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41-60/350件
電子書籍
投稿日 : 2023/04/05
エロ描写は一流、読み物としては?
全体を通して、エロ描写は秀逸だと思う。 こんなねちっこい3P描写は他に見ないし、 本編でもマネージャ竹内先輩の用具倉庫での 見えパンというシチュなど、ムラムラする 要諦がドンピシャだ。 ただ人物の描きに難があると思う。 大人はみんなあざとくて狡猾。 登場人物の貞操観念は非現実にぶっ飛んでる。 これでは、したくても感情移入できない。 ラストも、どういう事情か尻切れトンボ。 好きな作品だったが、後味が悪くなってしまった。 いろんなところで目につく宣伝効果はあったと思うが、 連載当初に感じた、愛すべき作品であって欲しかった というのが正直な感想だ。
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投稿日 : 2023/02/27
圧巻の今井大輔
『恋と地獄』に圧倒されて本作も読んでみた。 「顔とプロフィールで選ぶ人間関係(マッチグアプリ) ってさ、近くに住んでいるってだけで集められた 義務教育のクラスメイトより健全」 ドキッとする指摘は『恋と地獄』のセフレ・のりまき のセリフ。同じようにドキッとするセリフが本作でも 炸裂する。 「通話がうるさい訳ではないが、許されてるつもりの キサマがムカツク」「明日から玄関出る時に、まず脳ミソ のマナーモードをオンにしておけ。フトドキモノメ」 と青い目の女子高生がのたまう。「サムライだ…」 シンプルな絵柄のうまさだけでなく言葉のセンスも 圧巻の今井大輔だ。
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投稿日 : 2023/02/26
男女関係の「有効利用」と「ときめき」
今井大輔先生のシンプルな絵柄が好き。 本作表紙の病んだヒロインの表情が印象的だ。 映画『危険の情事』じゃないが当初は純な 可愛い女性なのだった。 訳アリな出だしからハルオのボクサーパンツ姿、 腰のくびれがイケメンっぽい。 「顔とプロフィールで選ぶ人間関係ってさ 近くに住んでいるってだけで集められた 義務教育のクラスメイトより健全」 セフレ・のりまきのこのセリフが印象に残る。 男女関係を「有効利用」と「ときめき」で捉える考え方がある。 セフレやアプリ、風俗は「有効利用」。人為的。 「ときめき」は自然発生的で無償で純粋なもの。 建前や性教育は「ときめき」に偏っている。 だが現実に「有効利用」は歴然とあるし、 悪とばかりは言えない。一つの関係で両方あったり 一人の人間の内面で混在、流動したりする。 その二面性を見失ったり、誤ったり、制御できなくなるから 男女の悲劇が起こる。
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投稿日 : 2023/02/15
可愛くてエッチって最強
異世界ものもある程度煮詰まって 最近では異世界から帰還(『異世界おじさん』)、 異世界と交信(『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテ』)と バラエティが豊富だ。 こうなったらもう「行かなくたってよくない?」 と思ってたら、やっぱり「異世界転生してないのに…」転校生が エルフなのだった。そうなるわな。 エロいです。可愛くてエッチって最強。 それにしてもやってることが同じでもエルフってだけで 萌える。人間ってホント妄想とか幻想で生きてるってわかる。 メガネ君の「耳を触るのが夢」というのがいい。
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投稿日 : 2023/02/07
シリーズ最強のエロ
何なの?下に競泳水着を着てるのか? 電車の中、ブラウスに透けてる、ワキから見える。 体操着の下、制服のスカートの下(コレ好き)。 極めつきはメイド服と競泳水着。これは新しい。 そしてかなりエロい! 薄めなニーハイとの相性もいい。 エプロンからチラッと見える股間のV字は必見だ。 シリーズ最強のエロだ。
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投稿日 : 2023/02/07
