にリンクしていた。 沙村広明作品はキムタクが実写で命かけたと 豪語していた『無限の住人』が最初だが それはあまりピンとこなかった。 沙村広明はレジェンド的に崇拝する人がいて 大友克洋、松本大洋、井上雄彦に 連なるような漫画家のように思うファンがいる。 個人的に『無限』より本作の方に その凄さ、無軌道ぶりを強く感じる。 というかひとえに鼓田ミナレの 個性を創り出した時点で尊いと思う。 第66話はそのミナレが一回も出てこない。 色っぽい城華の表紙に目が釘付けになるが 「出入り禁止をくらった…」 ラストの由利美晴が何とも言えずいい。 そう、ミナレだけじゃない。すべての 登場人物が面白い。大人な作品だ。

もっと見る

参考になった

1

アンダーニンジャ (2)

電子書籍

アンダーニンジャ (2)

投稿日 : 2022/05/11

初めて女性器の名称を女性の口から聞いたこと

「少年は『ヒミズ』全巻を読んで 復習していた」 おおここで古谷実が出てくるか。 「少年は女性器の名称を 女性の口から聞いたのは初めてだった」 「それはブラジャーより甘美で新たな 扉が開いた気がした」 なんだ、名言のオンパレードか? 相変わらず花沢健吾先生はセンスよいなあ。

もっと見る

参考になった

0

センゴク権兵衛 (26)

電子書籍

センゴク権兵衛 (26)

投稿日 : 2022/05/11

ロシアのウクライナ侵攻に重なる

現在ウクライナではロシアの侵攻で 恐ろしいことが起こっている。 世界中が憂鬱に沈んでいる。 本書227話「泥沼の戦役」にこう書かれている。 「『日明講和』は睦まやかに終えられたと思われた… が数日後に秀吉の態度は一変 突如再戦を表明したのである」 「イエズス会史料はかく記す 『悪魔の一群が彼を占拠したかの如くである』」 まるでプーチンのことかと思う。 作中、秀吉は三成に嘆く 「老い先短い予の人間の最後の華… かくも夢のないものにしとうない…」 権力者に往々にあることだが 死期が近づいて何かしたいという焦りに 次の世代への思いはない。 秀吉、ロシア、プーチン、政治家、権力者 人間の愚かさを思う。

もっと見る

参考になった

0

好きなオトコと別れたい[comic tint]分冊版(4)

電子書籍

好きなオトコと別れたい[comic tint]分冊版(4)

投稿日 : 2022/05/11

表紙にうっとり

全話カラー表紙がキレイ。 後ろからだっことか対面とか 口づけとかセクシーだ。 「…私がどんな服着るか興味とかないわけ?」 「いや興味ないっつーか郁子が何着てても好きだし」 浩次のこういうところがうまい。 素で出来るからすごい。 郁子も赤面で「…っ」しかない。 双龍『こういうのがいい』の「めんどくさっ」 を読むとさらに良い。

もっと見る

参考になった

0

GIGANT (10)

電子書籍

GIGANT (10)

投稿日 : 2022/05/10

カタルシスってホントにあるんだな

奥浩哉先生の作品は読みやすい。 でも心の深いところをざわつかせるので いつも注意している。 サタンはホントに怖かった。 前巻の核ミサイルも何が起こったの わからず不安しかなかった。 今巻で一体どうなるのかと思っていたが すべてが払拭された。 カタルシスってホントにあるんだなって思った。 最終話すべてが救われる。

もっと見る

参考になった

0

好きなオトコと別れたい[comic tint]分冊版 (3)

電子書籍

好きなオトコと別れたい[comic tint]分冊版 (3)

