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21-40/350件

スキップとローファー(8)

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スキップとローファー(8)

投稿日 : 2023/08/15

そして46話が唐突にやってくる

本作をアニメで知った時 「ロマンチック・ラブ・イデオロギーの 次に来るもの」 と自分の中で位置付けした。 その時読んでいた上野千鶴子や信田さよ子を 意識してのものだったが みつみの将来像とかナオの存在とか それほど逸脱してはいないと思っていた。 だが正直、前巻末41話でみつみと聡介が付き合いだして それも揺らいでいた。 (面白さが止まらない) そして今巻46話が唐突にやってくる。 只者じゃない。やっぱりラブコメの域を越えている。 名作だと思う。 2年になって八坂に氏家、湯川と新たな キャラも1年時に劣らない。 もう一度言おう、名作だと思う。

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スキップとローファー (7)

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スキップとローファー (7)

投稿日 : 2023/08/13

結月の描写が神懸かってる

38話、結月が無言で、目付きが冷たく 鋭くなっている一コマがすごい。 これだけですべてを語っている。 第6巻34話での山田とのやり取りも すごかったが、今回も深いぞ。 「だめだ、これはもう根本的に 人間関係を仕切り直したほうがいい」 (中3でそれに気づくとは!) 「やめてほしい、そういうので 友情とか平気で壊れちゃうのに」 「あ、やめて、頼んでないのに」 「ヘタに庇っても、火に油そそぐだけだって わからなかったのかな」 「あたしこういうのわかっちゃうんだよね」 「あたしがみんなにウソつかれて どんな気持ちになるか考えた?」 妥協に絶望した時の眼差しなのだった。 これを描ける作者さんをリスペクトする。

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スキップとローファー (6)

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スキップとローファー (6)

投稿日 : 2023/08/12

キャラ立ちが素晴らしい

第30話のミカの逡巡は もはや名作の域だろう。 以前から隠れ主人公と思っていたが バレンタインの「たぶんこれが最適解!」 「メンドクサイけど」で1回目。 小渕とのやり取りで2回目。 迎井への「あんたに何がわかんの?」 のすごい形相で3回目。確信した。 それにしても前巻24話で迎井のこと 「無欲なかんじが余裕ありそー」 って女子連が話していたが、 今回の小渕への男前な態度と ミカの想いを察しているとことか 迎井も主人公の素質あると思った。 というか、キャラ立ちが素晴らしいな。

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スキップとローファー (5)

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スキップとローファー (5)

投稿日 : 2023/08/12

デリケートな感性は流石

アニメは今年No.1作品だったと思う。 アニメでは文化祭まで(漫画の4巻相当) だったので5巻目から読んでみた。 文芸部の誠の先輩とか 新しいキャラがいて嬉しい。 26、27話はその誠と先輩の 神保町での話。 先輩の 「ちょっと早いけど、解散する?」 に誠の微笑み(江口のりこ似)と その後の結月の登場する時の表情とか 自分では描けないなと思った。 それと28話の聡介の煩悶。 プレゼントをあげるのに、 好意を持っていると思わせる罪とか 考えたことないわ。 この辺のデリケートな感性は流石だと思う。 ボーリングでスカート下にズボンとか 誠と結月の恋バナ、 ボーリング場での聡介牽制とか 女性ならではとも言えそう。

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明日、私は誰かのカノジョ(14)

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明日、私は誰かのカノジョ(14)

投稿日 : 2023/08/10

毒親への言及が興味深い

雪の母親への確執が描かれる。 太陽の登場で少しずつ雪にも光明が見えだす。 二人の親の毒ぶりが痛い。 『血の轍』と言い、母親は女神…ではないことが 公然と描かれるのは良いと思う。 苦しんでいる人がいるのだから。 『ヴィオレッタ』『ピアニスト』『猿楽町』 と映画の話も興味深かった。

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明日、私は誰かのカノジョ(13)

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明日、私は誰かのカノジョ(13)