涙ぼくろのチトセ、 そけい部がきれい
1に引き続き競泳水着。 扉と最初のページは先生の超迫力の胸 (ストップウォッチが特徴)。 ボン・キュッ・ボンだ。 水着のテカリが生々しい。 涙ぼくろのチトセ、上半身のショットが好きかな。 そけい部がきれい。
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投稿日 : 2023/02/06
自分の「好き」を見つけるのって楽しい
カラーイラスト集です。間違いのないように。 健康的な女子高生ですが競泳水着姿は マニアックにエロい。個人的には 1.アヤのうつ伏せ、足元からのアングル (お尻が平べったくなってる) 2.タマミの大きな胸 3.意外と肉付きのいいリクの胸の隆起と股間 が好き。自分の「好き」を見つけるのって楽しい。
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投稿日 : 2023/01/21
「穏やか」と「安定」
「穏やか」と「安定」。 本作を読んでいてこの2つを感じる。 同性愛がベースだし、弁護士という仕事柄、 不穏なことが起こりそうだが、 一貫しているのが「平穏」だということ。 史朗の堅実な性格もあるだろうが これはありがたい。安心して読めるのだ。 突然志乃の結婚話。どちらかというと今時の、 「あーうぜー」というヒロちゃんの娘みたいな イメージの彼女だが 「あ、ハイそうなんです。あたし今度 この人と結婚することになったんで」 としらっと報告。当然、一同あ然となる。 「お父ちゃん」、フケ顔の高校時代と 意外な志乃のラフさが垣間見え好感持った。 12歳の年の差、「おやっさん」と言う片岡が 無骨だって言うのもいい。 そして気づいたのは「平穏」だって感じるのは 食事のシーン(しかも手作り)のおかげだということ。 小日向たちとのパンケーキ・パーティー。 この人たち、このまま穏やかに毎日が続いて いくんだろうな(続いてほしい)と思った。
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投稿日 : 2023/01/21
人間関係は流動している
今巻で特に印象深かったのは2つ。 1.第94話小日向さんがインド料理店で 史朗の手を握りしめたこと。 史朗と同じ「そうきたか」って思った。 男女のそれとは違った、ゲイの雰囲気が出てた。 2.事務所・新人会計の山田瑞希ちゃん (若先生とは又従妹兄弟)。 「思ってた36歳とは違った!」と大先生以外の 3人は思う(若先生知らんのか!)。可愛らしい。 走って来て史朗を呼び止めたり、 ドアに指挟んだりと結構天然だが、 誰も気づいていないのに、着任そうそう 史朗がゲイだと見抜く察しのよさ。それでも 「皆さんそれぞれ事情がありますよね」 「事務所ないでは内緒にしてるみたいだから わたしも気付かないふりしてよっと」 気遣いもできる。志乃とは違う形でキャラが立つ。 今巻で思ったのは、人間関係は流動しているのだ ということ。人は何かないと固定して考えがちだが 当然、同じ状態ではいられないのだ。 ブルーハーツは「情熱の薔薇」で 「いつまで経ってもかわらない、そんな物あるだろうか」 と歌ったが、そういうことを感じさせる作家の技量に 感心したのだった。
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投稿日 : 2023/01/17
リアルだ。女性目線がいい。
レスの話。 だいぶ前に流行ったような気がする。 ドラマにもなったか? 国会でも話題になる位「レス」の話を 皆していた気がするが最近はとんと聞かない。 解決したのではなく、みんなが当たり前、普通に なったのだと思う。 で、なんで読もうと思ったかというと 最近読んだ本で紹介されていたから。 たしかフェミニズム関連だった気がする。 いつか読もうと心に思っていたのだった。 主人公が庶民感覚、バランス感あるので共感できる。 「色気ないんだよ、いっつも部屋着だし、 腹だって出てきてるし、ムダ毛だって ほったらかしじゃん!」 (これ言う男性っているのか?いたらサイテーだ) 「そういえばずっと下着買ってないなぁ、 楽だからゴムの伸びたやつばっか履いてた」 リアルだ。女性目線がいい。