投稿日 : 2022/05/10

そうそう『ハクバノ王子サマ』

題名からして捻りが入っていておしゃれだ。 恋は幻想、病気みたいなものだという。 たしかにセックスも含めて妄想とセットな印象はある。 朝、間抜けな顔で納豆をかき混ぜる浩次を キュンキュンな瞳で見つめる郁子。 『進撃』でエレンにフィルターをかけてるミカサのよう。 「めちゃちゃキラキラして見える」 このへん上手いなあ。 「…残りの後払いも期待しててよね」 大人だ。 あのナナに彼氏がいた!しかも訳あり。 青山さんもいい人なのでどうなるか。楽しみ。 そうそう郁子見てて誰かに似てるなと思ったら 朔ユキ蔵『ハクバノ王子サマ』だった。

もっと見る

参考になった

0

デスサイズぷるるん 1巻 【紙・電子共通おまけ付き】

電子書籍

デスサイズぷるるん 1巻 【紙・電子共通おまけ付き】

投稿日 : 2022/05/10

ポン太の逡巡と苦悩が尊い

稲田豊史『映画を早送りで観る人たち』 によれば、若い世代ほど映画を早送りで観たり、 事前に結末やあらすじを調べるという。 効率(コスパ)を重視する理由は 端的に時間やお金がないことと 心の余裕を奪われているから。 情報過多で流動的な「ファスト」社会の中で 個性や拠り所を効率的に求めざるをえず そのための合理的な生存戦略なのだと。 評論家の杉田俊介は 「世代論的な若者批判というより、 現代社会の歪みを批評する一冊であり、 読みながら胸が苦しくなった」と言う。 同じようなことを本書を読んでいて思った。 ただそれは否定的な意味ではなく、 読者の要望に応えようとする 作者のサービス精神という意味で。 漫画家が漫画家を描く作品は数多ある。 自分事だから皆真に迫っているし切実だ。 「ポン太さんの描く女の子は…エロくない」 担当の編山さんにそう言われポン太はどうするか。 その逡巡と苦悩が尊い。 漫画家、オタク、エロ、死神、転生。 五木ひろしの「よこはま・たそがれ」ばり 使い古された名詞(ネタ)を拾い集めると そこに名作が作られる。 そんなことが予感できる第1巻だ。

もっと見る

参考になった

0

好きなオトコと別れたい[comic tint]分冊版 (2)

電子書籍

好きなオトコと別れたい[comic tint]分冊版 (2)

投稿日 : 2022/05/09

何気にエッチだ

なんだかんだいって土日を浩次と ずるずる過ごしてしまった郁子。 週明けスカートをたくしてストッキングを はくシーンと会社で 「なんか潤いが…(滝のようですし…)」 の場面は何気にエッチだ。 「あははダメ男VSハイスペ~(おもしろ~い)」 ナナがいい味出してる。

もっと見る

参考になった

0

デブとラブと過ちと! 1

電子書籍

デブとラブと過ちと! 1

投稿日 : 2022/05/09

多様化の時代に合っている

ジャンルとしては女性漫画になるのだろうか。 表紙の絵も題名も青年漫画然としていて 違和感がなかった。 女性漫画でもいくえみ綾や町麻衣なんかは 普通に読む。境界は曖昧な気がする。 本作の「デブ」の扱いが新鮮だった。 流行りの転生(近いが)ではなく 事故で記憶が失くなり人格が変わる。 超ポジティブ。 「自分のことが大嫌いで 自分を否定して… ずっとそうして生きてきたの?」 そんなの 「もったいない?」 以前と自分と真摯に対峙する姿がすごくいい。

もっと見る

参考になった

2

好きなオトコと別れたい[comic tint]分冊版 (1)

電子書籍

好きなオトコと別れたい[comic tint]分冊版 (1)