投稿日 : 2023/08/10

雪の母親と菜々美

前巻表紙の菜々美の笑顔が印象的だった。 菜々美の次の話は、ホステス仲間の未来か スピリチュアルのレター先生か。 どちらも面白そう、ありだなと思っていたので 今巻・表紙が雪だったのでちょっと驚いた。 もとに戻るってこと? 菜々美のライブでの涙は印象的だった。 となりのサチコの表情がいい。 良い仲間に恵まれていたのだ。 さて雪だが、母親と菜々美がつながる。 今朝の新聞社会欄 「娘(9)に食事を与えず低血糖症で入院させ、 共済金をだまし取ったとして逮捕された母親の 元パート従業員(34)」 記事タイトルは 「援助切られ遊興費に困る?」 「入院共済金 母親、詐欺罪で追起訴」 最近多い。こういうの。『血の轍』だ。

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明日、私は誰かのカノジョ(12)

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明日、私は誰かのカノジョ(12)

投稿日 : 2023/08/10

菜々美、いい娘だと思うよ

表紙・菜々美(本名畔上江美)の笑顔がいい。 その笑顔がどんどん歪んでいくが ソープ嬢の時のような健気さで 「闇」感が少ないのが救いだ。 アラファーと年齢というのもあるだろう 今話は年齢がキーワードだ。 丸くなったサチコに驚いたが 十代のゴスファッションとの対比がうまい。 ずっと隠れていたレター先生の顔も出てくる。 美人! 「やっぱ…そうなるよね」 予定調和的に岩崎とはどうなるのか。 トイレでのシーンだけちょっと強引で気になるが…。

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月光の囁き (1)

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月光の囁き (1)

投稿日 : 2023/07/19

フェチだけでなく、青春漫画としても良品

つぐみ出演の映画を勧められて 観ようと思ったが近くのゲオになくて とりあえず原作を読んでみた。 映画のロケ地は千葉県佐原市(現香取市)らしいが 漫画の言葉遣いは違う気がする。 なんとなくフェチな作品だというのは知っていたが 古さを感じない、シュッとした印象だった。 思春期男子特有のキモさと少女の魔性。 たぶんつぐみはいい演技したろうと想像できる。 エロい小悪魔を予想していたが 原作を読む限り、小悪魔は間違いないが。 フェチへの移行が自然だった。違和感がない。 エロい内容も魅力だが、それに堕しず、 青春漫画として良品だと思う。 喜国雅彦の他の作品も読みたい。

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新しいきみへ 1

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新しいきみへ 1

投稿日 : 2023/07/11

これは面白い

インタースティシャル広告で見つけて 読んでみたが、かなり面白い。 絵も劇画風で好み。 「僕ならできる」と2度言わないと ズル休みも出来ない、気の弱い主人公。 不倫のベタベタも…ない。 冴えない顔で思わず日本一周、っていうのもいい。 「悟は昔から情報量多いと思考止まって 逃げんだよ」 「旦那パソコンなの?」 これで十分ストーリーとして面白いのに 更に…って贅沢だわ。

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おとなのほうかご 4

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おとなのほうかご 4

投稿日 : 2023/06/24

一番面白いかも

読み易いのであっという間に第4巻。 これで完結なのは寂しい。 話が超短いので、読書、PCの合間に 本書を挟んで読む習慣が出来ていた。 これからどうしようかと悩む。 いろんな話が詰まっていく。 全巻を通して一番面白いかも。 小さいことだが、第111話、駄菓子屋の お婆さんの「オマエついに…」 が妙に心に刺さった(笑った)。

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Refrain-リフレイン- 第1巻

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Refrain-リフレイン- 第1巻

投稿日 : 2023/06/19

『Swingーstyle』と並ぶ平成の傑作

ビジネスジャンプに2000年2号から 2002年20号まで連載された。 唯登詩樹『Swingーstyle』(2007年) と並ぶ平成の傑作だと思う。 サスペンス調で読ませる。 第4話の「キリカ…お前か!」と 第6話、ゴンドラで股を開く場面は もう何年も脳裏から離れない名シーンだ。