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投稿日 : 2023/01/17
オカンがアパートでオバケな話が秀逸
「受け身であり、アグレッシブでもある ヤンキーってニュータイプすぎるやろ」 ニュータイプとは? 機動戦士ガンダムシリーズに登場する 「宇宙に適応した新人類」を指す。 「新しい型」の意らしい。これから使えそうな言葉だ。 新しい言葉、ネタがごろごろしているのが 本作の特徴。お得感がある。 「出張版1」が秀逸。 オカンがアパートでオバケな話。
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投稿日 : 2023/01/17
作者の良心を感じる
「あなたにうちの何がわかるんですか」 陽(夫)のこのセリフは多分言っちゃいけない やつだ。言わせる方(先輩OL・三島)も悪いが。 この作品がジェンダー的に評価されるのは 一所懸命男女のバランスをとろうとしている ところだと思う。 この後男性の立場の描写が続く。 言いかけて止めたのに聞き返さないとか 何も言わずそのまま行っちゃうとことか 陽(夫)の一つ一つは個人的に好きだ。 それを指摘するあたり女性目線が 強い気がするが、男性心理を分かろうとする 姿勢が端々に見える点にこの作品の高みを思う。 みち(妻)はコスプレイヤーのえなこイメージ。
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投稿日 : 2023/01/16
絵がきれい。グイグイ読ませる
冒頭の死体は誰のだろう。 時代遅れなマッチョ思考の安井。 意外なほど松岡綾香はいい娘だった。 ネズミが群れてるるシーンはさいとうたかをの 『サバイバル』を思った。 「世界系」だよね? 内容を読むと最新なのがわかる。 コロナ禍のマスク姿、リモートの服装、 P15では 「文化祭も中止、体育祭も中止、 今年の夏もどこにも行けないだろうし…」 P71では 「松岡ってこんな顔で笑うんだ… 学校じゃいつもマスクをつけてたから 表情がわからなかったけど」と主人公。 世界に取り残された高校生4人組。 それにしても世界系ではないが、現在の コロナ禍って超ドラマチックな出来事だ。 だってこんな漫画描写いままでなかったもの。 それが現実に目の前にある異様さ。 漫画が現実を追っている。 読んでいて内容よりも、現実にあったそっちが あまりにデカすぎるって改めて思い知った。
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投稿日 : 2022/12/23
「総統は本当に正常なんだろうか?」
「だが総統は本当に正常なんだろうか?」 アドルフ・カウフマンがランプ部長に 語った言葉だ。 現在ウクライナに侵攻しているロシア・プーチンと ゼロコロナ後の混沌とした中国・習近平。 本書は第2次大戦下の話、描かれたのは1980年代。 いまだ同じようなことが行われていることに 慄然とするのだ。
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投稿日 : 2022/12/16
ヒットラーがプーチンとまったくダブることに驚く
「総統はくるってるんだ。そうとしか思えない。 自分を軍神とでも信じこんでるんだろうか? 五月十日のあのベルギーやオランダの 都市攻撃はなんだ。 ロッテルダムでは三万人の市民のまん中に 爆弾をおとしたそうじゃないか。 総統は救世主どころか死神だよ!」 二人のアドルフ、日本にいるユダヤ人のカミルから ドイツのアドルフ・ヒットラー・シューレに 入学したカウフマンへの手紙だ。 現在ウクライナではロシアによる おぞましい侵攻が行われている。 本書の記述が現在のプーチンにまったく当てはまる ことに驚く。 彼は歴史から何を学んだのだろうか。
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投稿日 : 2022/12/14
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投稿日 : 2022/12/09
生身のブッダを知る