投稿日 : 2022/05/07

「腐れ縁」とは「鎖縁」

「一度ハマったら抜け出せない? 魅力的な生き物…それがダメ男なんです!」 という魅力的なキャッチフレーズの本作。 これは大人な話だ。 「腐れ縁」の語源が「鎖縁」だったという 話を聞いたことある。切っても切れないから「鎖」。 そして切っても切っても切れないのが 実は一番相性が良いのだと。 切ろうとするのは脳、切らないでおこうとするのは身体。 どちらを信頼するかという話。 男女の関係は経済社会(理屈)なのか肉体なのか。 そんな根源的な問い、判断でもある。 倉本聰の『北の国から』、ジョージ秋山の『捨てがたき人々』 はダメ男が主人公だ。 イケメンは皆同じだがダメ男はみんな違うと誰かが言っていた。 大人な話。だから本作を読む。

もっと見る

参考になった

0

商品情報が存在しない又は取得に失敗したため、レビュー情報を表示できません。

電子書籍

投稿日 : 2022/05/07

レンタル妻 4

電子書籍

レンタル妻 4

投稿日 : 2022/05/06

浴衣での顔面騎乗はエロい

「レンタル妻」。毎回夫(客)はどういう人か 興味津々だ。妻と不仲、バツイチ、心の病んだ独身 と続いて今回は老人文豪。 「妻」だから夜の営みも当然ある。 このエロが本作の最大の魅力だが 人生や生活、現実と虚構(演技)の絡まりが さらに作品の質を高めている。絵の可愛らしさもいい。 老人か…仕事とはいえどうなんだろうと思ったが 主人公のミユは 「”夫”が”妻”に本当の姿を見せて何が悪いの」 と女神のような発言をする。 この流れで顔面騎乗はエロい。 このギャップはホント萌える。 ほかの描写でミユ(由美)の夫(純一)は 仕事をしていないことがわかる。 「解消のない”夫”に代わって生活のため ”妻”は”他人の妻”になる」 所帯染みるとエロスは減る。 今後の展開がどうなるか楽しみだ。

もっと見る

参考になった

0

しおりの日記 1

電子書籍

しおりの日記 1

投稿日 : 2022/05/04

人妻の変化がエロいのだ

「あっけらかんとした人妻セックス」作品の トップ2は、彩画堂『人妻オードリーの秘密』と 原茂之『やりたいサイト』だと決めている。 JKやOLもいいが人妻も良い。 人妻の良さはその字の如く「人の妻」だということ。 手垢感、こなれた感、生活感がある。 本作の詩織(34)はセックスレス。 「なにが驚くってわたしこんなに すごい声でるんだなって…」 大人しめな出だしから突然のセックスシーンに驚く。 (勤務先でのホテルではもっとすごい) 相手は元カレ、W不倫。 その元カレは毎回お金を詩織に渡す。 実はこういうの嫌いじゃない。 このお金は色んな理由が考えられる。 手間代(車代)、ワリキリ、維持費、保険。 搾取感がない。節度を感じるから好きなのだ。 ただ彼の場合は「今日の分」と言う辺りで不穏だったが。 ラブホで襲うようにベルボーイの彼にキスしたり 「今日ずっと思っていたのは捨てられたことよりも これからもうセックスする相手が いないということ…」 とのたまったり、この辺の(良い意味での)ふてぶてしさ、 開き直りが、「人妻」らしい魅力だ。 詩織の最初の印象とのギャップに萌える。

もっと見る

参考になった

0

アリバイ屋日菜子

電子書籍

アリバイ屋日菜子

投稿日 : 2022/05/03

「レンタル妻」で検索して知った

大好きな白石なぎさの『レンタル妻』を検索すると 結構な確率で本作がヒットする。 すごく気になっていた作品だ。 穂高アキラ先生は『ランジェリーを干す女』 という傑作がある(あれも主人公は日菜子だった)。 本作ではアリバイ屋として妻になったり先生になったりする。 日菜子のおっとりした瞳も良いが 社長のナオミがすごい美人だ。 絵は劇画風で丁寧だ。エロさはそれほどでもない。