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301号室の甘い声 1

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301号室の甘い声 1

投稿日 : 2023/06/19

「不同意性交罪」について思った

2023年6月16日、国会で性犯罪の規定を大きく見直す 刑法改正案を可決、成立させた。 これまでレイプは「強制性交」とされていたが、 「不同意性交」に範囲が広げら、 罪名は「不同意性交罪」に変更された。 これは何を意味するかというと エロ漫画の内容は(同意を得ていない場合) 犯罪になってしまうということ。 まあ当然と言えば当然だが、個人的には大きな出来事に思った。 もちろん漫画はフィクションだし、 実際に行動に移さなければ問題はないのだが、 明文化されたことで、不粋、デジタル的な印象は拭えない。 本作は「同意」を得ているのでとりあえずセーフ。 世の中、これから「同意」が当然になって、 同意を得ていない過去の作品はファンタジーみたいに なるのかなとちょっと感慨深く思った。

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鬼畜英雄(1)

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鬼畜英雄(1)

投稿日 : 2023/06/05

一番好きな作品

『僕ヤバ』『スキロファ』とお気に入りはあるけど 現在一番好きな作品かな。 エロいけど卑猥ではない(?)。やっぱ卑猥か。 んー、抜け感のあるスケベが良いのだ。 可愛いヒロインたち、むやみとセックスシーンや 裸が出てくるが、それが絶好の快感になって 次、次とページを捲りたくなる。 読者サービスが満点なのだと思う。 「鬼畜」と「英雄」、そのことは題名にも言える。 太宰治、ルパン三世じゃないけど、 相反するものの混在、ギャップ萌え。 読者心理がわかってる。 個人的に、レム顔のバイオレットがストライク。 第6話が大好き。 「ちゅプ」と挿入のシーンは何度も読んでしまう。

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【単話】セックスちゃん 第1話

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【単話】セックスちゃん 第1話

投稿日 : 2023/05/27

ポリアモリー(複数愛)に花束を

「別に誰でもいいからやりたい わけじゃないよ」 同じ言葉を知人女性から聞いたことがある。 はたから見たら誰でもいいように見えた。 だから「そういうんじゃないのだ」 「それともちがうのだ」というヒロインの 心の声が自分に向けられているように思えた。 多分セックスのハードルが低い人にとって セックスはコミュニケーション・ツールとして 最適解なのだろう。 1対1に限定しない恋愛スタイル、排他的でない恋愛の形。 相手は私のものじゃないし、私もあなたのものではない という、独占しない関係。 ポリアモリーとはちょっと違うかもしれないが 自由で爽やかな風を感じる。

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投稿日 : 2023/05/09

サブスク彼女 2

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サブスク彼女 2

投稿日 : 2023/05/09

「クズ」「クソだ」と言う人たち

第1巻P120で心折れて読めなくなった。 「彼氏を共有し彼女として共有される」 という「サブスク彼女」のシステム上 NTR(寝取られ)と嫉妬は必至だった。 コースケのような健全な恋愛感情なら 「サブスク」は必要なかったのだ。 恋愛や肉体を「商品」のように扱うことへの 嫌悪感がP120でブチギレたのだった。 …でもとりあえず全2巻、本巻で完結らしいので 手に取ってみた。 また実写ドラマ化された良し悪しも知りたかった。 男でも女でも「クズ」とは、相手を「クズ」に するから言うのだろう。 その点で本ヒロインは「クズ」だ。 「私から所有されないようにすればいい」と 身を守るため始めた「サブスク」が 身を腐らせてしまった。 「愛は…どうしちゃったんだ?」(P40) とコースケは言う。 「同じで違うクズ」(P116)をきちんと 描いている点が尊い。