以下多田道太郎となだいなだの対談より 「(自由主義者であった手塚は) 巨大な運動を組織していくことに対する、 生理的な反発のようなものがあった」 「運動を組織していくときに必然的に起こる 官僚化などさまざまな弊害が、 目について仕方なかった」 「ブッダの思想は現代でいう実存主義に近い」 「二十世紀という時代は、実存主義的な価値観が、 原理主義的な価値観に少しずつ侵食されていく 過程だったという気がする」 「ブッダが他人を救うために取ったアプローチは、 精神科医が患者をカウンセリングするような 個人対個人のやり方であって、 教団のほかのメンバーにはなかなか 真似できなかった。 ブッダという人格はワン・アンド・オンリーで、 ブッダのような癒し手を養成で簡単に 増やすわけにはいかない。 しかし、教団のメンバーたちは、ブッダの教えを広め、 伝えなねばならぬという至上命題がある。 だから、ブッダ亡きあとも視野に入れて、 ブッダという人格に頼らない方法を 編み出さなければならなかった。 それがたとえば、寺院や仏像といった 形式を用いる方法だった」 「ダイバダッタはアジテーターだが ブッダはアジテーターではない」 よくブッダやキリストは自分を神聖化することを 望んでいなかったと言われる。 自分のようになれ、と。 現代では宗教はビジネスモデルの一つと言われる。 ロシア正教がプーチンと手を結んで戦争擁護したのは その顕著だろう。 仏教には興味ない。ブッダの思想に興味がある。 そういった意味で適した書だろう。
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投稿日 : 2022/12/07
冷淡でクールに見えるブッダの言葉
第8章「ワニの河」にある 「殺すかどうかは、おまえには関係ない」 というブッダの言葉が心に残った。 ブッダの命を奪おうとするアヒンサー。 ブッダを助けようとするアナンダ。 「アナンダやめなさい」(ブッダ) 「どうして…」「こいつはあなたを殺すぜ…」 (アナンダ) その後に発せられた言葉だ。 これはアヒンサーとブッダの問題であり、 アナンダには関係ないということ。 この一見冷ややかに思える「距離感」に ブッダ特有のものを思う。 そしてさらに 「自分のいいたいことを洗いざらいいうんだ。 心の中のものをすっかり」 「しゃべり終わればおまえは死ぬ」 「自分の罪に毎日もだえ苦しむおまえは それでこの世からいなくなるのだ」 「そして生まれ変わったおまえは別人だ。 新しい生きる道をさがすことになる」 とアヒンサーに説く。 日本の鎌倉時代、道元が将軍から「苦しい」と相談された時 すべてを捨てるよう助言した逸話を思い出す。 ブッダや禅では「捨てる」ことが要になる。 それが冷淡、クールにも見える。 だが悟りとか救いとは、そういうものなのだろうと思う。
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投稿日 : 2022/11/20
権力や社会での欲望ではなく、個人の自由を望むこと
「このところ隣国のコーサラ国のいやがらせが グッとふえとる。もちろんわが国をおこらせて いくさをさせ、一気に滅ぼしてのっとる気なんじゃ」 第6章「四門出遊」と第10章「バンダカの死」 での隣国コーサラ国の横暴が 現在のロシアのウクライナ侵攻を彷彿する。 多田道太郎となだいなだの対談に 「出家」とは「世俗の権力に対する欲望を 放棄する代わりに、ある種の自由を与えられる」※ という話があった。 なるほどそういう図式なのかと思った。
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投稿日 : 2022/11/16
ブッダを知りたければ漫画もありだ
宗教には興味がない。 ブッダの思想には興味がある。 小池龍之介の本を読んだのが最初だろうか。 以前禅に興味を持った時、濫読する中で 立松和平『禅師道元』を読んだ。 小説形式もありだなと思った。 竜馬を知りたければ司馬遼太郎を読むみたいな。 ブッダを知りたければ漫画もありだ。 そういうアプローチの仕方もある。 おぞましいロシアのウクライナ侵攻が始まって 9ヶ月がたった。 ウクライナ優勢とはいえ終戦はまだ見えない。 本書でコーサラ国が突然カピラヴァストゥを 襲うシーンがあり、ロシアの侵攻とダブった。 戦争が身近に感じられる現在が疎ましい。 早く終わるといい。
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