もっと見る

参考になった

0

レンタル妻 8

電子書籍

レンタル妻 8

投稿日 : 2022/04/30

園児(陽菜)の 笑顔が可愛い

白石先生はホント絵が可愛い。 だからほのぼのと読める。 エレベーターで一緒になる園児(陽菜)の 笑顔が可愛い。 「…当店はお子様のお世話はお受けできません。 あくまでも”妻”としてのサービスになりますので…」 ここからがちょっとひねりが入る。 「父」でもあり「夫」でもある男性。 だからミユも「お姉さん」であり「妻」にもなる。 「…私の仕事は”おねえちゃん”じゃないわ」 さすがレンタル妻、ちゃんと夜には「妻」になる。 この貞淑感は艶っぽい。 「父親」が「夫」の顔になる。 というかレンタル妻がそれを促す。これはエロいな。

もっと見る

参考になった

0

レンタル妻 1

電子書籍

レンタル妻 1

投稿日 : 2022/04/30

いろんな妄想が膨らむ「レンタル妻」

白石なぎさ先生の絵は可愛くて好きだ。 『ヤラレちゃうマッサージ屋さん』が 最初に読んだ作品。女体化してオイルマッサージ。 女性に感度の良さに悶えるという展開に興奮した。 本作の「レンタル妻」というのも新鮮だった。 「レンタル彼女」というタイトルは巷に多い。 一歩進んで「レンタル恋人」「愛人」「セフレ」 というのもありそうだがそれは「風俗」になる。 「妻」というのがニッチだ。 「”貸妻”業界はこれからもっともっとのびるわ」 と作中でも語っている。 いろんな妄想が膨らむ設定だ。

もっと見る

参考になった

1

姫乃ちゃんに恋はまだ早い 6巻

電子書籍

姫乃ちゃんに恋はまだ早い 6巻

投稿日 : 2022/04/30

「ねえ!チュー!しよう?」

「熱中症」を「ねえ!チュー!しよう?」 って聞こえるって天才かっ。 前巻の「川いい-」を「可愛い」もそう。

もっと見る

参考になった

0

ダーウィン事変 (1)

電子書籍

ダーウィン事変 (1)

投稿日 : 2022/04/29

主人公のセリフがクール、そしてラディカル

「その先入観は、どこから来るのか?」 先日の朝刊にそういう見出しで一面広告が載った。 P47前後のコマも抜粋されてる。 「『マンガ大賞2022』大賞受賞ほか各所で大絶賛」 らしい。舞台は「インスタ」とか「陰キャ」とか 今風の言葉が行き交う米国の高校。 「どこでも好きに座ればいい」「…それ質問?」 主人公のセリフがクール、そしてラディカルで 一気に惹き付けられる。 穏やかな学園ドラマの様相から一転、街で爆発テロが起こる。 動物解放同盟が人を殺す矛盾。 ロシアのウクライナ侵攻が続く今 本書を読む意味はますます深い。

もっと見る

参考になった

1

クズとメガネと文学少女(偽) (1)

電子書籍

クズとメガネと文学少女(偽) (1)

投稿日 : 2022/04/29

文学少女(偽)と古河の自滅具合が絶妙

谷川ニコ先生をリスペクトしている。 「ワタモテ」は勿論だが スピンオフ「私の友達が…」の「全員マスク」ネタで 最終感服降参した。「漫画にリアリティは必要か」ってやつ。 その谷川先生が「文学少女」さらに「(偽)」と。 面白くないわけがない。 衣栞の(偽)具合が絶妙にいい。 ドスエフスキーを「ドエス」と言いそうになったり。 クズ古河の図書委員を選ぶくだりの 「間」も何とも言えずいい。 古河(クズ)、守谷(メガネ)、水戸(先生)と 人気県連続最下位の「茨城」の地名。 「ワーストですが何か?」 「茨城」の潔い開き直りと谷川先生のふてぶてしさに 共通点はあるが…地名を使った理由は定かでない。

もっと見る

参考になった

0

201-220/350件

201-220/350件