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サブスク彼女 1

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サブスク彼女 1

投稿日 : 2023/05/08

ポスト・ロマンチック・ラブ・イデオロギー

『彼女、お貸りします』がすごく苦手だった。 恋愛を売り物にするのが 生理的に受け付けなかったのだと思う。 でも『明日、私は誰かのカノジョ』は大丈夫だった。 この相違は何か、特に気にしていなかったが 本作を読み、改めて考える機会になった。 ちなみに本作はDMM TVでドラマを知り、 その後原作を読んだ。 『かのかり』のような嫌悪感ではなく 『明日カノ』に近い感覚だった。 3作とも恋愛やセックスにお金が絡む。 女性のエロス資本にまつわる話だ。 「男の人がエモいと感じる恋がキライ」 『サブかの』は冒頭から男性の身勝手で エモい(感傷的な)恋に塩対応だ。 「どうするんだろう?」 「どうしたいんだろう?」 「何か結論が出るのかな?」 「だって私に落ち度ないもんね?」 「彼女がいるオレごと受け入れてる女に認定…」 「私から所有されないようにすればいいね」 サブスク彼女への流れが整然としている。 「サブスク」と「カノジョ」を絡めたのは 目新しかったが、核心はそこではない。 今気づいたが、信田さよ子や上野千鶴子がいう 「ロマンチック・ラブ・イデオロギー」が 自分の中でうずいたのだ。嫌な感じだった。 男の身勝手、感傷、搾取、ミソジニー。 「お金払うのはヤなんだね」 「エモくないもんね」 いかにロマンチック・ラブ・イデオロギーを 解体すべきか。 違和感の正体はこの辺だろうか。 「お互いが愛情を軸にしないことを 理解して開始する恋愛」 「パパ活より恋愛みある」「お得」 「私みたいに愛情に期待するのやめたやつ」 「搾取されない恋愛方式」 「彼氏を共有し彼女として共有される」 レンタル彼女や風俗、水商売の作品に 「萌え」を入れてはいけないのだと思う。 ポスト・ロマンチック・ラブ・イデオロギーの 予感がする。

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狼の娘(1)

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狼の娘(1)

投稿日 : 2023/04/29

この絵好きだな

『逃げ恥』に似てシンプル。 最近読んだ『女の園の星』や『おとなりに銀河』 もそうだが、男性にはなかなか描けないものがある。 本作は何と言っても颯のイケメン度。 この柔らかさは特有の視点と感性がないと描けない。 いくえみ綾の描くイケメンに通じる。 ゴツゴツした『セトウツミ』を併読してたから尚更感じる。

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女の園の星(3)【電子限定特典付】

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女の園の星(3)【電子限定特典付】

投稿日 : 2023/04/28

和山やま節全開!これは面白い。

特に笑ったのは「三者面談」。 間が最高だ(「次回予告」では吹き出した)。 勧めて読んだ知人たちも絶賛。 皆が「シュール」と言っていた。 女子校の猥雑さをこれほど描ける作家もいない。 「この作者、天才だな」って思った。 あの古森さんのお兄さんの表情はなかなか 描けないだろう。 古森さん自身はもはや伝説と言っていい。 「いちご侍」の待ち合わせに登場した時の コマも絶妙だった。 便所メシなのに終わり方もいい。 作者のセンスだろう。 もう一つ好きなのが「期末テスト」。 イルカをロッカーに封印した時 「シッ!」とグルグル巻きなのが何気にかわいい。

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チェンソーマン 13

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チェンソーマン 13

投稿日 : 2023/04/24

制服強強剣

展開が全く読めないから、めちゃ面白い。 アサの「制服強強剣」がかっこいい。 これほどJKの素朴な下着姿を描ける人って いないんじゃないかな。 全然キラキラしていない、清純でもないのに 白い下着が似合ってる。微妙なエロさも。 藤本先生、天才だわ。 各教室にあるボタンひとつでデビル警報が出る。 それだけで不穏な空気を感じる。

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